談志は下手だった

立川談志は下手でした。

噺家としては一つのやりかたでしょうが
古典落語をする必要のないところまで
行ってしまった。

他の一流どころが揃う落語会にも滅多に出ず
自分のファンだけを相手にしていたようでした。

新宿の末広に出たときに普通の寄席の客に
どうであったか。

高座に上がった時は大変な拍手でした。
まくらも談志らしく、信念をこめて喋りウケたの
ですが、話の本体に入ると、滅茶苦茶です。
笑いもとれない。
人も描けない。
談志の言い分も伝わらない。

客席は完全にダレてしまいました。

さすが末広の客は芸に厳しいですね。
私も途中で帰ろうかと思ったくらいです。

革新の信念があるのなら貫けばよいものを
半端に、当人は寄席の客に分かり易くしたつもり
かもしれませんが、やってることは手抜きです。

新しいものも提示できず、古典の破壊もできない、
正当な話では下手なのです。

五代目小さんのあとを継ぐつもりが
落語の巧さで小三治に抜かれてしまい
ならばと一門を飛び出しちゃった。

負け犬ですがマスメディアに知られるような
言動が、飛び出し後も一定の客を呼んではいたようです。

政治家になってみたり、ね。

噺家である自分がそんなことをして恥ずかしくない？

八代目正蔵（彦六）は若いころの談志を評価して
いました。向かう方向は違うけれど才能が
あふれているところに期待したのです。
何度も文章にしています。

晩年は完全に談志を否定していましたね。

○
志ん朝が落語界に出てきて完全に行き場がなくなり
晩年は敗北感ばかりを味わっていたようです。

再び取り上げられるようになったのは没後。
下手な噺を知らない人間が増えてからです。

さすが米国

日韓の外交関係を修復しようとする今回の
岸田訪韓、成果には様々な意見がありそうです。

韓国でも強硬派は満足せず抗議の声をあげ
日本でも一部タカ派は不満そうです。
「なぜそこまで譲歩するか」

米国は歓迎ムードが強そうですね。

日韓がもめていると米国の極東戦略が狂うのです。
もうイイカゲンにしろ、と叱責され
それをバネにして難しい状況を打開しようとしたのが
韓国であり日本であります。

今回の主役は米国。

一見、良さそうに見えて課題は山ほどありそうです。

韓国がいま弱いですから、日本はもう少し粘っても
という気もしますが、それだと韓国が反発しそう。

これ以降も韓国は手を変え品を変え持ちだしてくるでしょう。
今回の歯止めだって、ほぼ役には立ちません。

海外へ向け、日本の立場が多少通じやすくなるくらい。

○
すでに中国も金をくれ、と言ってるようですし
台湾もインドネシアも・・・次から次へと日本に
持ちかけてくるでしょう。

大変な外交課題ですが、できるだけ早く解決を
したいものです。

すでに存在した恥ずかしい歴史も認めねば、
ドイツのように徹底してやれば、大勢の小者は
見逃してもらえるのです。

アマゾンVS仏教会

アマゾンの新しいサービスに仏教会が
クレームをつけているそうです。

宗教なのか金儲けなのか、これから先も対立したまま
問題の根幹は変わらないのでは、と思います。

宗教行為をメイル一本で派遣しちゃうのも問題。

ただ、国民の多くが宗教を護るというより
世間の目を気にする行為ならば有難さもありません。

アマゾンでも何でも構わない、手軽なほうへ、と
なるのも必然でしょう。

一方、お寺さんとしては死活問題です。
収入を持って行かれるのです。
お金は、寺を維持するだけでも大変でしょう。

近年は仏事をしなくなっている傾向が強いので
切り盛りは余計に大変です。

○
私は、いくぶんかだけでも残っている宗教性を
大切にしたいと考えます。

私はどうであれ、父母、祖父母・・みんな
宗教としての仏教に一定の信頼をおいていた筈です。

その人たちの遺志は大切にしてあげたいですから。

○
大きく言えば、外国の企業が日本古来の宗教を
骨抜きにしようとしている、とも思えます。

ＴＰＰ後の日本を伺わせる事態ですね。

レッテル貼り

自分のとらない立場へ向け悪口を吐く人が
多いですね。
巧妙なレッテル貼りもなされます。

意図して言ってるなら品がない奴ですし
意図していない、なら相当の馬鹿ものです。

大学のセンセとかマスメディアの偉いさんにも多いようで、
専門以外についてバカなのはまだしも
専門についてすらバカ、っちゅーのは、どうなんだろ。

たぶんワザと大言を吐いてるのでしょう。
政治家と同じ「悪い人間」です。

なお、専門外についてあれこれ言えるちゅーのも、ね。

○
最近目立つのは「９条」批判です。
みんなして同じことを言い触れまわっています。

「９条と唱えていれば平和だ、とあなたは信じるか？」
という言い方で、相手のイメージを（信じられないほど）
の非現実的な低レベルと決めつけるのです。

物事を大雑把にＹＥＳ　ＮＯとふた手に分けるのも愚劣。
人というものを下劣に見ている証拠ではないでしょうか。

みんな悩みながら、戦争とは、自衛とは、・・等々を考え
途中ではあれ、それぞれに結論を出して生きてきたのです。
９条を擁護する側が、みなお題目派と言えますか？

そうでないなら、唱えるだけで国の安全が守れるか、は
戦前の「非国民」のレッテル貼りと良く似ています。
問答無用で決めつけてしまう。
日本ではよく見かける光景のようです。
論理が甘すぎるのですね。

○
９条の問題では、戦後の米国が日本支配を修正したことと
自民党が憲法改正をせず、自衛隊という現実を作り上げ
形式的な憲法違反をやってのけたことが
事態を混乱させたのです。

政治の長期的なトリックですね。

理想が見えていないことも大きいのでしょう。

長期的には減軍備でも、目先、自衛隊は必要
などという案もありえます。

○
まずは日本を支配している米国からの自立が
最大の課題ですね。

チンピラに金は×

チンピラってのは厄介です。
隣に住んでいればなおさら。

住民としては、付き合わねばなりません、
けれど相手はチンピラ、我々とはセンスが違います。

いちゃもんをつけては「利」を求めますね。

今回も結局は金、のようです。

○
あれで終わりだと約束したじゃないか、
こんなセリフもカエルのつらに何とやら。

やれ、これは範疇が違う、だの
新しい事態だ、だの言って
人さまの目に着くようにイヤガラセをします。

以前金を渡したことも、そちらが悪いから金を
出したのだ、と必ず言います。

そう、金は一時しのぎの役にしかたちません。

いつかピシっと終わらせなければ。

と言ってもシツコイでしょうね。
負け続けた民族の根性は曲がりくねってる。

○
ここんとこ自国の経済が振るわないものだから
取敢えずは大人しくしておこう、というだけ。

日本もできれば付き合いたくないのでしょうが
親分＝米国の意向も尊重せねばいけません。

そっと

『暮のあさバッハは流れ猫眠る』


『ひさかたの明るき暮を寝坊する』


『もう一枚バッハ流さむ猫眠る』

今年のドラマ

何だか、ぼーっとしている間に年末、
事故にも遭わず、皆さんのおかげです。

パーキンソンの薬が、脳をぼやけさせるのか
はたまた、加齢が進行している所為なのか
ひと月が早い！

もともと「ぼんやり」が得意技でしたが
このまま進んでいつか死ぬってのは
冴えない話ですよね。

◎
今年のドラマを振り返る、つもりでしたが
ぼんやりと横道へそれました。

今年、当ブログで触れたドラマは

『問題のあるレストラン』
『天皇の料理番』
『６４』
『下町ロケット』

と、朝ドラ。

○
久しぶりに朝ドラが悪くないですね。
ＮＨＫに金を返せと言いたい駄作が続いていました。

『あさが来た』はまずまずの出来です。
私が新聞から眼をあげ、ＴＶを見る時間が増えました。

なんと言っても脚本が良いのでしょう。
主人公の役者さんが、もっとキレる感じでしたら
嫌味になるところ、ぼんやりタイプに演じています。

ドロドロした感じがなくて、結構です。

○
ＮＨＫのドラマでは『６４』の他にも
まずまずの物が多かったようです。

民放が悪すぎるのも一因でしょうね。

ドラマに限らずＴＶはひどい。

喜んでいるのは菅と安倍くらいでしょう。

日本人が馬鹿になっていくのを喜ぶなんて。

我Ｘmas

私が小さいころからすでにＸマスを日本で
「祝う」ことがされていました。

ま、サラリーマンがキャバレーなどで飲む口実にし
子どもたちはケーキを貰えるので喜ばしい、
こういう物質的な、決して精神的ではない、
そこのところが大変に日本的です。

しつこく書いていて恐縮ですが
我が家はクリスマスに何か、なんて余裕はなく
親も子供へのケーキが買えない年もありましたね。

もっとも、我が家で調達できるくらいの安物は
子供でも分かる「美味しくない」ものでした。

アイスのケーキも一時期はやりましたね。

○
現在の我家もクリスマスには無縁です。

子供がいれば違うのでしょうが。
ジジババの二人家では、ケーキはしんどい。

この時期、ちょこっとだけ買うのもミジメだし、
「うちはクリスチャンじゃないの」と
自分自身に言い聞かせております。

○
お正月も何もしません。
朝の雑煮以外はまったく普通です。

正月用の高いものを買う気になれませんよね。

三江線

三江線に廃止の声が出ているようです。

良いんだけれどね。

ＪＲ西日本ってのはロクなもんじゃないようです。
住民のためという発想はないのでしょうかね。

日本一辛い黄金一味仕込みのビーフカレー

レトルトカレーをあれこれ探しています。

ＴＶでマツコが美味いと言ったので買ってみました。

確かに辛い、もしこれ以上辛いものがあっても
私は食べられないでしょう。
ぎりぎりの辛さでしたね。

○
無印良品のグリンカレーも同じくらい辛いけれど
辛さの質が違います。

麺類を食べるにはグリンカレーのほうが
使い勝手が良さそうです。

勝手な話ですが、辛さは自分で加えられますから
旨味の強いカレーが欲しいですね。

そういう意味で雲仙麦酒カレーは良かった。

○
「日本一～」は一応、常備の候補にしておきます。