エアー馬券

2010-08-31 15:14:41 | 塾あれこれ
バクチは苦手です。
気が小さいから損失に耐えられない。

そこでサラリーマン時代はエアーギターならぬエア馬券
これなら損はしないでしょ?
馬券を買ったつもりで勝負をチェックするのです。
(ドキドキわくわく、というわけにはいきません)

やらなければよいようなものの、東京でサラリーマンを
していれば話の付き合いくらいは多少できないと。

欲が働かない分だけドシロウトの割にはある程度までの
予測はできます。
ただし連勝複式の時代に一着三着ばかりなんですよね。
バク才には恵まれていないようでした。

為替でも株でも同様です。
エア取引は今でもたまに行います。
先物は予想したこと自体を忘れますからあまり記憶に残り
ませんが「あのとき60ドルで石油買ってりゃ今・・」
なんて都合のよい感想だけは持ちます。
シアワセというか、アホというか。

FX取引など絶対無理ってよく分かります。


エア取引をしているほうが経済や社会に関心が向きます。

ほう、早めに日銀と会談か。
ええ?電話。セコイなあ。会談のセットもオソマツ。
やっと連携したか。もっと一体感が欲しいな。
やっぱりこの程度ね。
ほらまた株が下がってる。
うわあ一億円買ってたら5%下落だから、ええっと・・・

いかに政府や日銀が無能・・いや(想定内)でしか
動けないか実感できます。
誰が担当しても「想定内男」なんだ、ってのも納得。


それにしても何であんな程度なんでしょうか。

手づまり、になるのを恐れるらしいですな。
思い切った手を打って、あと手段がなくなると次の事態に
対応できなくなる、と考えるようです。

しかしそれは市場も読みこんでいることです。
想定内の手を打つと云うことは、打つ手がないと言っている
に等しいので、市場はカサにかかるわけですね。

役人や、その言う通りしかにしか動けない政治家は
官僚的な発想しか持てないのです。

何もしないと言われることをおそれ想定内の対応はします。
それも十分に催促されて動く。
仕方がなかったんだ、という言い訳を作ってね。

役人は決められた範囲のことしかできない立場ですから
自らを誇示できる裁量部分を大切にします。
だから小出しにして、思い切った手は打てない。

国民が必要としていても、自分の都合が優先!


円高だから政府が物を買おう、なんて誰も言わないのですよ。
面倒も多そうだから。

諸外国が日本を叩くなら、日本も逆手に取って円高メリットを
活かすという発想くらいあっても良いでしょうにね。

国際摩擦は覚悟の上でまず構想をぶち上げればよいのです。

また官僚の悪口でスミマセン

2010-08-30 10:54:33 | 塾あれこれ
役所などの一般公務員と高級官僚を一緒にしては乱暴かとも
思うのですが、案外、元は一緒かもしれませんから。

私のホンネはたとえば、生徒にはつまらない官僚に
なってほしくありません。
けれども私からそのような考えを聞いた生徒はいない
と思います。

自分では正しいと思っていても、偏っているかもしれぬ
考えを押し付けるほど悪い人間ではないつもりです。
塾の先生として威張れるのはこれくらいでしょうかね。


ひところ公務員の給与削減が問題になると、
優秀な人が公務員になりたがらないと困るからよくない、
という反論が聞こえてきたものです。

でもその(なりたがらない気持ち)っていったい誰が
そう言ってるんでしょうか。
官僚ご本人たちしか情報の出どころはないでしょう。

自分たち官僚は優秀だと仰っているのです。
あたしゃ嫌いだね、そういうの。
ふつーの人間の感覚が役人に分かんない筈ですよね。
確かに優秀なんだろうけどさ。

ここ何年か、お役所仕事として報道されるだけでも
ひどいのが多いですよね。

上は「現場がしっかりしていない」と他人事のように言い
(自分たちは現場に良い仕事をさせるために給料を貰うの
 はタナに上げて、ね)
現場は「上が分かってくれないから忙しさに追われている」
と言い訳をします。

国民のために仕事をすべきハズすよね。
為にならない仕事になっているのを分かっていて、責任を
逃れての「お役所仕事」
それで給料をもらう神経が分かんない。

ともかく役所の仕事にミスが多いでしょ。
優秀な人を集めるために給与は悪くないハズですから
優秀なのにミスを繰り返すわけですよね。
たるんでいる=国民をバカにしている!

現状のひどさに「これではいけない。給与はもらえない」
なんて役人は聞きませんし、良心に押されて退職した、
のも聞かない。
出世争いに負けたりすると辞めるとは聞きますがね。


お役所も忙しくないだろうとは言いません。
ただ、ラーメン屋のオヤジのほうが忙しそう。

まあ、見かけでは塾はヒマそうですけれども・・・

自分たちの仕事を改善しているようには見えない
のですね。
国民のためにそうするのが「仕事」なんですが
もともと、絶対につぶれないところへ就職しよう
としたわけでしょうから、ご自分も危ないことは
したくないのでしょう。

つまり国民は犠牲になってもよいから(←きついか)
自分が給与を貰う方が優先されているわけ。
これを「食人」というのです。

さて、学校教育の世界はどうなんだろう。
食人はないのでしょうか?

『はじめての言語学』

2010-08-28 10:26:03 | 本の話
黒田龍之助『はじめての言語学』講談社現代新書

少し前の出版ですがユーモアたっぷりの入門書で
文字通り、楽しく勉強できそうですね。

本にも書いてある通り、ごく初歩の入門書です。

学問を白鷺城とすれば、この本はJR姫路駅の
改札口を出た辺りといったところでしょうか。
(これからあそこへ行くんだぞ)

「高校生くらいに読んでほしい本だ」と筆者の弁です。


数ある新書には高校生に読んでほしいと(前がき)が
してありながら「これを読める高校生はすごい」と
思わざるを得ない、難しい本も多いですね。

あるいは反対に読者をバカにしてるのではないかと
思えるほど(読みやす過ぎる)本も多いようです。
近年とくに内容が薄っぺらな新書が目立ちますね。

この本はそんな心配はなく「言語学」の初歩を
きちんと勉強することができます。

笑える箇所を数多くし、また、説明が簡潔です。
分かりやすい本ですねえ。

もちろん分かりやすくするためには、微妙な話や
細かい部分はハショっているはずですから
乱暴といえば乱暴な部分もあるのでしょう。

でもこれくらい整理しないと、入門を検討する者には
むこう側の様子は分かりませんからね。

黒田先生はそのあたりのバランス感覚が優れてる
ということなのでしょう。
(シロートが生意気な言い方ですみません)


書いてある内容は易しく始まり、読んでゆくうちに
ソシュールは何を云いたかったのか、チョムスキーは
どういう学問を唱えたか、ごく基本が分かってきます。

ソシュールとかチョムスキーとか名前がでただけで
難しそうで厭ですね? 私もそうです。
そういう本はホンネでは「勘弁・・」ですが、この本は
まず一歩ということで、勉強になります。

それら以外に音韻学も、ピジン・クレオールの話も方言も
言語学に関するさまざまに触れてあります。

しかし、さて次の一歩となると、どうでしょう?

黒田さんが次に読むべき本を紹介して下さるのですが
記号とか言語とか普通の人間にはやはり難しそうで
尻込みしてしまいますねえ。
高校生に負けちゃうか?

タコに負けじと予想してみました

2010-08-27 10:26:03 | 塾あれこれ
予想ですから、良い悪いではありません。
希望でもありません。

民主の代表選、菅の勝ちです。

(W杯の予想より当てやすいはずです。
 あのときは予想が外れまくりでした)

イメージでいうと大坂冬の陣ですね。
初戦は結局、菅で決まります。
小沢を出馬に追い込んだ手腕はさすがです。

9月に冬の陣とは季節感がなさすぎますが、
次を睨んだ上で、不利な相手を決起させるというのは
これ以上ぴったりしたアナロジーがないのです。

もちろん菅側は冬の陣のつもりでも引き続き完全勝利
の夏の陣までゆけるかどうかはまだ分かりません。

首相サイドとしてはぜひとも冬の陣、夏の陣と
畳みかけたいでしょうね。

で、9月に小沢が負けるとしましょうか。
負け方にもよりますが小沢陣営や野党は政界再編を
考えざるをえません。
放っておくと、あと3年、菅の思い通りになっては
江戸時代の長期安定政権になるおそれがありますから。

私の読みは今のところ政界再編でも菅の勝ち。
政治家は勝ち組に乗る習性がありますから。

もちろん、政界再編または大連立含み、ですから内容次第で
基盤が弱いところはいつどんでん返しをくらうか
危険も十分にあります。
とはいえ衆院の過半数は大きいですからねえ。

もうひとつ菅の弱点の経済。
今でもコップの嵐に汲々として何もしない菅には
国際経済が襲いかかりそうです。

余りに無策だとさすがに日本国民が怒るでしょう。
豊臣だの徳川だのといった時代錯誤にはウンザリしてます。
よって、政権は持ちません。
(鳩山から替わって菅は何をしたか?何もしていないのです)

菅が倒れて、替わりはどうなるか?
まったく不明ですが極右を含んだ連立政権なんて
怖いものができなければよいですがねえ。


繰り返しますが鳩山退陣後現在に至るまで現政権は一体何か
仕事をしたのか?
新しいことは何一つ打ち出せていません。
小沢つぶしだけを頑張っているようです。

国家の長期計画すら示せないこの人は、代表になるまでは
何も考えていなかったのではと思えるくらいですね。

何をするか、ではなくて何になるかが目標だった人だと
思えますねえ。
これは結構始末に悪い。

ところで最近の鳩山さん。
すごい手法をお使いです。政治家ですねえ。

みなさん、
マスメディアの表面的な解説に惑わされませんよう!

猛暑に冷やし麺、♪これが日本だ~

2010-08-26 14:27:44 | 食べる
今夏、コンビニは冷やし麺が良く売れたとか。

「単細胞」の米国人は暑いとき何食ってんだろ?

食の中身の比較は私にはできませんが、少なくとも
どんな種類を食べているか、その多さでは日本は
世界に冠たるものではないでしょうか。
(別に威張っても仕方ないことじゃあるのですが)

昨日、和食の麺の種類を挙げてみました。
きっと他にも色々あることと思います。
(沖縄ソバはどういう位置に入るのか?など)

食べ方も様々で、冬暖かく、夏冷たいのが基本。
冷たい麺だけでも、ざる蕎麦型、ぶっかけ型、冷汁型・・
麺と汁の組み合わせ(冷冷とか、冷温とか・・)もあり
スープの量だっていろいろあるようです。

そのうえ各国の麺も取りそろえてあります。

韓国冷麺、冷し中華、冷しラーメン、冷製パスタ、
冷し何とか麺(坦々麺など)・・

各国料理屋に行かなくてもこれらを手軽に食べられますね。

韓国冷麺にもいろいろあるように、その国に行けば本式の
様々なものが頂けるのでしょうが、和風にアレンジしてても
ともかく色々なものが気軽に食べられる、これも日本が
一番ではないでしょうか?
(外国に行ったことがない人間が断定しちゃって・・)


子供のころ、冷やし麺といえば冷麦か素麺で
ざる蕎麦は大人が外で食べるものでした。

麺と言えば御馳走で、それをおかずに飯なんてのも
ありましたねえ。
その延長が、うどん定食やラーメン定食かもね。

それが現在は上記の豊富なレパートリーです。
世の中変わりました。

変わらないのは日本が外国のものを取り入れるのに
積極的であること。
新しいものを作り上げること。

無節操といえるほど自由です。

でもこれが日本の良い所でしょう。
スポーツも学問も経済も、みんな似ています。

何でもやっていますね。

エネルギーを何か一つに注ぎ込むことは少ない。
中国や韓国が集中的に(国を挙げて?)自動車造ったり
スポーツ振興をしたりと様子が違います。

ほかの人がしないことに手をつけるのが好きなようです。

そしてそれが日本の一番の強みではないか?

良さそうであれば、面白そうであれば何でもOKです。
古来から、中国から伝わったものを引き継ぎ改良して
日本に取り入れてきました。
本家では失われてしまったものが日本に生きています。
(例えば雅楽、伝統工芸品、・・)

これが文化の底力になるのです。人が育ちます。

だから、「ガラパゴス」が日本の良さ。
OSだってWINやMACに負けてもしぶとく生き残ったITRON。

今の日本も、韓国に勝ったとか負けたとか
中国に越されたとかどうだとか
そういうレベルだけではない日本が将来のあるべき姿では
ないかと思うのですがどうでしょう。

いくら旨いとはいえ毎日韓国料理じゃ気が狂っちゃいそうで
日本式が宜しいでしょう?

最後に食の話に戻りました。

それにしても和洋中、何でも家庭で作れちゃう国って
他にあるのかな?

冷やしカレーうどん

2010-08-25 10:44:55 | 食べる
るるるっとノドに放り込みますな。

チベタイのんがノドをごっくん、喉越しのよいこと。
口中は濃いカレー味がわ~っとはじけて
鼻にぬけるスパイスのさわやかな香り。
・・たまりませんな。

頬っぺたに一二滴散っとりますけど、これも味のうち。
すぐに箸を運んでZるるる



熱い熱いカレーうどんも結構なもんですが夏は冷やしが最高。

冷たい麺はいろいろありますが、カレーは横綱級です。


鍋焼きうどん、スキ焼にうどん、うどんスキ、天麩羅饂飩
茶碗蒸しにウドン、釜揚げうどん、讃岐ぶっかけ
定食にしてもよし、魚とも合う、そして冷たい饂飩も色々。

こうしてみると麺類では饂飩が王様でしょうね。

ラーメンではここまでの広がりがないでしょう。
鍋焼きラーメン?無理っぽい、というか鍋焼饂飩の勝ち!

蕎麦は饂飩に甲乙つけがたい存在ですが、レパートリーで
饂飩が勝ります。
冷やしカレー蕎麦も可能でしょうが饂飩の喉越しには
若干負けそうですね。

(蕎麦寿司があった。。饂飩巻ってのはあり得ないか?)

韓国もイタリアも麺類はそれぞれ多種かつ美味ですが
日本の麺類はそれらより豊富、かつ追随を許さぬ旨さ。

冷製パスタが日本を真似して最近できたことを思えば
日本のトップランナーぶりが分かりますね。

麺の製造法では中国のバリエーションが日本より多い
そうです。
穴を通して押し出す製麺タイプが日本は少ないですから。

しかし、日本の幅広い品ぞろえと味は最高でしょう。
饂飩、蕎麦、素麺、冷麦、キシメン、ホウトウ、団子汁・・

先人に感謝ですねえ。


石毛直道著、講談社文庫『文化麺類学ことはじめ』によれば
日本ではすでに室町時代から冷たい麺類を食べていたようで
これも特筆すべきことでしょう。

同じ本では韓国・朝鮮のネンミョンは17世紀であろうと
読めます。
冷たい麺はすくなくともそれ以降になるでしょうから

それを思うと、室町時代の冷やし素麺は古い歴史があります。

(ちょっこし、続く)

練習は大切

2010-08-24 10:50:34 | 塾あれこれ
勉強における練習を軽視する人がいますけれども
それは実に危険なことであります。

なにを今更、ではありますが、ネタギレ?で
塾としては言わずもがなの話題。。。


毎年、盆休みが明けてからの後半がきついですね。
だるくて気力も失せがちになります。
生徒もときおりガックリ体力を落とす人がいます。
大人も子供も皆さん、気を付けてください!

かくいう私がアブナイ。

本も読めなくなってるし、計算ミスも増えるし
普段から鍛えていないと、こうなるのですねえ。
(食欲だけはあるのが不思議というか情けない・・)

アスリートは普段から練習を欠かしません。
イチローだって北島だって、みんなすごい。

勉強も同様に練習が大切です。
一定の練習を日々続けていないと自分の実力を
発揮しきれない状況に陥りやすいのです。

進学塾に勤め始めたころは、なぜこんなに練習を?
と思っていましたが、実際に点数が出るのをみて
その威力を実感しました。

文科省も全国学力テストの点が高い秋田とか福井とかを
お調べになるより、塾式(公文でも何でも良いですが)
を調べた方が効果的かもしれない。

スポーツ、芸術、御稽古ごと・・何でも練習。


勉強においては、分かることが一番大切です。
けれども(分かった)次の段階として(出来る)ように
する練習を欠かすことはできません。
分かったはずが練習不足のために剥落してしまうこと
だってありうるのです。

分かるとはどういうことか、どこまで分かればよいのか
こういう大きな問題はあるのですが、余り突っ込まないで
おきましょう。

ある程度の応用問題が出来るようになっていれば
(分かっている)としておきましょうね。

実際問題として、練習不足でミスをしてもバツ
分からなくてもバツなのですから、分かっているという
ことを証明するためには練習が要るのです。

余りに決まり切った練習では不十分です。
工夫をして少しずつ高みに登りたいですね。

練習を続ける中で(分かること)が深まる場合があります。
少なくとも、分かっていない場合の整理ができます。
疑問が生まれ、よい質問が出来るのです。
練習なくして良い質問は出にくいですよね。

場合により、分からなくても練習を始める事もあります。
ある程度扱えるようになってから改めてリクツを考えると
ぱっと分かるのです。
私の経験では、ルート=平方根がそうですね。


注意しなくてはならないのは、本当は分かっていないのに
パターン練習でマルをもらっている場合があることです。

勉強途中ではそういうシーンがあるのもやむをえません。
上記のように「分からないうちから練習」もアリですから。

けれどマルになっているから、とそれ以上突っ込まないで
終わると地盤沈下が始まります。

分かりつつあるのか、本当は分かっていないのか
それを見抜く役割を大人が負っています。

家でやり方を教えるときに気をつけてほしいことです。
本当は「教えない」方向が良いのですけれど・・難しい。

乾物は熱中症になるか

2010-08-23 17:28:50 | 塾あれこれ
前々回に乾物がよいと書きましたが、続きです。

冷蔵・冷凍品ですと配送料も高くなります。
家のストックにも電気代がかかる。

第一そんなに沢山はスペースがないし
何が入っていたか分からなくなるし
冷凍でもそれほど長期は持たないし。
万一停電とか機械の故障とかあれば・・

昔、ゆうパックで秋刀魚の刺身が溶けかけて
届いたことがあります。
手元に届くまでの間に溶けかけたのを再冷凍なんて
されていたら、ほぼ(完全犯罪成立)?

コールドチェーンは有り難いしくみですが
完璧とはいきませんね。


乾物には先人の知恵が詰っています。
椎茸のように旨みも増し栄養価もアップするものまで
あったりします。

商品たちにとっては、乾物になる段階で熱中症になりそ
うな段階を踏んでいますからすでに「免疫」が出来てい
ます。
そこで家庭での粗っぽい保存も平気なのですね。

ただ、モノによれば(袋を開けたら冷蔵庫へ)なんての
もあります。
余りに暑いとか長期保存とかでは、やはり冷蔵庫へと
なりますが、これは私たちの気分かなあ?


新しい客を紹介したらポイントがもらえる、という
サービスがありますね。

(塾でも随分前から子供を金で釣る処があります。
 新会員を紹介したらその子にいくら、とか。
 教育より金儲けか?
 それとも社会勉強を早くから実践か?)

それはさておき
とある通販で「紹介したらいくら、された側も会員に
なれば、いくばくかのサービス」という企画があり、
私の知人が私を紹介するが大丈夫か?と打診します。

ネズミ講じゃなければ構わない、と返事をしましたが
あとで、半年は抜けられないと分かって・・
まあ利用すればよいということでしょう。

冷蔵、冷凍品も扱うし、そうでない常温物もあります。

私は、8月は暑いので常温品を発注しました。
家庭にまで冷蔵輸送はエコでないし、半解凍で届いたら
こちらがクレーマーにならざるを得ないでしょう?

常温品なら、その点安心。

・・で、先日、届きました。
大豆とかキズものの海苔など少しずつ。

ところがダンボール箱が・・チベタイ
なんとクール便で届けてくれたのでした。
夏は輸送途中に高温になって品質劣化があっては
いけないとのサービスでしょう。
箱の中にも保冷剤が一杯です。

いやしかし、過ぎたるは何とやら
クールで来たものを常温に戻して汗をかかせるわけに
は、いきません。
折角、乾物にしてあるのにね。
狭い冷蔵庫に直行です。

河岸の通販も何を考えてんだか。

『総員玉砕せよ!』

2010-08-22 15:22:11 | 本の話
『狂気の戦場』
副題が『総員玉砕せよ!』です。
この漫画は様々な出版がされているようです。

『狂気の戦場』はオハヨー出版が昭和57年に
B5版ハードカバーで出したものです。
350頁
B5の大きさで初めて水木さんの絵が分かるのでは
ないかと思いますね。


この傑作に対し様々な評価もあるでしょう。
「作品」であるから事実とは相違がある、と
言われる人がおられるかもしれません。

しかし「真実」がここにあります。
これは誰も否定できないことでしょう。

私は戦争体験はありませんが間接的に分かる部分があります。


アルコール中毒気味で酔っては家族に迷惑をかけた父は
シベリア帰り。

子供の頃は、シラフのときの尊敬でき、また威厳あった父と
酔って人間でなくなる(そのときはそう見えた)父と
この落差が理解不能でした。

大人になってやっと少し理解できるような気がします。

弱い人間でアルコールに頼るしかなかったのでしょう。
酒で家族から孤立していきながら
また酒におぼれるのです。

戦争を心に抱え込んでいたようです。

その父がごく珍しく戦争の話をすることがありました。
したくはないけれど言わねば息子がヘンになりはしないか
そう考えて重い口を開いていたのでしょう。

満州・シベリアの戦争体験と南方のそれとでは違いもある
でしょうが、水木しげるの伝えたかった「真実」は
父の話とぴったり重なるのです。


さまざまな本やドキュメンタリーに描かれるものとも
多く重なります。

原一男監督『ゆきゆきて神軍』の世界にも通じます。

それにしても天皇パチンコ事件の奥埼謙三も強烈な人
でありましたが、戦争がなかったら違っていたのでは?

私が官僚主義を嫌うのはそこに旧軍の体質が見え隠れ
するからです。
極端な話、官僚組織を守るためには日本を後回しにしても
構わないと云うような処があるのです。

戦争の悲惨な証言というだけでなく
旧軍隊にあった理不尽な世界も見えてくる作品です。


渾身の力作とはこういう作品をいうのでしょう。

それを味わうにも、文庫ではなく、ぜひ大判で。

干物男

2010-08-20 15:19:09 | 塾あれこれ
40過ぎて、どういう神様の思し召しか結婚できた私
ですが、その前は立派な「干物男」でした。

コンビニには詳しく、あるいは行きつけの居酒屋の
メニュー事情だけはよく知っているけれど・・
干物女よりも干物男は日々の生活能力がもっと極端に
ありませんから、ヒサンな人生を送っていましたね。

(洗濯は休日に母のもとへ帰りやってもらい)

そんなことまで思い出させる『ホタルノヒカリ2』です。
私もジン仁とか最近は綾瀬はるかをよく見てますねえ。

じゃなくて、向こうが良く出てるのか。

彼女は祇園北高だから(テンネン)じゃないでしょう
・・たぶん。

話がバラバラですが干物=乾物の話をするツモリ
でした。

臼田あさ美さんじゃあ、乾物へ話が続き難くて。

(綾瀬さんも素敵ですが臼田さん、ノリ始めてますね)
・・それは別の機会にして

・・今日の話は、干物じゃ。

干物だけではなくて常温保存の効く物ですね、
米、乾麺、豆、海苔、海産物、椎茸、干野菜など。

瓶詰、缶詰、レトルトパックも常温保存ですが
こちらは嵩張ってしまいます。

エコも考えると干物が一番リーズナブルですね。
貧しい者の味方です。

もっともこれだけ猛暑になると品質の劣化が
気にはなります。

常温でのストックは、できるでしょうけれど
味が落ちるかもしれないですね。
かといって冷蔵庫、冷凍庫には空間が少ないし。

大きな家ならどこかに室温が低い場所もあるでしょうが
ミニ家ではどの部屋も暑い!熱い!

弱りましたねえ。

(続く)