塾のサービス?

2009-07-31 14:34:23 | 塾あれこれ
昨日の文は学校へだけの注文ではありません。
塾は昔から補習その他をやっていますから
リスクにも気づいているはずです。
ただ、理屈の通じにくい世界ですからねえ。
「補習」でお茶を濁しているのではないでしょうか。


補習ではなく「居残り」も塾では多いでしょう。

夜遅くまで居残り、ということはよく見聞きします。
勉強熱心ですね。
(勉強だけではないかもしれませんけれど)

では、勉強しているからよいのでしょうか。
入試が迫っているから必死になっている、でよいので
しょうか。

少なくとも不自然ですね。

そんなに勉強時間をとらなくてはいけない?

青年になって、あるいは研究者として寝食を忘れ
勉学するのとは違いますね。

昼間、学校で勉強し、夜塾、そして居残り・・
必死になって勉強していればそこまで長時間の
緊張維持は難しいハズです。

小中学生が深夜まで勉強はオカシイでしょう。

勉強以外の事情は除外しましょう。
でも塾がサービスで遅くまで子供を「お預かり」して
いるとしても里親になれるわけではありません。
一定の限度があります。

それら深夜サービスを小さな塾は強いられている
もしくは積極的に(面倒見のよさ)として
お付き合いしている、ことも多そうです。

可愛い子供が勉強したいといえば商売だけでなく
つきあうのも分らないではありません。
営業が勝ちすぎている、という批判を受けても
より目先の生徒対応が先でしょう。

でも、そこまで面倒を見てやって彼らはいつ自立
するのでしょう。

至れり尽くせりで勉強をやらせてもらう傾向が強い
現在の日本においてその方向を強めている行為なの
ですが、リスクをどう考えられているのか。

少なくとも私が考える「教えない」育て方とは
正反対のアプローチですね。

繰り返しますが大手に負けないために出血サービス
ということであれば情けない。

自分の収入の方を生徒の将来より上においている
懼れが強いからです。

補習悪者論

2009-07-30 17:51:45 | 塾あれこれ
学校でも塾でも学習の体制について説明するとき
「分らなければ補習も充実」と誇らしげに言われます。

これが不思議なんだなあ。
(何で威張って言うことなの?)

補習をすればよい、というものではありません。
しなくても済む授業をしておくべきです。

自分が行った授業で分らないから居残り質問とか
補習がおこなわれることは恥ずかしい。

もちろん鋭い質問がある場合は別です。
(そんなにしょっちゅうあるものじゃありません)

また上の学校になるほど、それまでの学習が不十分で
授業についてこれないということはあります。

ただ、それはまったく別の問題で、日本社会全体が
解決を考えねばならないことです。
ハナから授業について来られないのがなぜ入学して
いるのだ・・

こういうことを別とすれば「補習も充実」というのは
分らない授業をしているという証拠にならない?


補習をしておけば責任を全うしたことになるという
錯覚が教育関係者に蔓延していないでしょうか。

しないよりは良いだろう、といわれそうですが
それは話のスリカエです。

補習をしないですむ授業が出来るよう研鑽を積む
必要がありますね。

もしかして教員が手抜きをするための補習なのか・・・


補習をする、ということは生徒が自信をなくすことに
繋がりやすいものです。

分からないところがあるから、とか、出来ないから、と
して行う補習はなるべくしないで済ませたいですね。

苦手意識を植え付けるためにやっているのではないか
と勘ぐりたくなるところもありそうです。

(お前は英語をマジメにやらないからできないのだ!
 なんてだめなやつだ。補習してやるから少しくらい
 勉強しろよ。大切な教科なんだから・・)

生徒は
(また補習だって。オレ苦手だからなあ、仕方ないけど
 ヤだなあ、英語なんてなきゃいいのに)

補習をしている側も子供の心理に案外無神経では?
わざわざ時間や労力をさいて良いことをしてやる、と
思っているのですから。


能力別クラス編成も苦手意識を植え付けそうです。

それどころか通常の授業でも要注意。

苦手な子を特別扱いすることが、その子にとって
とてもつらいことがあるのです。

ましてや副担当がつきっきりで教えたり、は
子供を傷つけやすいことです。

子供の心理を読めない教員がいるとしたら情けない
話ですが、上に書いたように(良いことをしている)
という意識が強ければ気づかないかもしれませんね。

反対にはっきりと嫌がっている子供は多いはずです。
出来ない子だから気づくまい、ということはありません。

とある保護者の方が仰いました。

「子供は、本当に嫌がっていました」


(苦手というものは人間誰しもあるのだから
 苦手意識がおきるのはやむをえない)
という考え方もありうるとは思います。

しかし少なくとも現在の学校教育には馴染みません。

教育論として考えるべきことの一つでしょうが
補習を擁護するために一部だけ持ってくるのは
間違いであると思います。

そう思う塾があり、そういう教育をしたいのならば
予め理念と方法をオープンにして顧客と契約を結ぶ
必要があるでしょう。

苦手肯定論を詭弁として使うことは避けたいですね。

病院

2009-07-29 22:07:08 | 塾あれこれ
オフクロとの日程調整は難しかったですね。

「何日は?・・・空いてない
 じゃ、次のン曜日は・・・?」
母は笑いながら
「私もこうみえて結構忙しいンよ」

病院通いが忙しさの一つでした。


私もそうなりつつなります。
仕事の合間をぬっての病院、時間もお金も掛る・・

この病院はいつ行けば空いているか
その研究に余念がありません。

大都会ならば病院の予約制も多いのでしょうが
この辺りでは早いもの順ばかりです。

時間帯、曜日、天候、病院の特性などで待ち時間に
違いがあり、それと自分の都合を重ね合わせます。


予約ばかりではありません。
田舎の病院で遅れているのはプライバシー保護。

この辺りは大病院でないかぎりプライバシーが
守られにくい=昔のままです。

診察室と待合室がカーテンで仕切られているだけ
のようなところが多いですね。
田舎らしくて、おおらかで。


病院で待たされる間、体力があれば読書できます。
ざわついた雰囲気などでジャマされますがそれより
読む体力気力が問題です。

ぼーっとしていると他の方の話が耳に入ります。
そんな話はここでしなくても・・なんて
結構ありますね。

ご婦人方でお知り合い同士が待合室にいらっしゃると
なかなかにぎやかです。
気分が悪い人がいるかもしれないのにウルサイこと。

オバチャンがどういう経路で来ようが誰も関心は
ないのだけれど、細かく説明したり。。とか。

中には有益な情報もあります。
院長や看護士のあることないこと・・


半年前の話です。

骨折で大きな病院に通っていました。
待合室で本を読んでいるとふっと懐かしい香り。

オフクロ・・

隣に座ってこられたご婦人でした。
背格好も手編みらしいセーター姿もよく似ています。

きっとタンスの芳香。
同じものを使われていたのでしょう。

(あのとき、○○で待ち合わせしたなあ・・)

尾道

2009-07-28 22:28:26 | 塾あれこれ
いつもながら下手な写真でスミマセン。


尾道駅を観光客と反対に北口に出ます。

南口は観光地らしく綺麗になりましたが
尾道らしい風情が消えてしまっています。

北口から少し行くと駅西の踏み切りです。
それを渡らず真っ直ぐ細い坂道を登ると土堂小の下に
出ます。

(教育実験で有名になったけれど戦前からの建物も含め
安全その他のケアも大切なんでしょうけれど)

右手に鉄道の跨線橋が掛っています。

ここは蒸気機関車の時代、機関車の煙がまともに
上がってくる楽しいところでした。

小学生はみんな忍者の真似をして「どろん」ってね。

鉄道を電化する際に橋の高さをかさ上げしたため
一時は妙な橋になっていました。

この橋で鉄路を越え、降りると商店街の入り口です。
今は随分寂れてしまいましたが昔ながら頑張って
いるお店もあります。

(杉原薬局、豊田スポーツ店、桂馬の蒲鉾・・
 昔の「桂馬」は重厚に黒光りした店構えでした)

商店街に入らずに南へ抜ける小路が今はうずしお通り
と呼ばれているもので、昔ながらの風情が残る個人的
にも懐かしい所です。

(通りの正面に海が見えますが昔は魚屋の加藤さんの店
がありNHKの朝ドラの後、立ち退きになったらしい)

私はこの近所に住んでいた時期があります。

何といっても林芙美子さんが住んでおられたのが有名。

海岸通に出ると昔の面影は残っていません。
何ともシマリのない空間が広がっています。

海岸のガンギを上がったところに不法建築が並び
それなりの賑やかさがあったものですが、今は
観光客向けの「キレイな」道にしようとして半端な
ままの未完成品です。

ガンギの不法建築の中には知る人ぞ知る清水食堂が
ありましたね。

尤も、私の小さい頃はミッチャンのお母さんが
鉄板の上でキンツバを焼いていたのが印象に
残っていて小料理を出していた記憶はありません。


上記の通称うずしお通りに自由軒という昭和レトロの
食堂兼飲み屋(たぶん)がありましたが
最近ラーメン屋に変わっていました。

自由軒には悲しい思い出があるのですが、いずれ。


写真の紅茶の缶は尾道のお茶屋さんプロデュース。
飲みやすく好きです。

無意識が大切

2009-07-27 14:06:37 | 塾あれこれ
意識して~しなさいというより
無意識で「~ってあったりまえじゃん」
と思っていることが大切です。

それを基にして文化が出来上がるのです。

塾の目から気づく「当たり前」を列挙しましょう。
マイナスの価値を持つことも入ると思いますが
それを書いたほうが分りやすかろうと思いますので。


そこをネバルのが当たり前。

いや、諦めても仕方ないね。

自分の意見を持つことこそ大切。

我意を通すのも一理はある。

分らなければすぐに聞いて解決。

宿題はやるのが当たり前。

できなければそれでいい。

人を傷つけてはいけない。

競争に負けるな。

人間関係を自分より優先させる。

不潔はいけない。

体が資本。

勉強はできるようにならなくては。

行動しない後悔は最悪。

ウソはよくない。

ばれなければ構わない。

物事は丁寧に。

本当にわかったか、が重要。

元気が一番。

公を私より優先させる。

人に出来ないことをする。

創造こそ人間。

どこかで神様が見ている。

死ぬときに後悔しない人生。

社会的不正義の収入は拒否する。

もしかしたら自分が悪いかも。

人は役割を表面に現すものだ。

しなければならないことがある。


私は無宗教ですが、宗教的倫理的人生は
勉強にも良い影響を与えると思います。

ただし天才教育は留保が必要でしょう。
まずは才能を伸ばすことを優先させますから。
道徳は大人になってからで間に合います。

よい消ゴムを使っているか

2009-07-25 10:30:47 | 塾あれこれ
いずれ山口塾中学部の話も書かないといけませんね。
もう誰に遠慮もないのですから。

そこを始めてすぐでしたか事務をお願いしてた女性に
なんとかしてくれという話をされました。

私は10%出資しているとはいえ雇われマダム的な
存在でしたから、仕事の大枠は塾長の意向が働いて
それに外れることは独断で(自費で)行わねばならぬ
存在でした。
出費はヤだぞ、と思って伺うと・・

事務の方が言われるには
「掃除が大変なので何とかしてください」
塾長は(事務+教室掃除)を仕事としていたのです。

50~60人は楽に入る教室が5つですから
事務室と合わせて結構な広さです。

しかも私は机を異動させての掃除を要求して
いました。たしかにタイヘンです。

仕方ありません。
早出して私が掃除を手伝うことになりました。
(雇われマダムはツライネ)

金が自由になるなら助け舟も考えられますが
なにしろ消しゴム一個の発注でイヤミを言われます。

「僕らが始めた頃は消しゴムなんて買わなかった。
 ・・教室に落ちているだろう」


他の教員は知ってか知らずか、早出してでも掃除を
手伝おうなんて気配はありません。
(発足当時から私は人気がなかったようですネ)

校長が(社長が)率先してやれば他の人もついてくる、
なんてニュースがありますが、人柄によるのですね。

ま、よくあることとして、中学部を始めたころの
他の話はいずれ書きます。
今回は家庭にある文化の話に関係あることを。


何故か遠慮して中学部で使う辞書なども自前の物を
持ち込んでいました。

司法試験を受けるため塾でアルバイトをされていた方
(結構な年齢で子供もおられた)は英語担当でした。

「私の使える辞書はありませんか」

辞書は自前も多かったのですが、多少は塾の購入した
ものもありましたから中辞典を一冊

「これをどうぞ」

といったらご自分専用に取り込んでしまわれた・・

みるみる箱は消え、赤線をひきまくり
形が崩れてきました。
一~二年のうちにボロボロになっていましたね。
背がグニャグニャで取れそうでしたもの。

アルバイトのために勉強される姿勢は見上げたもの
ですが、塾のものをボロボロにしても気づかない
神経には驚きました。

この方も勉強はされます。

一般にモノを大切にするほうが勉強も出来るという
イメージはありますが、それだけとは限らなかった。

辞書をボロボロにするのは彼の家の文化であった
のでしょう。
所有権を意識していただければより良かったけれど。


机は整頓できているほうが勉強は出来そうです。

消ゴムも良く消えるものを使うほうがよい。

モノを乱暴に扱う子は伸びにくい。

などなど経験的に言えることはありますが
それが百%は当てはまらないことも上記のとおりです。

様々な文化のありようを認めねばなりません。

塾の場合、勉強にプラスになる文化かどうかは
気になる所ですけれども。

親の背中

2009-07-23 18:31:38 | 本の話
かなり間が開いてしまいました。

体力が不十分(ハハ、まだ通院中)で夏期講習へ
突入してしまったのでタイヘンです。
例年夏期講習前は体をケアしておくのですが
7月を下降一直線で過ごすとは・・・

お仕事をする者としては完全失格なのですが
これがカンレキパワーなのですかね。
元気な還暦erも大勢いらっしゃいますが
そうでないのもチラチラいるようです。

忙しさも含めてブログが書けませんでした。


ブログとしてすぐに書けるものは政治ですね。
ところがそれは封印です。

気をつけて書けばよいのでしょうが私のように
書き放しはヒトサマの迷惑を考えておかないと。

それにしてもドコに投票しましょうかね?
よお~っく考えてたら却って決まらないかも。



親の背中で子が育つ、と言いますね。

親が意識して「勉強は大事よ」
とか「読書しなさい」なんて言っても
うまく行かないことが多いようです。

ところが私のように親子双方を見る機会があると
お互いよく似ておられる。

いや顔とかじゃありません。

ひととなり、です。

思うに各家庭にはそれぞれ固有の文化があります。
意識しないでも確実にあるようです。

意識しないから余計に文化となるのかもしれません。

意識しないから子供に伝わります。
ご当人達が思う以上に似ていますね。

当然兄弟だって似ています。
近い距離で見ておられると違いのほうが目に付く
かもしれませんが。

(上記はかなりの確率で言えると思います。
 けれども当然、100%必ず、とはなりません)

この(各家にそれぞれ文化がある)ということが
家庭教育のみならず学校その他家の外部で行われる
教育にも大きな関係を持ってきます。


田中克彦という言語学の偉い先生がおられます。
『ことばとは何か』という本で

子供の言葉と学校文法と食い違いがあるとき
子供のことばの方が「それ自体として完全」であり
学校文法の方が不完全である、という趣旨のことを
書いておられます。

もちろん理論としての話ですから瑣末な面では
そうもいえないことはあるでしょう。

しかし教師・教員と名が付く以上、賛成であれ
反対であれ、よく考えておくべきテーマです。

ことばの面でも各家に文化があります。
近年はいろいろなメディアのお蔭で薄くなって
しまいましたが、それでも基本は家の言語。

物事を考える基本でもあります。


親子の関係だけではありません。
大人と子供でも似たことがいえます。

学校や塾の教員の「ことば」
目に余るものがありますね。

田中先生のお考えには反対かもしれませんが
彼らにはスッキリした言葉遣いを望みたいですね。
(思考に関わることですから)

え?
わたし?

・・・もうトシだし、勘弁してくれません?

ネコと話

2009-07-18 15:07:55 | 塾あれこれ
『お留守番鳥影すぎし擦硝子』



真っ暗な階段を下りてゆくとみゅ~と鳴きます。

チドリは私が電気をつけずに降りてゆくと
危ないと分っているので、声をかけるのです。

とたんに私もソロリソロリとなりますね。


しばしば、こうなのですが電気がついているときは
鳴きません。

電気が消えていると人間は目が見えないと
理解しているようなのです。
自分達は夜でも目が利くのに、よほどヒトの行動を
観察した結果でしょう。

個体差もあります。

同じ時に生まれたカラスはそんなことはしません。
するのはチドリだけ。


夜、眠っていて寝返りを打とうとすると小さく「みゅ~」

階段で出す声と同じです。これも真っ暗。

どうやら「私はここにいるぞ」

寝相がとても悪い私です、ネコも命に関わることだから
学習したのでしょう。

じゃ、カラスはどうしているか。

そんな危ないところにはいません。
動物的カンというやつですかね。


カラスはまったくふつ~のネコです。

チドリは偉いのかどうか人の言うことを理解して
いるように思えます。

(おいで)(掃除)(二階へいくよ)・・
「腹へった」「開けて」「外見たい」・・

カラスよりはるかに多いですね。


人間は他の動物、とくに哺乳類とは気持ちや
心が通じるようです。

哺乳することから顔の筋肉が発達し表情が
豊かになったそうですね。

犬や猫と人間とは表情に共通する処があります。
ビックリしたり怒ったり喜んだり。
ヘビや魚の顔の表情は分りませんね。

けれども犬猫に表情は通じても言葉は分りません。
人間以外の動物は言葉は分らないそうです。

(一部単語の理解をするサルはいますが)

少なくともイヌネコは言葉が分りません。
上記のチドリみたいに一見理解しているように見える
こともありますが(言葉を理解している)のではない
ようです。
チドリは近未来予測の能力が長けているのでしょう。

状況判断と人の合図と合わせて理解しているようです。

ワンコのご飯の時間に
「ジョン、ランチ」
「ジョンちゃんごはん」
「ジョンすけ、めし、めし」・・どれでも
同じ意味を伝えジョンには同じに聞こえている
はずです。
イヌの咆える声を人間がわんとしか聞こえないのと
同じですね。


言葉が分らない犬猫に一生懸命話をしている人が
います。
通じないのに、と思っていました。

それは間違いでした。

人間の気持ちは言葉を使う方が上手く表現できる
からです。

私もヒトサマがいないところでは赤ん坊シャベリを
してみましょうか。

「カラスちゃん、こっちお出で、可愛いでちゅね」

エコポイントですか・・

2009-07-16 22:15:09 | 塾あれこれ
景気の刺激策にもなるしエコは良いことだしと
賛成の人も多いようです。

(何を今更ですが選挙前に言っておきましょう)


既に指摘されていることばかりですが
一部の会社の製品を勧めるだけではないか。
無駄な仕事を作り中間経費ばかりかかるのではないか。

更におかしいのはエコポイントの使い道です。
ここがエコでないのなら看板に偽りあり、ですね。

この3点を押さえてツケは税金でといわれると
いくら景気対策とはいえ不満が残ります。

不公平でもあります。

エコポイントが付く商品を買える人に全国民が
平等に負担するのですか?

エコに協力しようと既に買っていた人は
今回税金負担だけですか?

どうして今までエコでなかった人間に
金をやるんだろう?


早く飛びつくからバカをみる、のかもしれません。

ならば日本国民、何かおまけがつくか値引きになるまで
買い控えということになりません?

ゴミ処理も太陽光発電も待ったをかけましょう。
いずれもっと大きな優遇策がでてくるまで。


経済対策はこういう形でなければならなかった
のでしょうか?

どうも手詰まりの様子ですね。

補正予算でも、景気刺激の美名にかくれ
票に結びつきそうなバラまきです。

いかにもアジアの政権という感じですが
民主党になっても他のどんな政党になっても
変わらないでしょうね。

資本が登場する以前から人は生きてきた

2009-07-15 22:21:47 | 塾あれこれ
キリンとサントリーの提携話には驚きました。

N0.1になりたい企業同士と思っていましたから。
そうですか、一緒になって、NO.1ですか。

独禁法なんか関係ないのでしょうか?
世界中が巨大化しているから負けないように、と
政府もエールを送っているのかなあ。

外国資本に負けないように、と言われると納得し
そうですが、本当にそれでいいのかなあ。


TBSドラマ『官僚たちの夏』

この時間帯は年配がかった人が見るのでしょうか。
レトロに仕上げる意図がありありですね。
(戦後、皆頑張った時代があった・・・)

ドラマでは貿易を絞ってでも国内産業成長を優先
という官僚が頑張っておられます。
時間稼ぎであるとの認識はあったでしょうが。

しかしそういう官僚の頑張りがあっても、最終的に
高い視点から見ればアメリカに代表される
資本主義体制に日本もどっぷりと浸かったわけです。

自主性にうるさいフランスだってアメリカナイズ
されてますよね。
それも文化まで。

日本も高度な政治的判断としてアメリカの後について
風圧をさけながらいこうと決めたわけです。
そのおかげで今もアメリカに頭が上がりませんけれど。

EUでは頑張っている食料自治その他日本はアメリカの
いうなりです。
日本はなんて使い勝手の良い子分でしょうか。


アメリカと同じワクに入ることの功罪はあるでしょう。

よくTVで見るシャッター通りなど悪い影響ですよね。
最近はその光景を異常とも思わない人が増えてる?・・

アメリカ流に言えば「負けたから閉める、それはやむを
えないことでいずれ将来の発展に繋がる」・・でしょう。

閉めた店舗は経営がまずかったのでしょうか。
自然淘汰なのでしょうか。

企業は小さな店舗と大型店への卸価格に差をつけ
さらにはスーパーなど原価を切ることもあるサービス
を繰り広げます。

店舗は地元の消費者が支えなくてはならないのですが
スーパーで79円、地元店舗95円ではよほど覚悟がないと
ス-パーへ行ってしまう気持ちも分りますよね。


塾業界も似ています。

大きなところはM&Aの嵐が吹いていますね。
資本がなければ太刀打ちできない部分があります。

ただスーパーがものを売るのに対して塾は人間を
売ります。
ここで頑張れるかもしれません。

機械で教育が出来るか。
少なくとも完璧にはムリです。
どうしても人が人を見る必要があります。

ならば機械に頼らない空間を作ればよいのです。
(機械排除ではありません)

金儲けを考えなければ小さくても大丈夫。


強引な流れでした


ウチの娘は昔ご紹介したのと同じ写真です。