甘利も野々村も

2016-01-31 14:33:24 | 塾あれこれ
政治家とは記憶力が悪くないとできない商売らしい。

「ちょっと記憶を思い出すので待って下さい」

甘利も野々村も似た発言をしています。

政治家のレベルが違うのに似たことを言うというのは
よほどの「記憶文化」が存在しているようです。

物分かりが良い方は、仕方ないよ、とか
脇が甘かったな、とか仰って、騒ぐ者を馬鹿にされます。
それを(大人だ)と思っているようですね。

潔いという評価をする人もおられます。
涙でころりと許しちゃう人もおられます。

でも、もしシナリオがあったとしたら・・・
政治家の術中に嵌まりこんでいるかもしれません。


もし、50万ずつ貰っていたとしたら、一般人なら
しっかり記憶に残る筈です。
ましてや政治家は記憶が商売じゃありませんか。

返せない金もある、と理解を示す方もおられます。
そんなことはありません。
返そうと思えばどんなことをしても返せるものです。

政治家は菓子折ひとつ貰わない、そういう政治風土を
作らなきゃいけませんね。


ワナが汚い、と甘利氏を弁護する人もいるとか。

では、汚くない手段であの政治家連中を正せますか?

囮り捜査は対象者が巧妙だから必要なのです。
まして、権力の中枢にいる政治家です。
警察や検察が動くわけがない。
動いても途中で揉み消されるでしょう。

焦れば貧乏

2016-01-30 16:29:23 | 塾あれこれ
カードに弱い人は焦って早く使いたがります。
私がそれ。

初めはみな驚きます。
「ええっ!強えなあ」

けれど、すぐにバレてしまい、もう相手にしてくれません。


黒田日銀のサプライズがそれではないか?

早くに手を打つことで本物感を醸していましたが
暫くたつと「仰ったのと違っていませんか・・」

ものごと、そんなにシナリオ通りに進むものじゃありません。
良くご存じのくせにシンプルすぎる理論を口にするのは
国民を下に見ているからでしょう。

物価2%の話だってまったくマトが外れてます。

アベノミクスもやはり口先だけであったようです。
たまたま円安が訪れ景気がよい時期があっただけです。

それも社会の下層や地方には回って来ません。

個人的には黒田のあのニタニタ顔は不愉快ですね。


今回のマイナス金利もサプライズでした。

普通ではあそこまで突っ込めない。
黒田総裁だから出来るように思います。
過去の日銀の評価を巧く下敷きにしていますよね。

日本経済も仰る通りにいけば良いのですが。

不安。

新鮮な番組

2016-01-29 20:33:21 | 塾あれこれ
TVドラマでは『逃げる女』が新しく、見る価値がありますが
別の機会に譲り、トーク番組。

何だか新しくて、なんだか恰好が良いのが
NHKBSの『ザ・ロニー・ウッド・ショー』です。
もっとも始まったばかりではありますが。

ストーンズのロニー・ウッドがトーク番組を
しています。

NHK放映の第一回、ゲストがポール・マッカートニー
すごい顔合わせですね。

若かりしころの話が中心です。

どんなミュージシャンを聴いていたか。

日本の団塊世代なら分かってくれる、そんな感じの
名前が並びます。

チャック・ベリー、プレスリー、サム・クックなどなど
アステアの唄にも触れてました。嬉しくなっちゃう。


小さなスタジオで椅子2つ、時折ギターを弾きながらの
楽しいおしゃべりが続きます。

カメラや編集がよくて、画面自体がカッコ良いのです。

それにギターや軽くハミングするような唄声

日本でこんな番組を作れる・・?

根拠ないけど

2016-01-29 15:38:20 | 塾あれこれ
塾の世界ってあまり学問の対象になっていない
ように思います。
対象とするだけの価値が無いのでしょう。

よって塾講師の経験則も個人の中に留まるだけ。
先輩から後輩への引き継ぎもあまり無いようです。


それでもなお、塾には色合いが生まれ、教室でも
空気がうまれるようです。

もちろん常識的なものが多いでしょう。

頑張るべし、程度のものです。


私にも気づかないながらもその手の物があるようで
たとえば、こうなれば受験に良い結果が出やすいとか
反対に「きみ、それじゃあ通らないよ」もあります。

テストの偏差値なら生徒も頷きますが、個人的な意見は
聞かない子もいます。
(それが、よい結果になるのを邪魔するのですがね)

保護者にもそういうことがあります。

私に「塾長さんはそんなことは言われません」とか。

私が教えているのだから、私が正しいのです。
塾長が教えてる生徒には私の考えは無用。

言うことを聞かぬ保護者の子の合格率は高くありません。


悪い事の場合、伝えるのは難しいですね。

「そんなことやってたら落ちるぞ」

伝えないわけにはいかず、やりすぎると反感をかい
勉強の効果が上がりにくい。
何より、悪いイメージを沁み込ませることで
入試の結果に悪影響がでます。

では
「そりゃいけん」を控えたらそれでよいのか・・?

いくら直しても、伝えても、ダメだから
「そりゃ落ちるぞ」と言いたくなってるので
言うのを控えても、当事者はダメのまま。

見て見ぬふり、ですか?
受験が人生に関わることがあるだけに
金をもらってシランプリはないでしょう。

私は政治家じゃない。
いや違った、金を貰えば口をきく、でした。

ロシア人?

2016-01-28 16:23:43 | 塾あれこれ
次に思い出すのは広島でのこと。
40代でやっと結婚し、暫くしてです。

人間も多少は成長するもので、疑うとか危ぶむ、と
多少は物を考えるようになってきたころ。

しかしやっぱり馬鹿だったという話です。
(広沢節で♪馬鹿は死ななきゃ、ア~、治らなぁい)

福屋デパートの物産展のようなものに
色々な店や企業が販売に来られます。

と或る時
目立つ処に外国人ぽい女性が営業しておられます。
硝子ケースには銀細工のアクセサリーなど。

目立つ処に、良い細工のイアリングがありました。
値段もそれほどは高くない、どちらかというと
日本国内の相場を知らないのかしらん・・?

ロシア人ぽい白人のオバサンが「ホリダシですよ」

ここで半分疑うセンスがないのです。
日本で商売を長く続けている方で信用がおける、と。←馬鹿

買うことに決めると
「じゃ、箱にお包みしましょう」

カーテンの向こうに入って包んでくれました。


帰ってカミサンにプレゼントした処までは良かった。

中身を見「なに、これ」

見ると似て非なるぼろ細工。
とても買った値段で売っているものではありません。

カーテンの向こうで安物とすり替えたようです。

福屋に電話を入れておき、翌日、
オバサンに抗議に行きました。

こういう場合、福屋は何もしません。
「当事者同士で解決してくれ」なのです。

場所を貸しているだけ。
苦情受付もありません。
それにしては高いショバ代ですよね。
当時は売り上げの3割?

デパートって頼れるものじゃありませんね。

オバサンのところに行くとケースの中の見本が
位置を換え品を換えしてあります。

大声で怒鳴り、やっと「品を交換しましょう」と。

けれど、あの見本とはまだ違います。

返品にも応じません。


それ以上は粘れず二流品との交換で手を打ちました。

デパートはオバサンの味方だった・・・くそぉ

引掛かった田舎者

2016-01-27 20:42:54 | 塾あれこれ
サラリーマンになりたての頃です。

日比谷の映画街にはまだ行けません。
上野ならなんとかなると、
いえこれは映画館に入る勇気の話です。

何事にせよ「東京」にビビッていました。

広い客席、巨大な画面、観客席までのエントランスも
大きいものです。
床全体に赤いカーペットが敷いてありました。

もちろん、すぐに慣れてしまうものですが
空間にまだ慣れない、誰が見ても田舎からきた若者
という、私の青春時代でありました。

誰にモテるわけもありません。映画館には一人で。

入場券をちぎってもらいエントランスに入ります。
そこで「どうぞ無料ですからクジを引きませんか」

「どうぞ」を何べんも繰り返されちゃった

映画館に入れば籤というサービスがあるのか・・・
(広島じゃ無かろう)

「当たりました!!!これ無料で差し上げます」

緑色の「宝石」

誰でも当たるということをまだ知りませんでした。


「このままでは人にさし上げにくいですね。
 ここだけのサービスですがネックレスにすぐ作ります。
 お金は実費で千○百円です」

ちょいと引っかかるものがありますがここまでくれば
お願いしちゃうしかない。


後日、会社で女性事務員に片っぱしから上げると言いました。

「タダでも欲しくない、ああた馬鹿か」

どうしろと

2016-01-26 16:25:48 | 塾あれこれ
ど素人にどうしろと・・

ココ壱の廃棄カツに関連してTVで偉い先生方が
教えを垂れておいででした。

「消費者もなぜ安いか疑わないと」
「安さだけで購買するのはよくない」

消費者に向けて完全な上から目線です。
お偉い大学の先生らしい話ですね。

しかし、その話、社会で活かせるかなあ。
ま、そんなことより(TVに出た!)のが嬉しいか。

社会の人々のための発言というより自分の為ですね。


第一、消費者に何ができます?

格差は進み、生活は苦しい。
そんな人に「高いものを買え」ですか。。

表記しなくてよい物は小売店にも訊けません。
また、仕入先は営業上の秘密かもしれない。

さらに、もしかして店が嘘をつくかもしれない。
嘘とは言わないまでも「適当な」対応かも。
突っ込みようがない話ですね。

それを前提として、やはり安いものに手が出ます。

時代が進むと、偽装の為、価格を反対に上げるかも。
高いから大丈夫だろう、とも言えません。


安いものに気を付けてもらうのは企業の側のことです。

妙に安ければ根拠を調べねばなりません。

この、業者の責任を果たさない企業には強い社会的制裁を
加えるべきでしょう。

そうすれば消費者も安心が増すでしょうから。


以上、マスメディアの「解説者」も責任感が薄いのが
多くいるという話でした。

ホントのことをいうとメディアがとりあげてくれないのかも。

原節子

2016-01-25 19:57:58 | 映画
時折、生意気に映画のことも書いていますが
もともとはセンスが悪かったのです。
加齢するに従い修正を加えましたが平凡なものは
直りません。

小津はよく分かりませんでした。
溝口くらいになると分かる。
初めは黒澤でしたかね。

ですから、今一番好きな成瀬なども
さっぱり分かっていませんでした。


そんな人間には原節子の魅力も分かりません。

監督が良いから程度にしか思えませんでした。
何だかワンパタンでね。

美しいけれど、絶世の美女か、とまでは・・・
すみません、ガキでしたね。

戦前、デビューしたてのころの映画、
まことに初々しい。
格があります。

戦後の映画もじっと控えているようでいて
存在感は抜群です。

分からない私の方がアホでした。

これぞ大スター、ですが、今後もこんな存在は
出てこないでしょう。
世の中が変わっちゃた。


ランキング

2016-01-24 16:44:36 | 塾あれこれ
ランキングが好きな国民ですねえ。
私には不思議で仕方ない。

小学生程度ならば通用するランキング至上主義には
フシズムの匂いがしています。

数をコントロールできるので為政者は楽です。
自民党が多数決好きなのも分かりますよね。

多数派=勝者を、理屈はさておき、持ちあげて
無思考に肯定するのですね。

何はともあれ影響力のあるマスメディアが面白半分に
ランキングを伝え、国民の白痴化を進めています。

誰がどういう根拠で選択肢を提示したかも不明。
悪い押しつけの典型ですね。

「モノを考えない」=「責任を負わない」迎合主義。

「今、ナニナニって流行ってるらしー」も同様です。

自分の足で立ち上がらず他人まかせになりやすい。


個人がその人なりに思考した結果は、メディアなどが
お気楽に調査したランキンより遥かに重要です。

芸人の事務所が巧妙に作り上げる「人気」も
大勢の人が根拠のない影響をうけています。

事務所を辞めれば急に実力が下がりますか?
人気者が一夜でオーラを失います。
ランキングの使い道次第でしょう。