パレスチナ、国家へ

2012-11-30 20:29:15 | 塾あれこれ
日本政府、外務省もタマには自主的なことができるのですね。
国連でパレスチナを国家に格上げの件について
日本が賛成したニュースには驚きました。

アメリカが反対、欧州でも英・独が棄権、仏・伊が賛成と
このような情勢ならば日本はイスラエルがらみでもあり棄権が
通例だったと思います。

一歩踏み込んだ「賛成票」はなかなかのものですね。


いつもアメリカに尻尾を振るばかりではいけません。
国としての独自判断を下すこともある、ということを
内外に知らしめるのは大切なことです。

もともと歴史的にパレスチナを締め出してきたことが
間違いで、国家建設は妥当なことです。

アメリカは国際政治上の状況の複雑化や
イスラエルの暴行激化を気にしているのでしょうが
ユダヤ勢力に弱すぎるよね。

イスラエルのあんな無謀を許して将来うまくいく筈がないし
あれで良いのなら中国の軍事的政治、力だけの政治も
許されることになってしまいます。

超大国ばかりがのさばる政治に対抗するには国際世論!
確かにそれだけでは非力なので青臭いと言われそうですが
日本が力づくの政治に参加しても潰れるだけじゃないの?

冷酷な現実は押さえつつ、それだけではない世界を
提示したいものです。


個人的にはユダヤ系の物を買わないようにとは思うのですが
イスラエル産のミカンとか分かるものは避けられるとして
実際生活ではユダヤに関係するものが、知らずに身の回りに
あるのでしょうね。

何でも「美味しぇ~」レポーター

2012-11-30 19:32:08 | 塾あれこれ
TVを見ていると食のレポーターその他が
色々な物を頬ばり「おーいしぇ~」
(「しい」って言えないようで「しぇ~」)

何が何でも「美味しい」の連発です。
それを言わなきゃクビになるのですから仕方無い。

公器たるTVで個人の好き嫌いを言ってはいけないらしい。

例えば有吉くんくらいでも、番組で訪れた店で何か食って
「不味い」とまでは仰いませんですねえ。
禁止されているのでしょうか。

でも個人の意見・感想が言えないTVってそれで宜しいの?

一方的なフィルターが掛かっている「情報」って
本当に情報といえるのかなあ。

結局、本当に美味いか不味いかは自分が行ってみなけりゃ
分からないわけで、ならば「TV情報」は不要、という人も
増えているのではないでしょうか。

出てる人も宜しくないので、本当に全てが美味いのか?
視聴者に嘘をついて自分は出演料ゲットってわけ?

きっと「私には全てホントに美味しぇ」と仰るでしょうが。


マツコDXみたいに自分が美味いと思うものだけを
「これ、美味しいワ」
っていえばそれで良いのですがねえ。

因みに彼女(彼?)が誉めるものは確かに美味い。

すべてチェックできているわけではありませんが
山形の「つや姫」なんか、とても美味かったし。

これもまた因みにの話ですが、今一番待ち遠しいTV番組は
『月曜から夜ふかし』です。
村上信五くんと絶妙ですね。


ふと思うのですが新聞にあるTV番組の紹介記事、
これも食レポーターに似ていますね。

何でも美味しい、の連発です。

以前はその記事に騙されて番組をチェックしたことも
ありますが、おおむね詰らない。
「人により感性や思想が違うから」と思っていたのですが
そうじゃなくて、無責任に何でも誉めてるのじゃないか?

記者自身が多くの番組をチェックし、責任を持ってのお勧め、
なんてことではなく、TV局からの推薦品を上司がチェックし
「○○くん、これ見て紹介記事書いてよ。誉めてね」って
具合じゃないですかね。

さすがに活字ですから、たまには軽く注文もしますが
基本的には歯の浮くようなヨイショ記事
ときにはかなり苦労して誉めてることもありそうです。


営業、教育、学問、・・
日本中、こんなのが一杯じゃないのか?

どこの政党も脱原発とやら

2012-11-29 20:41:53 | 塾あれこれ
本日3本目の投稿です。

選挙が公示されたら、いくら誰も読まないブログといえ
やはり政治向きのことは書きづらいので
今のうちに、とは思うのです。

けれどもどうしてもこの時期にはカゲキになってしまい
結局ボツばかりです。

いろいろ言っておきたいのに。


どうせ自民党的勢力が主導する政治に戻るとは思います。

学者もマスメディアもみんな既存勢力の一日も早い復活を
願っているのです。
それが彼ら自身の利益になるから。
(↑こんな国だから、あれこれ落ち目になるんですがね)


自民あるいはそれに近い勢力が政権をとるならば
(日本人ってそのように振れそうでしょ)
それに賛成できない人は投票しないほうが良いか?

いいえ。
言うことは言っておかねばなりません。
言わないともっとヒドクなるから。


小さな政党もどこも横一線で脱原発を言います。
細かい違いは出そうとしていますがどこも同じでしょ?

争点をボカそうというタクラミに見えます。

しかも今だけの口約束。
選挙が終われば「現実的に」(脱・脱原発)へ・・・?

困ったものです。


例えばAという候補が8つ公約を言うとします。
ふつうそのすべてがOKとはいきませんね。

中で5つは賛成だけれど3つは良くない・・・
そんな時、他の候補者よりマシならばAに入れますね。

で、Aが通ったとします。

彼は「私が民意を得た」と8つ推進しようとするでしょう。
3つは支持していないのに、彼に泥棒されるような気がします。
(例えば安倍と石破ですら、あんなに違います)

民主主義選挙の大欠陥ですね。

重要な問題は改めて国民に問え、と思う根拠です。

どの政党もそれを言わないのは彼らが基本的にペテン師である
証拠でしょうね。

困った国です。

ナショナルジオグラフィック12月号

2012-11-29 19:52:07 | 塾あれこれ
ナショナルジオグラフィック(日本語版)12月号
久しぶりに充実しているようです。
実はまだ読み終わっていないのですが
間違いなく推薦できます。


短い文章だとブログという感じがしないですね。
ナショジオの「宣伝」に私の下手すぎる写真では
おこがましいを通り越していますが短すぎるので
オマケです。
もうちょっとましなオマケを、と言われそうですね。


取敢えず短いものしか書けそうもない時は
「ツイッターって良いのかなあ」なんて気になります。
気分がヨギルというほうが正しい。
やはり面倒くさそうに思えますので。

TED・シェリー・タークルのプレゼン

2012-11-29 10:36:25 | 塾あれこれ
今回は心理学者シェリー・タークルでした。
ずっと原稿を読むばかりで上手いプレゼンでは
ありませんが、お話には考えさせられました。

毎回、勉強になりますね。NHKを見るだけですが。


携帯電話などの新しいメディアによって、人間に進化が
もたらせると、肯定的な仕事をしてこられたタークルさん。

けれども、近年「そうとばかりもいえないか」と見直すように
なられたようです。

プラスの面を評価するのは当然ですが、マイナスもありうる。


私など携帯電話その他の新しい技術にオンチで、自分には
プラス面は勿論、マイナス面も少なかろうと思っていました。
ブログも古臭いままのスタイルですしね。

新しい技術を学ぶより、今まで学び残したことや
分からなかったことを再び考えるので精一杯です。
(・・それじゃイカン、のですがねえ。)

そんな私でもブログをするマイナス面があるのでした。


タークルさんは人間の直接的なコミュニケーションの重要性を
訴えられます。

「Eメイルのような(編集ができる発信)は、ともすれば
 自分を良く見せることに気持ちが行きすぎるのです。」
極論すれば、一方通行。

ひと本来の情報伝達とは違った形での、新しい交換は、
場合によれば一方通行もしくはエセ交換となるのです。

私のブログにもそれはありえますね。

自分を良く見せたい、これは誰にもありますがその傾向を
助長する一方通行であることに無神経すぎました。

一方通行は逆方向にもあり、人さまの話を聞かなかったり
一方的に遮断したりもありえます。
(この傾向も私には増えてきた・・同窓会なんか行かないし
加齢のセイにしていたけれど、それだけでもないか)


塾という仕事は自分の目の前のことをするのは当然、
さらには「発信」も必要と考えてきました。

発信のフリして「営業」ばかりやっている人は多いけど。

発信のためには整理が必要です。
編集をする発信が自己硬直化につながっていないか、
問題ですね。

『戦う建築家』・・面白かった

2012-11-28 10:10:04 | 塾あれこれ
深夜の番組を録画しました。
面白かったですね。

一定の条件や施主の抽象的な希望などを二人の建築家に示し、
それをどう設計するか、出来あがりは立派なミニチュアで
確認できます。

クライアントが勝ち負け(好悪?)を決めるのですが
二つの作品ともに面白いものが出来ていましたね。

こんな番組が東京では流行ってるんだ、さすがだ、と
思っていたら、たまたまパイロット版のように制作された
ものらしいですね。

次週は?と思ったら、どうも続きはないようです。

見た方々の評判は良くなかったのかしら?
私には(カミサンも)十分に満足がいくものですけれどね。

広島では有名な建築家が出演されていたのも
個人的な興味をそそられたのかしら。

深夜番組にしては異例の出来だったね。

さらに良くするには何らかの形で視聴者を参加させるとかして
視聴者への一方的な流れに変化をつけるとノリやすいか?
同業者や評論家が自由に評価して、そのあとに
視聴者が投票するとか・・・

見た人は誰でも「鉄人」の建築家版だと思うでしょうが
費用などに限定をつける、とか、ビフォア・アフター的な
人間味を加えると面白いかね。(お涙、は不要です)
相手の悪口を言い合うなんて面白くないかい?

「鉄人」も途中でどんどんと工夫されていってヒット作に
なったのですから「戦う」も今回だけで沈むのは惜しいね。

日本の経済や文化から見ても今後発展が期待される分野だし
面白い企画だと思いますけれど、次はないのかな。。。

『BIZプラス』無駄遣い

2012-11-27 15:49:28 | 塾あれこれ
NHKは良いね、何がって一市民が生意気なことを
堂々と申し上げられますからね。
どうせ無視されるにしろ、言えるってことはありがたい。

月々のお金さえ払えば、言いたい放題・・

ひどい番組も増えたけれど、まだNHKらしい良いものも
多く、結局「国営放送だ」と思いながら、よく見ています。


ああ昔ほどお金がないんだな、と思う時もありますし
それでも「潤沢だな」とあきれる時もあります。

明らかに、無駄遣いがあると頭にきますね。
かといってNHKに電話したり投書したりはいたしません。
さすがに恥ずかしい。

ああ、Eメイルしたことがありました。
嫌なことを思い出しちゃった。

「脱税の脳科学者MをTVに出すな」ってね。

今思うと恥ずかしい。
怪しげな言が多い「脳科学者M」ですしね。


夜11時を過ぎて「BIZスポ」というのをやってました。
最近はスポーツは別にして「BIZプラス」

NHKにしては多少突っ込んだ話、細かい話、が
あるのでチャンスがあれば見ています。

ただ、この中のNYからのLIVEというのが
常に腹がたつのですね。
「金を使うな」(金額は存じませんが)

生中継の必要がないのですね。

ほぼ当たり障りのないことをTVの向こうから
原稿を読み上げるだけなのです。

読みあげる前にテロップで要旨が流れることも
しばしばなので「衛星生中継」の必要がないのです。

NYからのレポートを東京で読めば済む話。

いかにもライブだなというメリットがありません。
何だか、経済の国際性を「ぶって」いるだけ。
表面的で、次第にシラジラシイ感じが強まります。

生中継は必要な時だけにしたらどうなんでしょう。


たいした金額じゃありませんよ、なんて言われそうですが
誤魔化されないからね。

たとえ1円でも安く!

もしくは掛かった金の効果が見える内容にしてほしい
ものです。

サンフレッチェ初優勝

2012-11-26 18:23:17 | 塾あれこれ
Jリーグになる前、東洋工業のころは
強かったですね。

リーグが初めのころのバクスター監督時代も良かった。

たぶん、お金もないし地方のハンディもあるしで
その後今一つ勢いが出ませんでした。
(ホームスタジアムもピッチが良さそうには見えないし
 アクセスが良くないし)

久保・柏木・駒野・槙野・・・どんどん他チームに行くしね。
李もいなくなって、大丈夫かと思っていたら初優勝です。
寿人の根性の入り方も一段と高かったようですね。

さらに、森崎兄弟を先頭に脂がのってくる年齢の選手が
比較的故障も少なくチームの戦術が発揮できやすかった。

森保監督の采配も見事でした。

Mペトロビッチや小野監督の良い財産が活かされた、とも
言えるのではないですかね。

優勝を決めたセレッソ戦のようなサッカーを続けてほしい
ものです。


汚いことをしないサッカー
相手選手をつぶすような悪意のないサッカー
いかにも日本のあるべき方向性を示すと思います。


地方に目が向かないマスメディアの様子がはっきりとした
サンフレの優勝でした。

サンケイ新聞なんかふだん地方の事は無視ですからねえ。


広島では「優勝記念セール」とやらがあるらしいのですが
どうもそれがひどくセコイようです。

「どっかでセールやってんのか?」という具合で
え?これが?という程らしいのです。
寂しいね。

ここにも広島の経済が良くない影が射しているようですが
「損をしてでも盛り上げてやろう」なんて気概がある人間が
少ないのかもしれません。

セコい土地柄だからねえ。

湊かなえ『高校入試』

2012-11-26 10:25:03 | 見る
カミサンが「あんたは悪口しか言わん」と
イチャモンをつけます。

ま~、当たってるので言い返せないのでありますが
(悪口は具体的に書き易く、誉め言葉は抽象的になり易い)
今日は頑張って誉めてみますね。

湊かなえ脚本『高校入試』
面白いですねえ。


さすが尾道出身
といっても因島ですからご当人は「尾道じゃない」と
仰るかも知れません。
(瀬戸田も因島も尾道じゃ、まずいよね)

ドラマで、島根県で暮らす渡辺あや(カーネーション)とか
中国地方ゆかりの女性が目立ちます。
男はダメですねえ。


ええ、ドラマの話でした。

本は読んでみなけりゃ分からず、料理は食べてみなけりゃ
分かりません。
当然のこと。

同様に、ドラマは見なけりゃ分かりません。

もう半ばを過ぎてしまった(であろう)ドラマですから
途中からご覧になっても面白さは半減でしょう。

初回からじっくりとご覧になるべきです。
本当は何回か見直すと、より面白くなるかもしれません。

ストーリーテリングの上手さ。
何でもない会話の繋がりでも、かなり書き込んであるように
思えます。
(あるいは、さらさらと書ける天才かも)

きっと莫大なる引出とストックをお持ちで、そこから必要な
ものがさっと取り出せる、そんな方ではないかと推察します。

天才画家が、ささっとデッサンするように、話のピースが
無理なく出てくるのではないかなあ。
従って話が豊かに膨らむわけです。

劇中に没頭しますので時間が立つのが早いこと。
終わると、次週が待ち遠しいですね。


俳優もしっかりしている人ばかり。
演出もまずまず。

細かいところで「それ違うだろ」がありますが
ほんの小さなキズ(合格点が少し高くないかい、とか)
もしくはこちらの勘違いでしょう。

視聴率はどうなのかなあ。
見てないヤツ、へっ、差がついたぞ。

インフレは弱者を打つ

2012-11-25 10:31:11 | 塾あれこれ
乱暴な論として有名なものの一つに
「人口増加を抑えるためには戦争がよい」という
ものがあります。

さすがに極論で、その賛同者は少ないハズですが
「なぜ戦争は良くない」と言えるか。

戦争は良くないでしょう・・・
ん、じゃ中国が尖閣に実力でやってきたら?

戦争は誰もが「良くない」と言います。
安倍、石原・・みんなそうでしょう。

古今東西、みんな自衛だといって大戦争をしています。
本当に良くないと思っているのかなあ。
単に頭の先っぽでそう思ってるだけなんじゃないか?

いったいなぜ良くないんだ?


原発は良くない、これも実は殆どの人がそう仰います。
「ただ、経済のことを考えると」という人も多い。

フクシマのことを考えるだけでも無いのが宜しい。

「とはいえ、経済の空洞化は問題で・・・」こう思う人
原発の諸問題を深刻に考えておられないのでは?
自分はヌクヌクと生きていて原発周辺の災難を
ただ同情するだけって良いのだろうか?


消費税は上げない方がよい、これも上記に似た構造があり
良くはないけれど、様々な状況から賛成する人もいます。

口先だけのエクスキューズは止めるべきですね。
俺らが税を多く負担している、貧乏人も負担せよ、が
ホンネでしょう。



では、上記のこと共は「なぜ良くないのか」

中学生程度の考えと言われそうですが
「弱者に、より過酷であるから」。

弱者に目を向ける人間社会こそが人類の行方です。

強いものが勝つという過去の歴史の冷徹な事実に対し
人間としてそれでよいのか、と問いかけてきた結果
弱者に目を向けよ、という正論が認知されてきたのです。

残念ながら国に軍備が必要であるという現実も押さえつつ
しかし戦争は回避する、これが今からの人類の課題です。

同様にはっきりと問題点が現され、かつ最終処理の
メドすら立たない原発をなぜ続けるのでしょう。

活断層かもしれない大飯原発をはっきりしない状況下で
なぜ運転を続けられるのか?
とある「意思」を考えねば説明がつきませんよね。

その意思とは「弱者後回し」に通じるものでもあります。
人間のあるべき方向とは完全に逆の方向です。

理想論ではありますが、遠くをつねに見据えておかないと
現実の力は強く、流されてしまいます。


上記のことにインフレーションも付け加えるべきですね。
これも弱者を直撃します。

たしかにお金持ちも一定程度は困ります。
しかし貧乏人のダメージは圧倒的に大きいのです。
打つ手を持たないですから。

安倍さんのインフレターゲット2~3%は暴論です。
政治家ってのがこの程度なんですからツライ。

日銀の独立性に手を出す風な発言はトーンダウンせざるを
得なかったようですが、さほどに経済オンチかも・・・


インフレになることが確実なら人々は金を使うでしょうか?

リクツとしては通貨の価値がある間に買った方が、お得です。

しかし現実問題としてはそれでもお金を使えないのが
庶民というものです。

政治家ならそれくらい分かるでしょうに。
もちろん分かっていて後回しにしているのです。

国民の消費を堅実に増やすのは、老後の安定です。

政府がなすべきことは今の反対です。
老人天国をつくること。
(「老人→天国」ではありません。hahhh)

これが世界の常識です。


政府など信じない中国の一般人が消費を拡大している
のは何故か?

バブル期に特有のこと、だけではなく
多くの老人たちが安定して生活を楽しめているからです。

政策においても中国に負けるようではいけませんね。