ネコの人?相

2007-10-31 10:46:15 | 塾あれこれ

今の家に移ってすぐカミサンが猫を飼いたいと言い
ました。
私はY塾に勤めていたし昼間時間が余るという
今では考えられない理由です。

知り合いに頼んで生まれたばかりのネコを探して貰い
彼女たちは、はるばる数十キロの旅をしてきました。

少しして近所の様子が分かり始めると、黒猫が沢山
いるのです。
西洋と違って日本では縁起が良いとされていますから
お目出度いことではありますが、そこらへんのノラと
同じ顔をしたネコをわざわざ、と拍子抜けしました。

汚い黒猫(失礼)と同じ顔をしたのが箱入り娘で
飼われている家は、やっぱりどこかヘンですね。


写真のネコは公園にいるノラです。
(掲載許可は取れませんでした。
 口頭でも、とお願いしてみましたがニャンとも)

これがわが「井上・まりあ・カラス」にウリ二つ。
機嫌が悪いときにこんな顔をしています。
カラちゃんに悪いけれど、ブサイク。

もちろん公園クロに近づけば警戒されます。
当然ですね。違う個体ですから。

逆に、彼らから人間を見るとどれもそっくりに
見えるのではないかなあ?
猫同士では全然違うのを我々が区別できないように。

個体が違えばもっとも違うのは脳です。

私を見て「いつも家にいるオッサン」と分かるのが
わが「まりあ・カラス」


ずっと一緒にいれば色々分かってきます。
ネコにも喜怒哀楽がありますね。
人とネコとの違いは案外小さいのではないか?

ネコは名前の通りよく寝ます。

寝言、よく言いますね。
夢も見ているようです。
口をモグモグさせて満足そうなこともあります。
タマには寝惚けたりもします。

喜怒哀楽では「哀」はあまりよく分かりません。
子供をなくしたときなどは悲しげに鳴きます。

淋しい感情は日常的に示しますね。

人間の脳に一人一人小さな宇宙があるように
ネコにも小さな宇宙がありそうです。
生きてきた歴史が詰まっています。

もちろん余りに強い擬人化は誤りの元。
人間は記号を操れるのでネコとは随分と違います。
どう同じでどう違うか、日を改めて。

行々子が消えた

2007-10-30 10:24:16 | 塾あれこれ

三波春夫の『大利根無情』
♪利根の川風よしきりの  前も書きました?
好きな歌なのです。

オオヨシキリの声を知らないと歌の感じが
掴みづらいかもしれません。


JR五日市駅は人の乗降も多く、賑わいがあります。
10分歩くと静かにバードウォッチングできるところ
でもあります。やはり田舎か。

辺りは近世からずっと干拓や埋めたてがなされており
江戸時代からみると海が大分遠くになっています。

写真に見えるのが吉見堤防。
十数年前まではその先は海でした。
今は人が住みはじめています。
手前は潮溜(跡)でしたがこの夏埋められました。

元はドブ川のイメージでした。
それでも?それ故に?小さな自然が残っていました。

この写真の場所で十年前に私は狐!を見ましたヨ。
時々1mの幅もない水溜でカモが遊んでいることも。


写真の真中から右よりの位置、堤防下に大きな木が
ありました。

巣があったのかは知りません。
たまにそこでオオヨシキリが鳴いていました。

ビックリするような大声ですよね。
本当に仰仰しい。(=行々子)

目の前が人家です。
「こんなところでも頑張ってるんだ」


まあそんな木が切られたわけです。
写真はオオヨシキリの墓場。

いずれ公園になるか、家が建つか。
だれも知らなくなります。

年収三百万の生活物価指数

2007-10-29 10:15:49 | 塾あれこれ
物価指数が実感にあうかどうか。
小売物価指数から消費者物価指数に変わって今迄より
生活感に近い指数が出ると思われました。

最近の消費者物価指数はまだ下落が続いています。
これは実感に合いませんね。

生活に密着したものは上がっているのに薄型テレビ
などが下がっているから総合するとこうなるとか。

分かったような分からないような話です。

年収によって購入するものは違います。
低ければ薄型テレビなど関係ありません。

ご家庭により違いはあるでしょうが
大きな消費傾向は計れるハズです。


「年収ン百万の生活物価指数」というものが欲しい
ですね。
消費者物価指数を出すわけですからそれほど経費が
かかるとも思えません。

上記のような数字が出ると、社会のありようも変わる
はずです。
金持度貧乏度別消費物価指数とでもいうもの。

総合指数だのコア指数だのというより有効だと
思いますがねえ。

素人の居酒屋談義でした。


石油関係品、食料品など値が上がっています。
今年の初めくらいから顕著になってきましたね。

新聞など、対策を特集しています。

スーパーの安売りをチェックしよう、とか
自分で作ろうとか。

「中食」など個人で作るとかえって高くつく場合
もありますが、経費や利益がかかっているものより
家庭で作るほうが安いに決まっています。

ゴミも減るしね。

対策はしなければなりません。

ところがすでにムダを排してきている貧乏人は
考えられるようなことは実行しています。

そこへ2ケタの物価高はつらい。

贅肉を落としているやせっぽちに更なるダイエット
というのはキツイものです。
病気になるかもしれません。

はねトびの経済学

2007-10-28 11:01:36 | 塾あれこれ
はねるのトびらは面白いですね。
ダイタイソーのコーナーは大人でも楽しめます。
高そうだけど100円、もあれば
100円にしか見えない高価格商品もある。

笑いつつ価格とは何だという経済の勉強ができます。
本を読まなくても価格とは交換価値だと実感。


古くは
「がっちり買いまショー」
「世界まるごとハウマッチ」
「お宝鑑定団」

これがお幾ら?というものはヒットします。
人は交換価値で決まる価格のどこかに納得していない
ところがあるのでしょう。


庶民から見る交換価値には3段階ありそうです。

1 お互いが納得する交換価値
2 世間が保障する=当人には分からない交換価値
3 やむをえず認めさせられる交換価値

2では贈答品とか政治家に贈る絵とか。
価格変動があり、将来安くなるものもあります。
有名画家の絵がその死後、値が下がり続けるとかね。

3は「はねトび」で豚地じゃなかった塚地が陥る
アレです。一見2のようで実は3の状態です。

ある商品の値段が高くなると1から3に移行します。
けっきょく買うので1だろう、とは学者の言い分。
(だから経済学は実効性が薄い・・?)

3は投機とかインフレなどでも起きます。
少なくとも政治の世界で反動が出やすくなりますから
エライ方も気をつけておられます。
が、悪性インフレになると人知を超えます。

売れている芸人以外は3が我慢できないでしょう。


生活必需品でインフレが始まっています。
投機マネーがきっかけですがいずれ納まる保障は
ありません。

いつか米騒動の世界版が起きるかもしれません。

日本もそのとき初めて食料安保の重要性に
気付くでしょうね。遅いけど。

2007-10-27 10:27:41 | 句など

もう桜葉が色づきかけています。
代赭色の葉に夕日がさすと、ぱーっと燃えますね。

近所の小さな山も紅葉が進んでいます。
比較的暖かい海辺なのに。
気象庁が言うより早まるかもしれないですね。


準備が終わって時間があると散歩します。
染まり始めた山の遠望も中々ですが川が気持いい。

『鳥行きて水面騒がすボラの稚魚』

いつにも増してボラが多いようです。
沢山いても鳥にまで嫌われているようで子供の
鷺くらいしか突ついていません。

昔、近くの居酒屋でボラの刺身を頂きましたが
この辺りのは汚染されクサイとか聞きます。
食える魚なら人間が放っておかないですよね。
釣り人は見かけません。


スタコラ散歩をしていると川辺に立っていた
オジイサンと目が合ってしまった。

「あれはボラですかの」

から始まってイロイロお尋ねになります。
次第に口頭試問の空気になってきた。

(カラスミの作り方など知りません。)

4時にはシャワー。時間が迫っています。
申し訳ないけれども切り上げさせて頂きました。

「近頃のモンは」と思われたかもしれない。

やだ、鼻毛でてる

2007-10-26 10:33:03 | 塾あれこれ
私を指差してカミサンが叫びました。
「やだ、鼻毛でてる!」

JRの車中です。何と言うことを大声で・・

化粧品は一切使わない私ですが、外出の前は
一応のチェックはしています。

心中(そんな・・)
でも、カミサンが正しい。

カールして長い毛は神出鬼没なのでありました。
くそっ


ワープロ時代からすると長い年月ディスプレイ画面を
使って仕事をしてきました。
四半世紀は経っています。1日当りも長時間。

年齢的に目の機能も落ちかける時期にワープロを始め
たのでガタが来易かったのか、目が悪くなりました。

それでもTVなどある程度見てしまいますね。
映画の代用品という意味もありますので。


眼鏡は鬱陶しい。
仕事のとき以外はなるべく掛けません。

平生は眼鏡なしでなんとか用が足ります。
(きつい時もある)
スーパーなどで商品の内容説明など読めませんね。

我慢していますが視力は確実に落ちています。
先の鼻毛事件も目が良ければ防げたかもしれません。


洗面のときは眼鏡ナシです。
鏡を見るのはこのときだけです。
見ると気持わるくなるので。

男も顔に責任をとる年齢なのでしょうが、
だからこそ!見たくないのです。

ただ、塾と言うのは一種の客商売ですね。

今までも臭いなどは気をつけました。
クサイ食べ物は避け、仕事前はシャワーをし
口臭予防液で仕事中でもうがいをします。


それが、先日心底驚いた!

たまたま髭を剃り洗顔をしたあと眼鏡で我バカ面を
見てしまったのです。

何という汚い顔。
想像をはるかに超えていました。

イケメンになる必要はないけれども不快感は与えない
くらいにはしておかねばなりません。
繰り返しますが客商売ではないか。


白髪というものは何故ひょろひょろ生え散らかす?
マユにはM元総理大臣のような気配が見えはじめ
耳からも鼻からも何やら覗いております。

ここで言訳をしておきますが日本人って鼻毛を気に
しすぎていませんか?
外国人はそんなに気にしていないようです。
米国のマンスフィールド大使が鼻毛でTVに出てたし
ビートルズのポールも映画で鼻毛出してたし・・・


こちらが「気にしすぎ」と思っても相手が不快に
なることは避けねばなりません。

鏡を見たときの顔面と言えば
剃残し、吹き出物 老人斑 メヤニ ハナクソ etc
あらゆるものを備えております。
そのワリに脂症やフケは引き続いていて「枯れ」ませ
ん。なんということでしょー。

まあ、この顔をじっと見つめる生徒などいませんから
「事件性」は小さいと思いますけれども。

個別形式の塾は集団授業形式より距離が近くなるので
気をつけなければなりません。


昔あるとき立派な先生のズボンに飯粒がついていた。
いちおうオシャレな方だった。
なぜか寂しさがつのりました。

今、自分のズボンがあやしー。
トシはとりたくないものです。

爆笑問題を食ったオジサン

2007-10-25 10:49:38 | 塾あれこれ
先日放映されたTV番組です。

『爆笑問題のニッポンの教養』

これはタイトルに反して教養番組ではなくバラエティ
だということです。

道理で中途半端ですね。
太田さんも発想がワンパタンだし立派な先生の仕事を
30分で紹介しきれるわけではないし、
結局「ということもあるかもしれない」という
呑み屋談義に近いところでお茶を濁しているカンが
あります。


今回は上野川教授の「腸管免疫学」でした。

例によって研究室で教授と爆笑問題がトークします。
同じ部屋の隅に関係者が何人かいるのも写りました。

椅子にどかっと座っている50がらみのオジサン。
大学の人とは思えない人相風体です。

喩えれば1970年代、町の不動産屋で、多少ヤバイ
物件も扱おうかという人物に似ています。(外見)

固定カメラが太田を捉えると左隅に上記のオッサンが
小さく映るのです。ほぼ顔だけ。

普段ならテレビに映らない側の人間がたまたま出演?
もちろん当人は気付いていないでしょう。
小さな固定カメラですから。


その人が何か喰っているのですね。
しきりに口を動かしています。

同じ部屋でトークのお仕事を頑張っておられるのに
一人別の世界に行っておられる。

これがまたしばしば登場されます。
1回の時間は本当に短いですが、回数は10回近く
映ったのではないでしょうか。
その度に「喰ってる」。

途中からこちらが気になってきました。
最後まで喰っていました。

終わり頃チューインガムかな、と思いつきましたが
ガムならもっともぐもぐだろうと。
スルメでも食ってる口の動きなのです。


研究室にはずいぶん沢山のカメラを置いていました
から、気に入らなければ「オジサンのカット」は
ほかに代えられたハズです。

そうしないで流したと言うことは意図的演出か?
それならNHKも凄いぞ。
要チェックの番組かもしれません・・

NHKのニュースで教育に詳しい方が

2007-10-24 22:17:25 | 塾あれこれ
本日のNHKテレビのニュースで先の全国学力テストの
結果に触れました。

『活用』が十分できない、という結果について

アナウンサー「教育に詳しい○○さんに伺いました」

○○氏「日本はもともと活用を教える文化が十分に
   考えられてこなかったので・・」

とゆーことはナニでしょうか、
昔から我々も先人も「活用力」はなかったので
今の教育に限った問題ではない、と???

まあ、私たちの頃は「応用」でしたから
「活用」力はなかったのかもしれません。

いや、驚きました。
○○氏も大したものですがニュースでそのコメントを
流しますか?

子供たちの活用力を考える前に
マスメディアや教育問題の先生方の基本的な思考力を
問うべきであろうと思いますが・・

世も末ですね。

昨日の日記

2007-10-24 10:23:30 | 塾あれこれ
ブログらしく昨日の日記です。

小さなセミナーに出て勉強しました。
無料しか行かない・・私です。

相手方の出血大サービスなのです。
当塾で使わせて頂いているeラーニングシステムの
開発販売両社が催して下さいました。


こういう場合、フツーはつまらない話、おおお失礼
ツマランではなく「よく知っているぞ」が多いけれど
昨日は別でした。

そのまま新書1冊書けるぞという内容!
いまどき珍しいサービスですね。

通常は、いくつかの気の利いたフレーズで講演を
組み立て、雑多な話でつなぐものが目立ちます。
つまり「ツマラン」

昨日は「内内の」セミナーであったのである程度
つっこんだ話もしやすかったのでしょう。


悪口を言いますが、コンサルタント業の中には
占い師まがいのイメージをうける方がおられます。

組織の状況を分析して建設的な案をさぐるタイプは
別でしょうが、自分の考えを実現させるのに夢中な
方がおられます。
これは危ない。無責任。

失敗しても言訳はゴマンと作れますからね。

傾いたからコンサルを頼んだのか
頼んだから傾きが止まらなくなったのか・・

私も、とある組織でコンサルタントに大いに反発し
「だったら、お前やってみろ」と思いました。

・・そう言って辞めるような勇気が無かった情けなさ。


ともかく昨日の話は勉強になりました。
コンサルタントでないから良かったか?

何が勉強になったか、はナイショ。←ケチな私です。

多少総花的になるのはセミナーというものの宿命。
自分のケースに直接当てはまらないことが多いのも
当然の話です。

ある意味で、当塾の小人数個別の形態、組織はナシ、
では昨日の話は直接関係がないものがほとんどとも
いえました。
それでも大変に勉強になった。

組織で仕事をしてもここまでサービスをしようと
している、ということが分かったのです。
こちらの不勉強もあったでしょうが。

ナニナニのサービスをするという具体的な話は
ここではどうでもよい、といえば叱られますか。
大切なことは仕事をするハート!強い意思!
そして智恵。実行力。

小さな処もノンビリとしてはいられません。
こちらのほうが小回りがきく、なんて思っていると
認識不足になります。

1haって広いよ

2007-10-23 09:12:49 | 塾あれこれ
直線で100mとれる運動場がある学校は少ないでしょう。
陸上競技場でも端から端まで必要です。

100mの正方形となるとかなり広い!
これが1ha、昔風に言えば1町歩です。

この広さがあれば昔なら田んぼで食っていけた。
小学校の頃、そう教わりました。
今は様子が違います。
農業ではやって行けない。


国勢図会によると2005年の米収穫量は平均で
1ha当り6.7トンです。
1俵60kgで110俵とれるのです。
昔より随分増えていますね。

同じ国勢図会で耕地面積を見ますと全国平均で
1.3ha、販売農家だけでは1.8haになります。

販売農家の平均が約200俵ということです。
(6700kg×1.8÷60)

今、1俵いくらで売れると思います?

少し数字がウルサイですね。

コメで農家は経営できないという話です。
ざっとした話ですから数字が大雑把になるところ
があると思いますが、お許し下さい。

売りの価格が生産コストを下回りそうなのです。

今、高く売れる米で1俵1万4千円程度らしい。
平成に入った頃は2万円だったのに。

生産費が1俵1万1千円くらい。
高く売れて手元に1俵で3千円残ります。
200俵とれて3000×200=60万!
これで生活できますか?


日本の一人当りの年間所得がおよそ300万円。
夫婦で600万が実感に合うかはさておき
農業との違いはどうでしょう。。
夫婦で200俵、60万・・・

もちろんコメ以外の収入をなんとかして営農を
続けておられるのです。

2等以下、或いはブランドでないコメは生産費以下
でしか売れません。

多少の補助や融資があっても焼け石に水でしょう。


消費者がスーパーで買うコメが10kg5000円くらいで
しょうか。モチロン高いのも安いのもあると思います
が計算し易いので5000円とします。

農家が直接売れば1俵3万円になります。
(玄米→白米の歩留など、細かい話は面倒=除外)

ただし精米関係の費用、流通費などさまざまな経費が
かかります。

乱暴ですがそれを0円にしたとします。
1俵2万弱の収入ですね。
200俵でやっと400万円にこぎつけます。
あとは出稼ぎや副業で稼ぎましょう。

気象条件など悪い年もあります。
農業って大変ですよね。


世界的に農業はキツイと聞きます。
それにしても、なんていう国でしょう。

政治家は日本は自動車を作って小麦を輸入すれば
よい、としか考えていないのではないか?

農業の大規模化を進め国際競争力を高めよと
東大のH先生は言われますが、本気で米国や中国と
戦えると思っているのでしょうかね。

構造改革で農業はどうなってしまった?
上げるべき自給率はまだ下がりつづけています。

食の安全保障はどうなってるんでしょう。
米国に首根っこを抑えられたままです。
ウヨクはこれをこそ憤るべきでしょう。


この国の農業を、子供にどう教えますか?