くじら図書館 いつかの読書日記

本の中 ふしぎな世界待っている

守屋周さん講演

2020-03-07 08:09:53 | 〈企画〉
 アナウンサーの守屋周さんをお迎えした講演会。

 今回話してもらったのは、緊張せずに人前で話すコツ。
① 慣れ
② 準備
③  開き直り
 の三点を意識するそうです。初めからスムーズにできる人はいない。いわゆる場数を踏むことで経験を積むのですね。
 また、練習や取材をして本番に臨むこと。
 失敗することを考えず、もうやるしかない、何も命に関わるわけでもないし、時間は決まっているからそのときがくれば必ず終わる。
 また、精緻な原稿よりも箇条書きのメモを作って、聞く人の反応を見ながら臨機応変に変えていく方がおもしろい話になると言っていました。
 いちばん前の列にいた女子は、「メモ一枚で一時間話せるなんて、さすがプロだと思った」と感心していました。

 アナウンサーの夢を持ったのは、中学生のとき。
 一週間ほど入院したことがあり、お母さんがイチロー選手の本を持ってきてくれた。そこに、夢を叶えるためには「逆算」で考える必要があると書いてあったので、アナウンサーになるなら大学は出ないとならない、進学校に入るためには今は勉強も生活もしっかりしないと! と決意したのだそうです。
 夢は必ずしも叶うとは言えない。でも、第一希望の夢が叶わなくとも、第二第三の夢が叶う可能性は充分にある。できないからと諦めてはいけない。自分も、キー局のアナウンサーにはなれなかったけど、地元地方局で採用された。大相撲実況は無理だけど、内定後に楽天が仙台を本拠地にしたから野球はできることになった。
 アナウンサーとして勤務できないとしても、結婚式場で司会者として生きていくのでもいいと思った、と話している姿、頼もしいですね。好きなことを、視野を広げて未定いくのって大事だと思います。

 アナウンサーの仕事柄、言葉に関わる話題も多くて、楽しい時間でした。
 守谷さん、今後も活躍をお祈りします!