舛添大臣、期待していますよ。

　年金に絡む社会保険庁のいい加減さは、今まで度々報道されたとおりで、腹立たしさを通り越して、あきれるしかないが、ここに来てまたまた表沙汰になった年金着服問題には、思わず笑ってしまった。

　国民が汗水垂らして働いて納入した年金の掛け金を着服していたなんて、公務員としてのモラルを云々するような問題ではない。

　正に国民は、泥棒に年金の掛け金を預けていたことになり、この社会保険庁という役所の底なしとも言える腐敗ぶりには、心の底から怒りを覚える。

　聞けば社会保険庁の職員のみならず、市役所や町役場等の地方公共団体でも同じように多くの着服が行われており、我々国民は何を信じて生活すればいいのか、それぞれの組織の上に立つ者の責任は大きい。

　幸い、この度の内閣改造で厚生労働大臣に就任した舛添さんは、しっかりとした市民感覚をお持ちのようだし、行動力、実行力も兼ね備えたとても優秀な方だと以前から尊敬しているところである。

　正直なところ、これだけの数の不法行為、年月の経過等、すべてをつまびらかにすることは出来ないかも知れないが、予想される数々の困難を乗り越えて、是非ともこれら問題の解決に邁進していただきたいものである。

　舛添さん、期待していますよ。

　国民は、貴方の味方です。