信念より実績・・?

2011-11-12 19:34:02 | 塾あれこれ
信念があるといっても本当に立派な方から
そんなのじつは一向にないくせに「ある」という人まで
様々にいらっしゃるようです。
自己暗示にかかってる・・なんて始末に負えない人も。

そこで、理論・理屈より(実績)かもしれません。

塾で、よくある実績が「どこそこ何名」とか「受験者中何%合格」

未だに合格者数の水増しなどもあるようですが
それがなくても利用者が留意しなければならないことが
あります。

一番分かり易いのが、塾は通りそうな生徒を集めれば勝ち
ということでしょう。
「落ちたら月謝を戻します」なんて宣伝も
そのことを裏付けることになりますね。

どうやって生徒を集めるか、やっきです。
とにかく通りそうな生徒が欲しいからそんなことまで。
誰が教えたって、通りそうな子は「自分で」通るのです。

絶対数ではなく、合格率の実績で勝負する塾では
通りそうもない子が辞めさせられた、という話もあります。
(真偽のほどは確認できませんが直接保護者から聞きました)

普通の大手塾はそれは考えにくいですね。

だって、通りそうもない子が払ってくれる月謝こそが
利潤を生むのですから。

この塾からはこれだけ通っているから、
なんとかなるかもしれないという「信念」はいかが?
金を払うだけでないことをお祈りします。


偏差値が塾へ通うとアップした、というのは
実績としてどうでしょう。

塾へ通い始めた「から」上がるので、どこの塾でも構わない
のかもしれません。

塾にとって都合が良いことにAとBの塾を比較することが
大変に難しいということがあります。
一人の人間を同時にAB両方に通わすことができませんから
厳密な実績比較ができないのですよね。


上記は主に受験実績をイメージして書いておりますが
例えば、東大に入ったあとまったく冴えないという人に
なってほしいですか?

受験の合格実績だけでは余りにも生徒が可哀そうです。

やはり勉強は一生に関わりますね。

そうすると教育の結果が出るのは人が晩年になってから
ということが多くなります。

私だって小学校のT先生が本当に有り難いと分かったのは
還暦前後にふかく実感できたことです。

数十年待たないと「実績」は分からないのです。

教えて下さった方が存命かどうか。
塾が存続しているかどうか。

それだけの年数が必要であるものならば
実績で塾を選ぶという事は至難のワザになります。