フィンランドの成功した教育を日本にそのまま輸入はできません。
聞きかじりによると、かの地の教育に日本からの影
響があるそうです。
でも当然ながら日本式そのままではありません。
フィンランドは自国の文化社会状況に引きつけて良
いものを作りあげたから成功したのでしょう。
国家が厳しい状況にあり現在も教育に力を注がねば国がたちゆき難いフィンランドと日本では社会状況
だけでも大きな違いがあります。
現在の日本は経済的に豊かなので子供に潜在的な
競争力、向上心が生まれてきづらいのです。
「ですから」フィンランドをまねて競争を捨てれば
良いという考えは現在の日本では機能しません。
フィンランドの社会状況に合致した教育が日本では
どうか、慎重に考えて行くべきですね。
もちろん取り入れるべき、或いは強化すべき教育法
はたくさんあるはずですがオイシイトコ取リでなく
充分な検討が必要でしょう。
◎
そもそも教育の効果測定がどれほどの情報をもたら
すのか、そこを考えておかないとわずかなテストで
適当な結論を押しつけられてしまいます。
アンケートなども同様です。
一定範囲のことオオザッパなことしか測定できない
のです。
そんな簡単な調査で分かってたまるか、が現場の
本音ではないでしょうか。
○
調査が必要でないと言うのではありません。
評価のことも考えておかないと時の勢いに流され
右往左往するのです。
(ずいぶんしてきましたね)
◎
写真は梅雨待ち顔のアジサイ。
小さな庭も緑でいっぱいです。