『カーネーション』ますます快調ですね。
一つ一つの話は細やかにじっくりと描くのに
話から話への進みようが爽快、スピーディー。
それを可能にする演出・演技・・・
適切な伏線と細かい描写。
(二階に声をかけながら階段をドンドンと叩くとか
そうそうあったね、と思いました)
今日は次女の大変さが描かれ、他人ごとですから
笑えました。
いよいよあと少しで次女役に二宮さんの再登場ですね。
尾野さんとどんな風にからむか、と思うと楽しみで楽しみで。
◎
先日、産経新聞の署名入りコラムで『カーネーション』に
イチャモン?をつけていました。
洋装を薦めるべく仕事をしている者が自らは和服姿では
おかしい、というのです。
ジョークではないらしいので、驚きました。
近頃のエライ人は・・
(ま、これだから産経は一流になれないんだけど。
教育のレポートなど定評があった新聞なのですが
主張を前面に出す余りセンが細くなるのかなあ)
○
まず当時の社会をご存じないのか?
それとも歴史は曲げてもかくあるべしという画面にせよと
仰るのか?
昭和10年代であれば銀座でもご婦人は和服が多かった
のです。
その情景を曲げろとでも言いたいのですかねえ?
○
ついで、このエライ方は「仕事」ということを
分かっていないのではないか?
俗に紺屋の白袴と言います。
自分が作り出すものと作業のナリとは違って当然。
ファッションデザイナーがコレクションで発表するような
格好をして仕事せにゃなりませんか?
自分が生まれ育った働きやすい和服姿で仕事をするのが
糸子さんとしては当然のことなのです。
○
更には、営業ということを知らないのではないか?
普段和服を着ていた人がおそるおそる洋服に
手を出そうとしている時代です。
店の人間が立派な洋服を着ていたら近寄りがたい
でしょう。
上から目線で洋裁の普及を図るようなセンスは
コシノさんにはなかったはずです。
○
もしも産経のエライ方が上記を読まれたら
「これを書いた井上はバカだ。
俺の文は『カーネーション』を話のマクラにして」
などと仰るに違いありません。
譬えで文を書くとか、アナロジーで考えるとか
文章を書く人間ならば安易に使ってはいけない手法と
ご存じのハズです。
怪しげな新興宗教などが良く使う手ですからね。
譬えで話を進める文章は大変に危険です。
騙される人が出るオソレがあるから。
塾の人間が何か書く時なども要注意です。
(しばしば、そういうものを眼にしますね)
そのあたり、明日、もう少し書いてみます。
一つ一つの話は細やかにじっくりと描くのに
話から話への進みようが爽快、スピーディー。
それを可能にする演出・演技・・・
適切な伏線と細かい描写。
(二階に声をかけながら階段をドンドンと叩くとか
そうそうあったね、と思いました)
今日は次女の大変さが描かれ、他人ごとですから
笑えました。
いよいよあと少しで次女役に二宮さんの再登場ですね。
尾野さんとどんな風にからむか、と思うと楽しみで楽しみで。
◎
先日、産経新聞の署名入りコラムで『カーネーション』に
イチャモン?をつけていました。
洋装を薦めるべく仕事をしている者が自らは和服姿では
おかしい、というのです。
ジョークではないらしいので、驚きました。
近頃のエライ人は・・
(ま、これだから産経は一流になれないんだけど。
教育のレポートなど定評があった新聞なのですが
主張を前面に出す余りセンが細くなるのかなあ)
○
まず当時の社会をご存じないのか?
それとも歴史は曲げてもかくあるべしという画面にせよと
仰るのか?
昭和10年代であれば銀座でもご婦人は和服が多かった
のです。
その情景を曲げろとでも言いたいのですかねえ?
○
ついで、このエライ方は「仕事」ということを
分かっていないのではないか?
俗に紺屋の白袴と言います。
自分が作り出すものと作業のナリとは違って当然。
ファッションデザイナーがコレクションで発表するような
格好をして仕事せにゃなりませんか?
自分が生まれ育った働きやすい和服姿で仕事をするのが
糸子さんとしては当然のことなのです。
○
更には、営業ということを知らないのではないか?
普段和服を着ていた人がおそるおそる洋服に
手を出そうとしている時代です。
店の人間が立派な洋服を着ていたら近寄りがたい
でしょう。
上から目線で洋裁の普及を図るようなセンスは
コシノさんにはなかったはずです。
○
もしも産経のエライ方が上記を読まれたら
「これを書いた井上はバカだ。
俺の文は『カーネーション』を話のマクラにして」
などと仰るに違いありません。
譬えで文を書くとか、アナロジーで考えるとか
文章を書く人間ならば安易に使ってはいけない手法と
ご存じのハズです。
怪しげな新興宗教などが良く使う手ですからね。
譬えで話を進める文章は大変に危険です。
騙される人が出るオソレがあるから。
塾の人間が何か書く時なども要注意です。
(しばしば、そういうものを眼にしますね)
そのあたり、明日、もう少し書いてみます。