道徳の副読本を読んでいたら、気になる物語が載っていました。
「ウサギ」。山奥の小学校のいたずらっ子。転校してきた優等生の女の子への鬱屈した思慕と羨望とが、彼女のランドセルに飼育していたうさぎを隠すという行動をとらせます。
彼女の鞄の中で、うさぎは死んだのではないか。家に帰って荷物とともに死骸が現れたのではないか。そう想像すると、いてもたってもいられなくなります。
でも、登校した彼女は、うさぎについて何も語らない。
そんな少年の後悔を扱う小説です。
で、どうなの、うさぎは生きてるの? 彼女はそのうさぎをどうしたのっ?
気になって気になって、この本、探しにいきました。南木佳士「冬物語」(文春文庫)。
後ろカバーの作品紹介には、こんなあらすじが。
「冬になるとウサギ釣りに熱中していた時期があった」
えっ、うさぎ釣り?!
……すみません、さすがにそんなものすごい話ではありませんてした。(正解には「ワカサギ釣り」でした。)
しかし、この悔恨がこういう展開になろうとは。
うさぎはどうなったのか尋ねることができないうちに、少女はまた転校していきます。
再会したのは予備校の教室でしたが、すっかりアンニュイになってしまった彼女に、親しい態度をとることはできません。
やがて彼の耳に届いたのは、彼女の訃報だったのでした。
「うさぎは寂しいと死んじゃうんだよ」
という台詞が、彼女の死と重ね合わされて展開しますが、うーん、これ、酒井法子ですよね。読み終えた翌朝、テレビに写っていてびっくりしました。
でも、この展開を知った上で「ウサギ」の授業ができるのでしょうか……。
とても不安です。
そんなことを考えていたら、夜中にまたもや大きな地震。地面のひびは前回を上回ります。
道徳の授業どころか、新学期がこういう状態で始まるのか。せっかく立て直しかけていたのに、生活はどうなるのか。
電気止まっています。
これから先が見えないのが不安です。
「冬物語」全体については、また読み終わってから。
「ウサギ」。山奥の小学校のいたずらっ子。転校してきた優等生の女の子への鬱屈した思慕と羨望とが、彼女のランドセルに飼育していたうさぎを隠すという行動をとらせます。
彼女の鞄の中で、うさぎは死んだのではないか。家に帰って荷物とともに死骸が現れたのではないか。そう想像すると、いてもたってもいられなくなります。
でも、登校した彼女は、うさぎについて何も語らない。
そんな少年の後悔を扱う小説です。
で、どうなの、うさぎは生きてるの? 彼女はそのうさぎをどうしたのっ?
気になって気になって、この本、探しにいきました。南木佳士「冬物語」(文春文庫)。
後ろカバーの作品紹介には、こんなあらすじが。
「冬になるとウサギ釣りに熱中していた時期があった」
えっ、うさぎ釣り?!
……すみません、さすがにそんなものすごい話ではありませんてした。(正解には「ワカサギ釣り」でした。)
しかし、この悔恨がこういう展開になろうとは。
うさぎはどうなったのか尋ねることができないうちに、少女はまた転校していきます。
再会したのは予備校の教室でしたが、すっかりアンニュイになってしまった彼女に、親しい態度をとることはできません。
やがて彼の耳に届いたのは、彼女の訃報だったのでした。
「うさぎは寂しいと死んじゃうんだよ」
という台詞が、彼女の死と重ね合わされて展開しますが、うーん、これ、酒井法子ですよね。読み終えた翌朝、テレビに写っていてびっくりしました。
でも、この展開を知った上で「ウサギ」の授業ができるのでしょうか……。
とても不安です。
そんなことを考えていたら、夜中にまたもや大きな地震。地面のひびは前回を上回ります。
道徳の授業どころか、新学期がこういう状態で始まるのか。せっかく立て直しかけていたのに、生活はどうなるのか。
電気止まっています。
これから先が見えないのが不安です。
「冬物語」全体については、また読み終わってから。