やっぱり椰月さんは子どもを描くのがうまいなぁ。
「つながりの蔵」(角川書店)。小学五年生の日々を、もう四十過ぎた遼子が振り返る物語です。
遼子と幼なじみの美音、古いお屋敷に住む四葉ちゃんは、五年生で同じクラスになります。
美音は三年前に失った弟の死を引きずっており、遼子は認知症気味の祖母に忘れられてしまうのではないかと恐れています。
美音はクラスでぎくしゃくしていて
、昨年仲の良かった友人たちと離れてしまったことが気に入りません。
遼子は兄から、文化祭で上映する自主映画のために出演するように言われ、意に添わないもぐらの役をやらされてがっかりしているところに四葉ちゃんと会います。
お地蔵さんみたいでご詠歌もできる四葉ちゃん。遼子のおばあちゃんは、亡くなったおじいちゃんが四葉ちゃんの家の人と知り合いだったと言い、お父さんは「幽霊屋敷」だと言います。
遊びに行ったお家には、「鬼門」や「裏鬼門」、そしていわくありそうな蔵が。
遼子と美音は、この蔵で、やがて神秘的な体験をすることになりますが、それ以上に女の子たちの楽しさが伝わってくるのがいいんです。
わたしは今日、息子の文化祭に行ってきましたが、三人も遼子の兄の映画を見に行くのです。
息子の学校にもありましたよ。お化け屋敷や出店。わたしは科学部でスライムづくりに挑戦しましたが、うまくできませんでした。スライムの才能はないようです。
この本には餌を変えると青いザリガニになると書いてありました。息子よ、来年はこれを展示してはどうか。
もう二十年も前のこと。思い出がとてもきらきらしていて愛しいです。
四葉ちゃんの現在も想像してしまいますよね。
「つながりの蔵」(角川書店)。小学五年生の日々を、もう四十過ぎた遼子が振り返る物語です。
遼子と幼なじみの美音、古いお屋敷に住む四葉ちゃんは、五年生で同じクラスになります。
美音は三年前に失った弟の死を引きずっており、遼子は認知症気味の祖母に忘れられてしまうのではないかと恐れています。
美音はクラスでぎくしゃくしていて
、昨年仲の良かった友人たちと離れてしまったことが気に入りません。
遼子は兄から、文化祭で上映する自主映画のために出演するように言われ、意に添わないもぐらの役をやらされてがっかりしているところに四葉ちゃんと会います。
お地蔵さんみたいでご詠歌もできる四葉ちゃん。遼子のおばあちゃんは、亡くなったおじいちゃんが四葉ちゃんの家の人と知り合いだったと言い、お父さんは「幽霊屋敷」だと言います。
遊びに行ったお家には、「鬼門」や「裏鬼門」、そしていわくありそうな蔵が。
遼子と美音は、この蔵で、やがて神秘的な体験をすることになりますが、それ以上に女の子たちの楽しさが伝わってくるのがいいんです。
わたしは今日、息子の文化祭に行ってきましたが、三人も遼子の兄の映画を見に行くのです。
息子の学校にもありましたよ。お化け屋敷や出店。わたしは科学部でスライムづくりに挑戦しましたが、うまくできませんでした。スライムの才能はないようです。
この本には餌を変えると青いザリガニになると書いてありました。息子よ、来年はこれを展示してはどうか。
もう二十年も前のこと。思い出がとてもきらきらしていて愛しいです。
四葉ちゃんの現在も想像してしまいますよね。