小椋佳さん、それ

2014-12-30 16:42:51 | 塾あれこれ
先日NHKで小椋佳さんの歌が流れました。
「昭和から平成に変わる頃、日本社会が変わった」
と仰っていました。

大きく括ってみると、確かにそうですね。

「それまでは組織人間の日本だった。
 平成になって個人が中心に変わっていった」

たぶんこんな話だったと思います。

学者さんが新聞のコラムに書かれるような感じで
仰ることはごもっともです。
けれど実態はもう少し複雑な様相でした。

そんな細かいことをコンサートの途中で長く話すことは
ないですから、詳しく話されなかったことにイチャモンを
つけるわけではありません、
ただ、それだけをTVで流されると、ね。

私たちも会社人間ではありましたが、学生運動の
時代を経た人間でもあります。
「組織と個」も思い切り重要な課題でした。

また、古の陽明学を思い出させるような
「で、君はどう生きてるの」ということを
強く意識していた世代でもあります。

社会に出て、強力な組織の支配する中でどう生きるか
悩みつつ、ある種の組織人間をやっていたのですね。

昼間、会社では組織人間としてふるまえばよいわけですから
ある種、そこに頼った安易な気安いものでもありました。

会社から一歩離れると、学生の延長が待っています。
酒場でも、人生論、政治論、環境論・・
それなりに真剣に語り合っていました。
(ぶん殴るぞ、てめえ)
そこで喧嘩しても世の中変わんないのにねえ。
背伸びがちょっと滑稽でもありました。

きっと今の若い人より熱かった。
組織人間をやりつつ、個としても生きようとしてました。
ハンパとも思いません。

平成に入って現在までの若い人は確かに「個」が
きちんと主張されます。
世界に出ても個が確立してるから強い。

と同時に、ただの我がまま・勝手、と個の主張を混同し
結果として、個のまったく未成熟な人が多くいる
ことも事実です。残念ながら。

それなら団塊のオジサンの方がよほどマシ、と
思ってしまいますね。

今の日本社会の文化と昭和の文化と、どちらが上?

少なくとも今言えることは
現在の「個」は欠陥の多く残ったものであることです。

自分さえよければ、というだけでは「個」の尊重とは
言えないのだ、と強調したいですね。
今の日本は、無智の雄たけび、ばかりのようです。

信念だって・・ああた・・

2014-12-29 20:35:49 | 辞め塾通信
信念をふりかざす人がおられます。

譬えで申し上げるので、もしそういう方がおられて
心外だとお怒りになるようであれば申し訳ありません。

「お勉強にはクラシック音楽を流すとよい」とかね。

根拠はあるのか、どんな研究がされたのか、
どうも怪しく、よく聞いてみれば
「それは、僕の信念です」
なんて答えが返ってくることがあります。

客観的な数字も、説得力のある論理もなく
仰っているようです。

「個人の勝手」といえばそうなのでしょうが
仕事に関わってくることに、宣伝文句だけで
適当なことを言い散らし、最後は「信念」
ってのは(逃げている)に間違いありません。


確かに、哲学的に押していけば、全ての根拠は
当人の「信念」となるという考え方もあるでしょう。

しかし、だからといってすべて正しいとは言えません。

私は個人的には、野球の練習などで、宗教まがいの
修業(火渡りのような)をやらせるのなんて
その信念、間違いじゃないの、と思いますね。


私の信念=子供への愛情は裏切らない、ことです
なんて、どうも怪しいことを口走る人もいます。

何でもかんでも、愛情で片付けちゃうから。

塾関係者にそういうのがいたら
「ほんまにそれで塾の教育は上手く行くの?」と
聞いてみたいですね。

「信念です」と答えが来そうですが。


私は上記のような面で間違えたくないので
(最後は信念、かもしれないけれど)
より確実な道を探したいと思いました。

教育って数十年たたないと結果が分からない、こともあり
25で教えた結果が定年にならないと証明されない、なんて
ことになります。

それでは一生かけて間違っている方法で教え
かつ
教えられたほうは自助以外に救いが無い
なんてことになりかねません。

私は「歴史」に根拠を求めました。

何千年、何万年かけてこどもの教育をしてきた人類の歴史に
「正しい教育法」が残されているに違いないと。

それが(教えない教育)だったのです。

井上なんぞに教育を語る資格はない、と仰るのも正しい
のでしょうが、
ま、ここは私の「信念」・・・

日本共産党

2014-12-27 17:16:28 | 塾あれこれ
戦後だけを見ても、これほど様変わりした政党は
他には存在しないでしょう。

一体、何がどうなっているのやら、です。
私の若いころからでもそうです。

時代に合うように変わってきたということでしょう。
それ自体は悪いことではありません。

しかし、自分達はこう変わった、という話を鵜呑みにする
わけにはいきません。
特に、政治の世界は、ね。

外からすればこうも見える、というのも本質の一部です。

少し前にも書きましたが、たとえば、選挙。

どう見ても自民党の勢力伸長を逆側から支えています。
なぜ、野党間の選挙協力ができないか?

通常の政治の世界では結構、融通も利いてるのに。
共産党の首長でもとんでもない政治にはなっていないでしょう。

選挙は、より政策の近い他党を狙っているのかという感じですね。
とんだところに本能寺。


私は以前から、アベノミクスという政策はネーミングだけの
ものではないか、と言ってきました。

先日も新聞の経済コラムに「アベノミクスは実態が無い。
あったのはクロダノミクスだ」という文章がありました。

クロダノミクスと美称にもとれる言い方はさておき
実際に「機能した」のは一本目の矢である日銀政策だけ
というのは、大方の認める処でしょう。

クロダノミクスにしたって危険すぎる処へ突っ込んだ
という「特攻戦術」に、みなが驚いただけです。

戦後、特攻に関わった多くのエライサンがのうのうと
生き続けたように、リスクの先の責任をとるとも思えません。

「おまえらだけを死なせない。あとからゆく」
戦後数十年たって「あとから行」った人もいます。

(特攻をするくらいなら、実態は弱まっている)とみるのが
普通で、円は下がります。

輸出を中心とする大企業だけが潤い
国家全体としてはとほうもない損失をだしています。

末端の一国民の暮らしにまで影響が出ていますね。
(これから先は、もっともっと厳しい)

上記の部分だけを見れば、国民の財産が大企業へシフトした
とも読めますね。

ここんとこは日本共産党のいう通り。

安くなった円の損を株で取り返す金持もいるということ。


ここまでは日本共産党も良いことを言いますが
その先のニュアンスが
「大企業は悪」

こうなると我々はついていけません。

「大企業を叩いて大丈夫?」

だれでもそう思いますよね。

そこへの説明、国家ビジョンが見えてこないのです。

何らかのコンタンがあるようにも思えますねえ。

昭和も遠いね

2014-12-26 18:36:59 | 塾あれこれ
ラジオをつけていたら懐かしい曲が流れました。

♪お酒呑むな、酒呑むなのご意見なれど、ヨイヨイ
 酒飲みゃ、酒呑まずにいられるものですか・・
 ・・トコ姉さん、酒持ってこい

戦後すぐの歌謡曲らしい。
流れた途端、「古いな~」と驚きましたが
数秒後には涙滂沱。

古き良き時代が一気に蘇ります。

具体的な思い出がある訳ではありません。
ある懐かしい時代へ気分が跳ぶのです。

もちろん当時から下品な、やけくそで大声を出す
酔っ払いのテーマソングです。
回りはヒンシュク顔をしていましたね。


場末の酒場町
夜な夜な酔っ払いが騒ぎます。

オバちゃん一人がカウンター越しに相手をしてくれる
小さな酒場。
5~6人も止まり木に座れば一杯です。

トイレは外、共同です。
何しろ狭い空間ですからそのほうが宜しい。

客だっていつもいる訳ではない。

しけたツラのオッサンが一人、ちびりちびりとやってます。
あては目刺くらいかな。

おばちゃんもヒマ。
聞くともなくラジオが流れています。小さめにね。

ヤットン節が流れてきた。
何しろ超ヒットですからね、禁止しても子供まで覚えちゃう。

突然、おっちゃんが外れた声で歌いだします。

オバチャンにも目で「一緒に歌え」

酔いがまわります。


『粉雪のどぶ板踏んでトイレまで』

年末年始の休業

2014-12-26 16:01:34 | 塾あれこれ
一昔前まで正月はお店が休みでした。
三が日、開けてる店なんかなかった。

大阪へ行って、繁華街がみな開いてるので驚いた。
やはり広島は田舎だった・・・

それがいつの間にか正月休みの店の方が珍しくなって
きています。
休んで一日ですよね。

休みがよいか、仕事がよいかは別として
利用者としては、正月も普通にやってほしいですね。

特にお医者さん。

今回は一週間以上休むところが多いですね。

この前後が混む。

調子が良くないのに長時間待たされるのはつらいですね。

お医者さんだって日本文化に生きてるのですから
正月の休みがあっても当然でしょう。
普段はたいへんなハードワークですしね。

でもそれは分かってても、この間病院が開いてないと
思うだけでも嫌ですね。
当直医に駆けこむほど、ではないけれど・・・

少し先になるとこれも変わりそうです。
正月休みをしない医院が増えるのです。
医療も国際化されるでしょうからね。

コンビニみたいな医院も増えるでしょう。
インフルエンザの予防注射みたいなものは
コンビニ医へ行くのです。

日曜日も医者が開いてると思うだけで、安心。

規制を緩和してほしいものです。

麺は高塩分

2014-12-25 21:11:29 | 食べる
麺類ばかり食べてきました。
今でも麺類は大好物です。

ところが減塩生活になって分かったのですが
麺自体に高い塩分が入っていたのです。
減塩には大敵だったのでした。

でも、よく食べています。
(以前は好まなかった「にゅうめん」まで)

不十分な減塩かもしれませんが、定期的な検査の数値は
改善傾向ですから、ま、当面は許していただこう、と。

透析なんかやるようにって家族や国家に迷惑をかけるのは
いけませんが、そうなる前に死ぬかも知れないし、ねえ。

ウメボシだってイクラだって食べています。

減塩の食事を教えられた時は、食べるものが無い、と
落胆しました。
それで生きて、何か意味があるのか?

カロリーも制限あり、たんぱく質もあまり摂れない。。。
絶望的ですよね。

しかし、考えてみれば摂取量を減らす方向にあれば
ウメボシだってちょっとなら齧っても良い筈です。
深刻な数値に近づかなければ。

極論で言うと若干ヘンですが、何でも食えるのだ。


しかし麺は塩分が多いですね。

鍋のシメに乾燥したまんまの(茹でてない)素麺などを
入れると流石に塩辛くて食えませんね。

ウドンだってラーメンだって多い。(パンも)
カンスイを利かせてコシをだせばだすほど美味い麺ですが
ナトリウムが大量に入ります。
(一食分の麺だけでNaが3g!!!なんてのもありました)

茹でれば多少は抜けるようですが、残留量だって多い。
味付けも塩は利かせたいですしねえ。


パンに無塩や減塩のものがあるように
素麺にも無塩タイプがありました。

カミサンのお友達が送って下さいました。
有り難いことです。

一般的に言って無塩のものはモノ足りないですね。

だけれどもこの素麺はかなり優れものでした。
コシがあります。

「にうめん」にしたら抜群でした。
出汁さえしっかりとれば、味は相当減塩できます。


チャーハンが減塩でも美味いですね。
(味の濃い、塩の利いたのも旨いが)
ゆずこしょう風味の炒飯も旨かったね。

茶漬け系はもちろん減塩可

意外なのが卵かけご飯でした。
醤油が一適で良いのですね。

最近はパスタも減塩に慣れてきました。
当初は「塩の利かないパスタなど食えねー」でしたが。

イヴにデート

2014-12-24 15:16:20 | 塾あれこれ
イヴやクリスマスが若者の特別な日になるというのは
昔だってありました。
今ほどは盛り上がっていませんでしたが。

それでも、モテるやつはレストランを予約し
・・楽しいひと夜を過ごすことができたようです。

私はそういう経験が一度もありません。
百年の三分の二近く生存して(無い!)のですから
これからもありえませんね。

ギネスに申請してみようかしらん。

一回くらいはあってもよい、とは思うのですよ。

ドタキャンの余りが回ってくるのでも良いのです、
わたしなんざ、いつでも空いてるって皆知ってるのに。

同性同士だってかまいません。
「お前、フラれた?」とか
「そっちが言ったんだから、奢れ」とか
言う訳がありません。

それすらもない、となると女性だけではなく
人類全般からの拒否に遭ってたようですね。

馴染の店に一人で顔を出そうものなら
「イヴなのにお一人?」という顔をされるのが関の山。

20代の後半からは(人生をあきらめ)さっさと自分の
アパートに帰るのが常でした。

自販機でビール買ってね、一人TVを見るのが恒例でした。

電話すら掛かってきません。


よって、トシヨリになってそんなことを気にせずに
済むような今が楽で、よろしい。

振り返ると、さびしい。

年末はヤだ

2014-12-23 16:58:16 | 塾あれこれ
忙しないから好きな人は少ないかな。

年の暮れのアメ横なんてそれなりに悪くはないけど。

ま、年末は好みません。

若いころは会社が休みで手持無沙汰でした。
どうやって一日を過ごすのか
新宿で映画館をめぐってもせいぜい三軒

行きつけは休みに入っているし。
友達はさっさと帰省しているし。

帰広する列車の切符はとれないので
何日かはつぶさないといけません。

繁華街は人にあふれているけれど、私は一人。


塾業界に入ってからは忙しさで追われ
結婚してからも家事は何もできません。

せわしない。


経済力がなくなってからは正月の準備がきつい。

諸式が高騰します。

こんなときにモノを買うなんてアホくさいですよね。

正月は普通に過ごすのが宜しい。

とはいえ、やはりそうとばかりも言えません。

雑煮くらいは食べないと、という気分になります。
餅は早めに買って冷凍しておき・・・

日本人だから日本酒だろう、とか勝手なことを
思いがちになりますね。
早めに買っておくと正月まで持たない、ハハ

思いは次第におかしな方向につのり
「年に一度くらいはウニ喰いたい」
ちびちびと舐めながら日本酒で紅白・・

馬鹿ですね、正月は高いっつーの。

ただね、買いはしないけれど年末に仮に
雲丹を食うとしましょうか。
もう高いけれど。

でもね正月の雲丹とは一味違う。

正月って不思議だね

連ドラ・ロス

2014-12-22 20:51:55 | 見る
ドラマ『今日は会社休みます』・・終了しちゃった。

当初からカミサンがハマリ、私も付き合いました。
よく出来たドラマでしたね。

(11/1当ブログに少し書いています)

どこかありえないファンタジックな設定に
リアルなお仕事社会を加味させて描くことが秀逸です。

そうじゃないと、やりすぎになっちゃいますから。

綾瀬はるかという女優さんにアテて書かれた、脚本が
さすがに上手いものでしたね。
金子さんだから当然か。

綾瀬さんというキャラクターがいないと成功しない
おそれが強かったでしょうね。


「やはり自分が悪かったかもしれない」という思いは
人、だれにでもあるものです。

男であれ女であれね。

男の場合、メメシイと叩かれますが、そりゃセクハラ

「もしかすると」と揺れる心が、恋すると言うことか
あたしには分からん世界ですけれど。

なにせモテなかったから・・・
愛だの恋だのと悩むこと自体がありませんでした。


製作費が掛けられないからでしょう、朝尾さんのレストランの
セットなどがチャチなものでした。
唯一の残念です。

さあ、次回シリーズを待ちましょうか。

宮島線にて

2014-12-21 16:25:46 | 塾あれこれ
郊外線の電停に行きますと
いつもより多くの方が待っておられます。

師走でもあるし電車が遅れてるのか。
下り線は遅れやすいので仕方がありません。

少し待ってると、無人停留所にアナウンスが流れてきました。

ん、やはりそうですか。

『毎度、広電電車をご利用戴きまして有難うございます。
 下り宮島方面行きをお待ちのお客様に申し上げます。 
 ただいま電車は3~5分の遅れで運行しております。
 大変、御迷惑をいたしております』

カミサンと同時に吹きだしちゃった。

勝手に「ご迷惑」いたしてろ。