新しい通信制コースが広島工大高に

2010-11-30 19:44:20 | 塾あれこれ
本日、青葉学習館の主催する集まりで
広島工大高の玉田校長のお話を承りました。

大変に勉強になったのですがブログに載せたい第一が
来春からの新しいコースについて、です。

「エンカレッジコース」という通信制課程。
男女共学の普通科です。
大変によく考えられたコースのようなので
今まで困っていた人には朗報と思います。

詳しくは広島工業大学高等学校の説明会が来年にあると
のお話でしたので高校のホームページに決まり次第
案内が載せられると思います。

これまでの通信制学校とはかなり違うコースが
出来るようですね。

豊かな緑の中の広いキャンパス。(沼田です)
自立を導く、きめ細かい体制。
体験型新教科の大胆な導入。
・・など期待できそうなことが沢山用意されそうです。

新しい学校で、新しくスタートすることができるのも
嬉しいことです。

意欲がある人であれば年齢制限などもないそうですから
定員がいっぱいになる前に出発できるとよいかも
しれませんね。


『漆の文化史』

2010-11-29 17:10:06 | 本の話
四柳嘉章著、岩波新書『漆の文化史』

漆も知っているような気がするものの
一つです。

英語でジャパンというくらいだ、とか
縄文時代から日本でも作られていたとか。

日本の伝統工芸を代表すものでもあり
日々使うものでもあります。

山を歩いてウルシにかぶれた、ということも
私たちの子供時代にはありましたね。

漆は身近とはいえ、知らないことも多いと実感させる
本でした。
この年になって知らないことだらけというのも
情けない話ですけれども。


人間の技術というものは特別なことを除いては
進歩するものです。

縄文土器→弥生土器→陶器→磁器のように
時代とともに技術や品質が上がっていきますね。

では、ここに異なる遺跡からでた二種類の漆器が
ありますが、それぞれ何時代か当ててみてください。
賞品は出ません。

A 下地塗りは柿渋 上塗りが2層の漆 

B 下地が漆2層 上塗りが7層の漆

答えは
Aが中世たとえば鎌倉時代以降
Bが何と縄文時代

Bの例として三内丸山の腕輪を挙げておられます。

中世にくだる方が木も安い代用品、古代のほうが
良い木でしっかりとした多層塗なのです。
もちろん古いほうが「持ち」がよろしい。

筆者によると「今日の(漆塗りの)技術の基本は
すでに縄文人が完成させていた」

漆の木を管理栽培し、樹液を精製加工(なやし、くろめ)
丁寧に濾して多層塗しています。
温度や湿度の管理、一層塗るたびの研ぎ出し・・

では中世ではなぜ「手抜き」に「落ちた」のか?
一般の人の手に入るように安価な普及品の多量生産が
始まっていたのです。

時代が下る方が良い物が出土するなんてシロートの
イメージなのでした。

場合により様々なのですね。

それにしても縄文のポシェットといい上記の腕輪といい
「狩猟採集の縄文人」というイメージとは違う立派な
文化を育てていたものですね。


近世の輪島塗そのほかの話も興味深いもので
読んで得する一冊でした。

キクイモ危険

2010-11-28 10:39:14 | 食べる
ガス爆発。危険!

今スーパーでも見かけますがキクイモ。
見かけはショウガみたいですね。

ご近所の家庭菜園で栽培されているものを頂きました。
我が家は小食で、そのワリには多量です。

初めてのイモですからネットで調べますと日持ちが
しないと書いてあります。
早めに食べなければなりませんね。

ウワサでは体に良いと聞いていました。
慣れないと食べづらいとも。

水に晒してアクをぬきキンピラを作ってもらいますと
シャキシャキして食べられます。
心配することはなかったようでアクは気になりません。
(皮を取ったりするカミサンの指は少し黒くなるとか)

うむ、これで健康食品とは優れモノです。
慣れたら水に晒さずナマで食べられそう。

大きな袋で頂いたので色々作ってもらいました。

味噌漬け、早漬で1日で食べられます。美味い。
掻揚げ。食感が変わってこれも頂けますね。

大量にできたので次の日の昼に持ち越し天麩羅蕎麦。
(楽天で買いだめしてある寒河江蕎麦が好物です。
 ちなみに、乾麺だけ買えるのがよいですね。)

その日の夜はグラタン。旨かった。


ここまでは良かった。

何も知らないと云うのはコワイもので。。
地獄が待っているとはつゆ知らず。

眠くなるころからお腹が張っていました。
眠っていて悪夢で目覚めトイレに。

ガス爆発。

人生で最大の音量、
最長のガス噴出時間であります。長い長い。

2時間してまた下腹痛。
ガスなのか「本体」なのか分からないから、
うかつにリキめません。

トイレで再度、ガス爆発。

24時間で何度トイレに行ったことか。
初めは病気を疑っちゃいましたよ。
胃腸が痛くなり易い体質です。

カミサンもガスで苦しんだとか。


後でネットを調べると、食物繊維が多いので
体によい、とか。
ガスも出ますわな。

普段繊維分が多い食生活をしていますから
必要以上に摂取しなくてもよかったのに。


教訓。
「偏って食べすぎはよくない」

キクイモ栽培の方、悪口じゃありませんので
お許しください。
旨いし健康にも大変良さそうですね。
今のとこスーパーじゃ安いし良いことづくめ。

日韓図書協定

2010-11-27 10:31:11 | 塾あれこれ
宮内庁にある『朝鮮王朝儀軌』などの文書を
韓国に「戻す」ことを菅首相が言いだしたと
8月くらいにニュースがありました。

今月14日に李大統領と合意し「日韓図書協定」に調印
1200を超える文書が「返還」されるそうです。

これには個人的に厳しい感想があるのですが
書くチャンスがないまま(過激になりそうで)いると
砲撃事件でしょ。
なんだか書きにくくなっちゃった。
ネタギレだというのに。

今国会で法案通過率が悪いと云うニュースとともに
日韓図書協定も国会承認が見送りになるという報道が
なされています。

まあ、野党は反対するでしょうね。
菅首相の韓国へのプレゼントだから。

政治の世界はどこでも同じだと思いますが
自腹を切らずに贈り物をしますね。
場合によっては(喰い物)にする・・

要らないものを人様に上げると云うのは女性の得意技
ですけれども、他人のものを差し出すとは、はるかに
エグイ話ですね。


日本政府の側のツモリを推測すると(以下、下世話な
表現になりますが、私の能力がその程度でして)

・・あちらでは返せとウルサイ声もあるようだ。
「儀軌」なら向こうの王朝の記録だし、日本にあっても
仕方ないだろう。
宮内庁にある経緯も不明だし、手土産に丁度よいね。
進歩的政権に見えるだろうし。
次は?、と言われることがないように今回だけの条約を
交わせばよいだろう。

ということで返したとしましょうか。
必ず韓国から「で、次は?」とリクエストがくるでしょう。

「好意で返したのに」
「いや、もともとウチらのもんや。当たり前じゃん。
 菅が返したのも、やましい気分があったからちゃうの」

「あれは特別、だから条約を交わしたの」
「今回も条約にしよう。そもそも秀吉は・・」

「何百年前の話やね。元寇の時は中国の子分でお前らが
 攻めてきたやないか」

とまあモメルこと必至ですね。


李ラインやら竹島占拠やら自民党時代にやりたい放題を
黙認したものだからキリがありません。

民間が正規に入手したものでも返せと云いかねません。
それどころか古い物はみな「わが民族のもの」くらいは
言うでしょうね。
話すのも、不毛だと思いません?

世界中で同様の問題が起きています。
日本だけがお隣に手土産は良くありませんね。
(他国もときどきやってるようですけれど)

とても難しいことなので国際標準を作ることが先
なのですが、さて出来そうもありません。
文化の本質的な問題がありますから。

これとの関係なしに「手土産」はいけません。
御粗末です。

ところで、日露戦争の時に日本軍の攻撃で大破し
自沈した軍艦旗をこのたび韓国からロシアへ
「返還」というニュースが流れました。

え?それってもともと日本の物じゃなかったの?
韓露で対日路線ですか?
竹島は韓国のもの、北方領土はロシア
これでいきましょう。
あ、ここに日本の獲った旗があるから仲良くする
手土産にどうぞ。
地下資源や食糧よろしく、TVは安いよ。
ドラマも買ってよ。

蟹密漁?韓露でやってりゃ怖くない。


少なくとも文化財の国際協定作りは必要ですね。

アメリカや英仏などにある日本文化文物も返して
もらいましょうか。(冗談)

T先生に教わったこと

2010-11-26 10:14:34 | SONGS
美しく生きてこそ、人は、美しく死ぬ
それがいかに難しいか
美しく死ねそうな年配者を数えればよい

痛いこと、厳しいこと、つまらぬ愚痴
それらすべてをじゃりじゃりと噛み、飲み下し
嫌なことばかりを生き、ときおり甘露をいただく
これが美しく生きること

いま、いくら辛くとも
これまで生きて、何がしか楽しいことはあっただろう
それを与えてくれたのは、だれ?
その人を悲しませてはいけない。
生きることは自分一人ではできないから
それゆえ、その人を悲しませてはならない
生き続けるのだ。

一匹のネコと暮らそう それだけで人生は美しくなる

死んではいけない
君が気づかぬほど多くの人が悲しむ
それゆえ、その人たちを悲しませてはならない
短くても、ここまで生きてきたのだから
これからも美しく生きていこう。

最期に神様があなたを美しく飾ってくださる
ひとかけらの美しさ
それで十分ではないか

伊東静雄という若さ

2010-11-25 10:54:22 | 塾あれこれ
伊東静雄の詩集がないのです。
どこかにあるハズだけれど見当たりません。
大きな書斎でもある家ならすぐに出てくるのに。

若いころ伊東静雄が好きでした。
(サヨクがウヨク好みの詩人を・・)

『わがしせむうつくしきひのために
 れんれいのむそうよ
 ながはくせつをけさずあれ・・』

暗誦したものです。


一般に、詩は難しいですね。
どこが良いのか分かりません。
もちろん説明もできません。

まして、何が書いてあるかすら分からないものも多い
現代詩には手も足も出ない状態でした。

ただ、伊東静雄は分かるような気がした。
今思えば、本当は何も分かっていなかったのですけれど
錯覚を起させるに十分の「歌」があったのです。

『わが死せむ美しき日のために・・』
・・なんてロマンチックな、高揚感あふれる・・

私の中では今でもしっかりと輝いています。


還暦を過ぎた私が(自分の死=美)とは
さすがに思えません。
笑っちゃうほどですよね。

団塊の世代などがよいトシをして♪高校三年生
と歌うのと似ているでしょう。

♪わが死せむ 美しき日のために

「永遠の若き詩」ですねえ。

近頃は伊東静雄なんて、とんと見聞きしません。
TVや新聞で見かける人物や作品だけを「立派」と思う人が
増えてしまったようなので彼も消えつつあるのでしょう。

昔、学生のころは「マスコミにもてはやされている事物だけを
追うのではなく、自分の目を持ちなさい」と先生に言われた
ものです。
いつのまにか説教する側に回っちゃった。
光陰矢の如し。


メディア・リテラシーが大切です。
TVや新聞が言っているから正しいのではありません。
無責任な話も多いのです。
(何かを隠した部分的な報道は、ある意味で嘘を流して
いることになります。誤報より始末が悪い。)

ところが、テレビや新聞から情報を得るAさんもB氏C君
みんながそれを鵜呑みにして自分の意見にしてしまうと
「そうだよねー、みんなそう思ってるよねー」

場合によっては「日本は負けない、神風が吹く」なんてことに
つながってしまうのです。
自分の言動で若い人を死に向かわしめた、などと反省した人は
「メディア丸のみ人間」には少ないでしょう。

皆で間違えちゃった、という無責任。

学校でのイジメで小学生が死んでも「皆が間違えちゃってた」
それがいかに使者を冒涜することか、意識には上らないで・・

人間だれしも一度は死にます。
その死を美しくある権利は持っているはずです。
つまり美しく生きる権利。

それが全うされていたのでしょうか?

哀しい

北の暴発

2010-11-24 14:40:29 | 塾あれこれ
今年5/23に沖縄基地問題のついでに、北は危ないと書きました。
いつでも事件が起きうると。
哨戒艇が北の魚雷だとはっきりしての感想でした。

韓国は一種臨戦態勢ですから現在とりあえずの対応は
しているようですが、日本はどうなんでしょう。

必要以上の大騒ぎは不要ですが準備はしていなければ。
そのためには予めどこまで予測しておくか、が大切です。

韓国の哨戒艇が北の魚雷によると分かった時点で
もっと緊張感を持つべきだったのです。
国内政治にかまけてばかりではなかったでしょうか。

北も口先だけでわーわー言って脅かす場合もありますし
そうではなく「うそ、本気だった?マジかよ、信じられねー」
という場合もあります。

少なくとも政府は朝鮮半島の有事へむけて一定の態勢を
ととのえておくべきだった。
また、外交努力もしておくべきだった。
(それは拉致問題解決への力にもなります)

一国民ですら有事の危険性を予測できたのに、
何もしていなかった感じがしますね。

昨夜だって仙石長官でなく首相自身が会見を開き
NHKほかに中継させるべきでしたね。
できなかったのは日ごろの準備不足でしょう。
(高度な政治判断だと言い逃れるでしょうね。
 まるで柳田節を聞くみたいに)

中国へ向けてもメッセージを送るチャンスだった。
「ここはお互いが足並みをそろえて不測の事態にならぬよう
 努力をしよう」と。
ケンカばかりではいけないのです。
中国も困っている。


当分はかなり不安定な状況が続くでしょう。

核やロケットに比べて通常兵器での威嚇は突発的な事件を
招きやすいと思います。
そちらへ動いているから危険です。

経済も更に更に難しい国際情勢に直面しますね。

北がつぶれたら?のシナリオも真剣に。
現実味はまだ薄いけれどそこを考えておくのが危機管理
ですから。

で、どうなるんでしょうね?

「上沼」のジャガイモグラタン

2010-11-23 10:31:58 | 食べる
『上沼恵美子のおしゃべりクッキング』は辻調の先生が
家庭向きに工夫をされ、単純なレシピなので、
しばしば参考になります。

中華の宮崎先生が若き天才であることは
当ブログでも何回か触れています。

もう一人、西洋料理の若林先生もなかなかです。
先任の本多先生と比べられるのでツライかな。

先週末のジャガイモグラタンはヒットでした。

こういう普通の料理を一工夫というのが良いですね。
先生の腕の見せ所でもあります。
頭が良くないとできることではないですよね。


美味しそうだったのでさっそくカミサンにお願いしたところ
グリュイエールチーズはなくて普通のチーズだったけれど
大変に美味しくできました。

濃厚なのにしつこくない!とろみ加減がバツグン。
微量のニンニクが効いています。

カミサンによると塩味の付け方が本多先生のレシピよりも
た易いそうです。


辻調の素晴らしいところは
「建学の精神」がずっと受け継がれているからでしょう。

教育ということへのセンスのよい眼差しがありますね。

塾ならできる

2010-11-22 10:53:32 | 塾あれこれ
知った人の作ってくれるケーキ、美味しいですね。
ただ、場合によりお店のほうが濃い味で美味しく
作ってくれたのは多少物足りないなんてこともあります。
テキはプロですから、勝つのは難しい。

そんなときにどういう表現をするか。

私には子や孫はいませんが、かわいい小学生がいたりして
作ってくれるならば「ん~、これは旨い」と言うはずですし
それがカミサンのものでしたら正直に「もうちょい」とか
言うでしょうね。

相手により評価が変わります。
ましてやプロのものなら厳しく味わいます。

もし、一律に評価して孫のケーキにダメを出すジジイが
いたら、情けない、というか人としてどうか。。。


勉強の評価はどうでしょう。

今まで漢字が苦手だった子が努力をみせはじめた時期
ならば止め撥ねなど煩く言わず、マルをつけます。
誉めてあげるべきです。

トメハネは次の段階で。

逆に同じ漢字テストでもトメハネを厳しく言わねば
ならない生徒もいます。
DSじゃないんだからきちんと書こう、ってね。

つまり同じことを答えても人により評価基準が
違うのです。

一律に評価するのとどちらがよいですか?

他塾も参加するようなテストで成績をつけるのなら
採点基準は一律にしなければなりません。
出来具合を比較するのですから。

そうでない場合は一律の基準は手抜きに通じ
人として相手のことを考えていないと思います。

とはいえ一斉授業ではやりづらいでしょうね。
「何であの子の場合マルなんだ?」ってね。

出来ない子がマケてもらって却って委縮することに
なりかねませんし。

人間的な対応ができるのは「個別」だから。


個別の評価基準で神経を使うのは国語ですが
その他の教科でも人により時期により評価が動くのは
当然であります。


以前にも引用しましたが京大辻本雅史教授の
『「学び」の復権』から。

明治になって西洋式学校が始まります。

「学習者を中心においた近世的な教育観を捨て、
教える側を主体とした教育観、すなわち近代学校の
一斉教授中心の教育観に転換したことを意味している。
・・・
学習や教育の自由なあり方も排除されていった。いまの
学校に見られる教育・学習の画一化は、ここから始まった
のである。」

網野「日本」史

2010-11-21 11:09:03 | 本の話
網野善彦著『「日本」とは何か』講談社学術文庫

「日本の歴史」冒頭00巻として著されたものです。

読み応えがありました。


段々と受験が迫って来、読書に割く時間がさらに
少なくなってきています。
もともと不勉強なのに。

読むスピードも遅くなりました。
目はいっそう悪くなるし加齢恐るべし。
況や我がノーミソにおいてをや、であります。


今まで多少は網野さんの本も読んではいたのですが
なるほどとは思いつつ、ノレナイ私でした。

この本に至ってやっと多少分かる気がしています。
遅すぎますかねえ。

細かい部分も書いてあるけれども全体像が掴める
ように分かり易く、渾身の著作をされています。

主題を提示して、その考えの根拠をいくつか例示し
従来の教科書的な歴史認識を離れて考え直せと
言われます。
科学は進んでいるのだ、その成果を踏まえ
考え方も構築し直すべきではないか、と。

例えば、史料を読み返すだけで女性の社会的な役割が
見えるではないか、と具体例を挙げられます。
現在の「常識」や歴史観を全体として見通し直す
ことを主張されるのです。

「日本」とはどういうことか、本当に分かっているか
分かっているならば自分たちとそれがどう関係するか
もう一度問いなおさねばなりません。

「百姓」は農民だけではない、という(事実)も
ここまで整理していただけると、なぜそれが重要か
ということが良く分かります。

上質の推理小説を読むような面白さがありますね。
(↑こんな表現をしたら天国からお叱りを受けるかも)

でも、自分なりに考えてみても「難しいことである」
という思いが強くなるばかりで、生徒には教科書的な
ことを教えながら
「で、自分の頭は整理できるのか?」

私の残り時間が少なくなっているかもしれないのに
またひとつ難しい宿題を出されてしまった。