大人の責任

2011-11-09 11:08:38 | 塾あれこれ
年に数回程度歩く道があります。
私の場合ですと、例えば広島駅から南下
太田川沿いに歩いて比治山の西を過ぎ
産業会館へ、なんてコースです。

キョロキョロして歩くのではないので時折
気づく光景が何年前からあったのか不明ですが
食べ物屋と思しき赤い看板に「丼ぶり」と
書いてあるのに驚いたことがあります。

読んでおられる方のほうが「何をいまごろ」と
驚かれるような世間知らずの感想でしょう。

けれど本当に「丼ぶり」に大変驚いたのです。

「どんぶりぶり?新しい食べ物か」

看板だからミスじゃないだろう。
制作途中で誰か気づくはずじゃないか。

食べ物屋で「ぶりぶり」は語感が悪すぎるなあ、
などなど。

冗談のようでもないので、きっとお店なりの考えが
おありなのでしょうが、驚いた。

何かの折にカミサンに「どんぶりぶり」を話しますと
天丼は「てんどんぶり」じゃないから丼をドンと
読ませてよいと考えた、もしくは間違えたのじゃないか、
という感想を言われました。
そうかもしれませんね。

でも本来は「どん」というほうが少ないんだけどなあ。
親子丼を、どん、で切る人もいるが本来は親子ドンブリ

どんでよいのなら、丼飯を(どんめし)って言うか?

「どんかんじょう」で分かるか?(丼勘定)


~と読むこともあるから、というのは
バーナード・ショー程の人が冗句にすれば効きますが
なぞなぞじゃあるまいし遊び以外には使っては
相手にされないことでしょう。

万葉がなのように「遊び心」を前面に出すのとは
次元が違う話です。

「う丼」では麺なのか飯なのか分かりませんよね。

時計は慣用読みとして(「と」けい)ですが
「と」と読むから昼時を「ひると」で良いのか?

黒髪は「くろが」でよいか?(←白髪)


タチが悪いのがダジャレ的CM
遊びですからと逃げますが元を知らない子供には
大変な悪影響を与えます。

・・今日はPTAでもやってそうなマジメに怒るオジサン
になっちゃった。


ところで「どんぶりぶり」って旨いの?

40年近く前、吉野家をよく利用したけれど、飽きちゃうん
ですよね。