今年もなんとか大晦日

2009-12-31 16:47:07 | 塾あれこれ
寒い大晦日です。

年末、デジカメの調子がよくなくて修理に
持ち込んでいました。
先週末「年末年始の多忙期にあたり当初の予定
よりはるかに遅れる」という連絡です。

具体的には12/17にカメラを買った店に持ち込んだ際
「遅れるけれども年内には」ということでお願いした
のに年末になって、1/10までかかるとのご連絡。

それほど修理を要するところではないはずで
文句を言いましたら、次の日の昼には直っていました。

お店に出向いて文句言うと営業妨害になりかねません。
電話に限りますね。
私は顔が優しいので?声だけで文句言うほうが迫力が
あるのかもしれません。

いずれにしても関係者にはお手数恐縮でした。
有名販売店さんが急がせたか、
カメラの有名メーカーが頑張られたか。

修理は福岡か大阪でするハズで。。。翌日昼には
修理がすんで広島とはすごい!

おかげで大晦日の空が撮れました。


ニャンコや人間も修理できればよいのでしょうが
こちらは次第にガタつくばかりです。

というか、気持ちの問題もあるのでしょう。

若い頃は、少々のことなら「ま、治るだろう」と
放っておき、時折ひどくなってから医者でしたが
トシとると「こんなことは今まで無かったぞ」とか
「いつかこの症状からひどくなったことが」とか
楽観的になれませんね。

従って、医者が休みの年末年始はどこか落ち着きません。
・・気が小さいねえ。


寒いのでいつも以上にネコが甘えます。
年取ると寒さがこたえるのかなあ。


写真。

本日、久しぶりに散歩。
ミサゴは大晦日もお仕事でした。
(11/1の記事も参照ください)

鳩山さん、やはり?

2009-12-30 16:34:50 | 塾あれこれ
政治の話は書きにくいし、第一当ブログにはそぐわない面も
あるのですが、一番気になるので仕方ありません。


マスメディアでは、首相を(決められない)とか
(指導力がない)(ブレる)などと批判されています。

私は、本当にそうであるかどうか、
まだ判断材料の無いうちにそれらをウノミにはできない、
と思ってきましたが、普天間問題でどうも怪しい、と
思うようになっています。

やはり、マスメディアや評論家の言うとおりかも・・?
少なくとも言われているような面が多少ありはしないか?

私の予測では、普天間問題はかなり引っ張って一定の圧力を
アメリカにかけ、日本もモノ言うようになったとの礎を作って
最後の結論はやむをえず最悪で辺野古、になるかもしれないが
その際に首相を辞める、と思っていたのですが。

自分は何と言われようと、粘って圧力をかけてゆく
その方向が見えづらくなってきつつありそうです。


他の問題では、多くの議論を待って最後は自分が決める
という態度です。

これは全く正しい。

それをさして指導力がないとは言えません。

ハナから首相が結論を示せば、できる検討もできません。
絶対王政の政治ですね。
あるいはファッショ。

ただし、最後の結論を示す部分で、同時に言うべき
長期目標の再確認と中期目標の設定時期、これを
言わないところが弱い!

私は、そう思ってきたわけです。

ところが。

普天間に関し「自分は抑止力の観点からグアムへ
全面移転は難しい」とラジオでしゃべっちゃった。

今までのほかの姿勢とまったく違いますよね。

自分から結論めいたことを(一部であれ)先に
言ってはまずいでしょう。

完全に最近のアメリカに対しビビッているように
見えます。


では、県外移転ですか?

持ってこられるほうは嫌ですよね。

現在あるだけでも嫌なものを海兵隊という一番に
危ないものを引き受けるなどトンデモナイ・・
という気持ちが一般人のホンネでしょう。

そうやっておいて結局、辺野古では政治ではなく
シロートのやるに等しいことになります。

なんでアメリカのためのものを、アメリカが言うとおり
にしなければならないのでしょう?

自動車を買ってもらうためですか?

そういう国を世界はどう見ているのでしょう?

結局、アジアでも仲間はずれになってきます。

こんな国のまま、今の子供達に将来引き継いでもらう
のは情けないことだと思います。

通り過ぎる人

2009-12-29 16:36:05 | 塾あれこれ
この一年、著名人で亡くなられた方が大勢おられます。

著名な方以外、身近ではそれほどおられませんでした
が「ああ、良い方だったのに」と思うことも
ありました。

ごく身近な存在では、何年たっても命日を迎えるのが
つらいこともあります。


亡くなられると、たいがい悪くは言われません。

特に遺族、関係者のお気持ちを察すると
良くない話はご法度ですね。

かなり身内同士だと通夜の夜もふけて、親戚のオッサン
などで、「そうは言うてもな」なんてこともありますが
子供のころは無神経に思えて嫌でしたね。


そんな空気からか、マスメディアでも亡くなられた
著名人を持ち上げます。

本当は、悪く言わないのと、やたらに褒めるのとは
違う筈なのですが、何だか死んだ途端に(二階級特進)
みたいになっている人がおられるような気がします。

ちょっとマズイような気もするのですが、
褒めておられるときに、貶すような発言もはばかられ
世の中を片方の評価だけが駆け巡っています。

昔もこうでしたかねえ?

『結婚と葬式とだけ褒められて』


でもねえ、褒めるのなら生きている間でしょう。

亡くなるのを待ってから新聞も大きな記事を書いたり
されますが、生きている間に当人を喜ばせてあげる
ことは出来ないものですかねえ。

例えば「山田五十鈴」

黒澤映画で怖い役が多かったですが、日本のこの百年で
指折りの名優です。

今、皆で認めてあげたいものです。


死後あまり褒めると、みんな均等になってしまいます。

例えば落語の芸だけの話をしますと
先代の桂文楽と現文楽と、だれが同じ評価ができます?

人間としてならば、同等の価値があるでしょう。
人柄なら現文楽かもしれません。

それらはさておき、人間、仕事の評価もするべきです。
残念ながら現文楽師には相当頑張っていただかねば。


今年亡くなられた方の中でも、マスメディアは大きく
とりあげたが、私は「違うぞ」と思う場合もあり
ました。
(エラソーなクチきいてすみません)

本当に惜しい方のニュースが薄まりますよね。

どれほど時間がたてば悪いことも言えるのかなあ。


死者などをめぐるショーバイその他もイヤですね。

介護し見取る、それは大変なことです。
が、TVカメラがあってよいのか?
出版したり、あとTVに出るネタになってないか。

薬の宣伝、医学その他の宣伝に使われてよいのか。

亡くなりそうな人を登場させて、今年一年で死んだ人
なんて番組にして金儲、ってのもヤですね。

何とか賞、死んでから贈ってどうする・・
贈る側が亡くなった人をダシにしてやしないか。


死後の世界はありえない、となるなら若い自殺も減る
かもしれません。

生きているうちの評価をきちんとし
亡くなってから、やたら持ち上げるのも止めません?

「業界」の日本語

2009-12-28 16:44:17 | 塾あれこれ
業界むけの新聞があります。
先物なら先物で(多分あるでしょう)
競輪には競輪の新聞とかね。

学校の先生方がお読みになるであろう業界新聞もあり
塾にもその購読者がおられるようです。

つい先頃、教育に関する業界新聞が、宣伝に現物見本
を送りつけてきました。
以前はしばしばあったと記憶しますが、久しぶりです。

無料だからよいようなものの後日電話がかかってくる
のがうっとうしい。

高齢の男性の声で「読んでいただけましたか」
要は「買ってくれんか」

送りつけておいて買えとはかなりな商売ですが
無料を読んだろう、と相手は思っているハズで
「要りません」も多少言いづらい。。。

とはいえこちらもお金がありませんからなんとか
カンベンしていただくことになります。
あとで「何でこっちが謝まらんならんねん・・」


こういう新聞もしっかりと読んで勉強をしなくては
いけないのでしょうが、どうも苦手です。
独特の世界がありますからね。

この新聞では見出しに「を」などの助詞の省略が
目立ちます。
大手新聞でもあることです。
スペースの関係でやむを得ず省略しますね。

送られた新聞ではずいぶん沢山見かけるのです。

教育業界の空気も反映しているような気がして
「こんな日本語を好む世界」は嫌だなあ。


助詞などの省略例を今回の新聞から拾いますね。
「~など育成」とあります。
(~などを育成する)で良くないのですかねえ。

他にも沢山ありますよ。
「興味ひく」「テーマ持ち」「現場支える」
「充実求め関係者集う」「力養う」「心込め」
「関係性つむぐ」「実行急げ」「意欲高めて」
「対人関係の育ち」・・・

中国人が編集しているのか知らん。
日本語を何と思っとる、と腹が立つのです。

ほかにも妙な名詞が嫌です。
「学び」「育ち」「調べ」・・

普通の日本語になりませんかねえ。

感覚的で、内容が不明瞭な言葉もあります。
「環境づくり」「課題解決力」
「その気にさせる」

論理のあいまいな表現もあります。
「生徒の暴力行為の抑制」

もちろん業界でよく使われる言葉もいっぱい
「訴え」「集う」「見据え」「居場所」「出会い」

こういう私からすれば気になる言葉を
「順列・組合せ」の下手な答案よろしく(←失礼)
あれこれとつなげて文章が出来上がっています。

「多忙化に拍車のかかった」
「生徒の学びが成立」

もはや日本語から外れかけているように思えます。


たしかに従来の言葉だけでは言い表すことが難しい
新しい概念も多くあるのでしょう。
テクニカルタームかもしれませんが「こなれ」が
悪いのです。
日本語のセンスが悪いといいましょうか。

符丁や隠語に近い感じがするのです。

ジャズメンが
「いくらなの?」「ゲーセン」
少なくとも、品が悪いでしょう?

漢語の造語能力がない、もしくはそうしたくない
とも思えますね。

こんな日本語で教育を語るのですか・・・

職員室の井戸端会議用かなあ。


教育に関する本でも似ているのではないでしょうか。

そして内容は総花的、まんべんなく触れています。
羅列しておけば読むほうが勝手に好きなところを
協調して読むであろう、と。

よって、業界の常識から出ないものが多くなります。

例え偏りがあっても真摯な取り組み姿勢の見える著作
は、少ないのではないでしょうか。
(あまり読まない者が憶測してはいけませんか)

言葉が乱れているということは
思考がきちんとなされていないという証拠です。

一般の人に読まれたくないから、わざと
あんな日本語にしていると思うのですが、どうでしょう?

鳩山さん、大変ですね

2009-12-25 16:28:09 | 塾あれこれ
連日、ウソつきと言われて大変ですね。

新聞やTVで言われていることは正しいでしょう。
決まりは守らねばなりません。
ましてや一国の長ですから。


それにしても、ある所にはあるもんですねえ。
一日当たり50万円頂けるわけですか。。。

社会の進化と経済格差はコラボしているのですから
それだけ人類も進歩してきたということでしょう。

私はとり残されちゃったなあ。


経済格差が良いことか、とか
政治に金が掛かるのはいかがなものか、とかは
棚上げにしまして、今回の「献金」問題
マスメディアが鬼の首をとったように大騒ぎするのも
よくわからない話です。

お金持ちが政治に入用なお金を出して下さる
という話のどこが悪いのでしょう?

ひもつき?証拠はあるのでしょうか。

庶民感覚からずれている?
政治家は、みなそんなものです。
気に入らなければ立候補に所得や資産の上限を
つければ宜しいでしょう。
・・不可能でしょうが。

騒ぐために騒いでいる、のは国民の目を反らす
という効果しかありません。
というかなんでもいいから騒いでいればよい
らしいですね。

マスメディアは反権力に意義があるとか言いますが
本当に反権力かどうか。
時の政権の反対を叫ぶだけで提言がありません。

じゃあ普天間をどうしたいの?
アメリカ案でよいの?


え?話がずれた?

じゃ、お金の話。

裏で献金貰って便宜を図るとか
自民党がさんざんやってきた利益誘導とか
天下りとか
本気で追求してるのでしょうか?

脱税など、非人道的行為であることを
謳いあげているでしょうか?

言いやすいことしか言わないのです。

というか、お金持ちはお金持ちのための政治をし
貧乏出身の政治家は、貧しい人のために政治をする
などという、余りにも幼稚なイメージを持っている
ことに気づかないのでしょう。

いや、入試に勝ち抜いた偉い人ばかりだから、
気づかないフリをしているのか。

こういうのを相手じゃ、さぞ疲れることでしょう。

そこまでして総理大臣になる?

国民への愛情がよほど深いとお察しいたします。

バラマキと脱税とどう違うんだろうか

2009-12-24 11:26:27 | 塾あれこれ
同じことの繰り返しで恐縮です。

広島県の新知事が仕事の緒についたとたん
選挙では何も言っていなかった「役人の給与増」を
お手盛りにしました。

一年間で80億円と見込まれるそうです。

若い知事が初当選という、商品価値があるうちに
普段ならばやりにくいことをやっちゃえ、と。

ついでに県議の給与も5%アップです。

(細かく言えば給与アップではない、とか強弁される
 と思いますが、実質は「お手盛り」です)

まず隗より始めよ、と県議数を減らして後ならば
まだ話は分かりますがねえ。

いいご身分です。

政治には金がかかるのだそうですが、覚悟の上で
県民のために選挙に出たはずじゃなかったの?

県議が貧乏で首くくったという話は聞きませんが
それにお手盛りで5%も上げちゃうということは
「次期当選する保証はないから今のうち少しでも
いただけるものは」と思っちゃってるのかしら?


知事も今回知事派の7割の県議も、県民によせる
シンパシーがありませんな。
公明まで乗っかっちゃって。

政治家として、まず財政を立て直すことを考えている
様子が見えません。

その志があるなら議会採決の前に説明責任を果たそうと
したでしょう。

知事は地元のTVに出て、県民に説明し理解を求める
べきでした。
それほどの重大なことでしょう、違いますか?

それともお手盛りだから重大事ではなかったのかな。

こういう姿勢の政治家が次に何をするか?

生活関連予算の削減!
そうなのです、「身内」の給与は上げておいて・・

この予言が当たらないことを願いますが。


県の職員にも妙な被害者意識があるのでしょう。

やれ政治家が赤字をつくった、だの
県民も悪い、だの。
無関係なのに今まで我慢した、だの。

繰り返しますが、民間で通じる論理でしょうか?

JR、の経理が、運行の安全体質の欠如に関して
「オレは経理だ、無関係」といえますか?

県の職員には赤字を作った、見逃していた、そちらの
側にいたという責任があるのです。

給与カットを続ければ仕事の手を抜く、とは人として
どうかと思うのですが、私、間違ってるかなあ。

財政に与える「効果」ではバラマキも脱税も同様の
ものがありそうです。
80億の脱税!
(そうか、これでやる気が出るのか)

職員はアップ分を貯蓄されるでしょうから
(使えないよね、急に羽振りがよくなったら周りの目が
厳しいでしょう)
誰かが脱税した方が消費が増えるかもしれません。


まあ、こんなことを繰り返していると今以上に政治不信が
増し、民主主義もあやしくなります。

今回で分るとおりマスメディアは無能です。

地方自治の拡大は、お手盛りや官財癒着の温床になる
おそれもありますねえ。
仲間内に手を回しやすいのです。


「お前は何もわからないから勝手をいう。 
 できるものならやってみろ、バカヤロ」といわれる
でしょうね。

(嫌だったら、辞めてみろ)と切り替えしたいが
気が弱いので、きっとモグモグ・・情けない・・

でも、同窓生の某県議の後援会は辞めます!

『安売りのラーメン求むX'mas 』

天皇誕生日

2009-12-23 12:01:56 | 塾あれこれ
例年、天皇誕生日は塾を休むのですが
今年はそうも言っておれず、仕事です。

この日くらいは静かに過ごすべきですよねえ。


思えば、今上天皇、皇后ほどご苦労の多い
そしてそれを表に出さない方はおられないのでは、と
私如きガサツですらお察しいたします。

淡々とひとすじに生きてこられた。

平和憲法と今上天皇の存在が現在までの平和な国を
支えた一番大きな力でしょう。

私はウヨクとかサヨクとかのパタンではどっちつかず
の怪しい(自分でもよくわからない)人間ですが
年とともに、この国は大変なお力をいただいていると
いう気持ちは強くなっています。

ということは世界平和の方向にも力があるということで
残念ながら戦争戦闘は絶えない現実がありますが
歯止めがかかっていることも事実です。

もちろんいくら素晴らしくても
「神様」に祭り上げることは天皇が最も否定される
でしょう。


少なくともこの日くらいは静かに平和を味わいたい
ものです。
(難民キャンプの人からお叱りをうけるかなあ)

『町々の賑はひよそに羽休むみづ鳥の上(へ)にも
                なべて日のふる』

『JIN-仁-』終わりましたね、『グランジュテ』も

2009-12-22 18:37:40 | 塾あれこれ
『JIN-仁-』何だかあっと言う間に終わりましたね。
これからが寂しいかなあ。

細かい問題はありましたが、これくらいのレベルの
ドラマを作っていただけるとTVも楽しみです。

まあ最終回ってのはあんなものでしょう。
あそこまで(続きあり)って前フリをされると
多少しらけますがね。

良いところを書かねばなりませんが評判になったもの
だから、ネットでもきっと褒めてあるでしょう。
私がツタナイことを書くとそれくらいしか見る目が無くて
国語が教えられるか、と突っ込まれそうです。

書かないのが無難なのですが、でもね、ひとこと。

中谷美紀ってスゴイね。

NHKで白洲正子をやったときは、まあまあくらいの
感じでしたが、今回は上手さに驚きました。
よい女優さんがいらっしゃるものです。

私が知らなかっただけか。

少ないセリフで微妙な心理を伝える、俳優冥利に
つきるような演技でした。
あふれんばかりの思いをぐっと抑える・・良いですねえ。

「でもね、仕方ないじゃないですか」

それが良いことか、現代的であるか、ないか
・・それはさておき、こういう文化が確かにあった
のですよ。

ふつうの会社の仕事でも、今は嫌われ役をする人が
少なくなっているのではないでしょうかね。
どこか、つながるように思うのですが。


NHK『グランジュテ』
毎週欠かさず見ていたのにこれも終わっちゃった。

最終回はちょっと大物が登場して、いつもなら
二人紹介されるところを一人だけという特別版?

まあ、プロジェクトXを個人の女性に仕立て直した
ような番組です。

脱税の、ノー科学者を使うような金をかけないぶん
イヤミが少なくて、お気に入りだったのに。

まだまだ男が楽な社会がたくさんあり
女性がそこへ切り込んでゆく、面白さもありました。

何が自己実現のカギになるか、そのヒントがたくさん
得られる番組でもありました。

教育現場でも、お仕事紹介、だけではなくて
何が武器になるか、今の社会ではどこへ焦点を
あてて教育を考えるべきか
いつもそんなことを思いながら見る番組でした。

ものごとをやり遂げる強さは、まず自分が
その世界に出会ったことで湧いてくるのですが
あとの頑張りは個人の資質による、というのでは
教育としては寂しいですよね。

現代日本の甘い教育から、どうすれば彼女達の
ような頑張れる力を持ってもらえるか
われわれは具体的に何ができるか
それは本当にプルーフされている方法か・・・


書き散らしたままですが、多分明日続けます。

国保退職被保険者って・・

2009-12-20 11:16:16 | 塾あれこれ
12/16の日付で役所から封書が届きました。
ご紹介しますね。

まず、私への宛名と差出人名(担当課)があって

「国民健康保険退職被保険者の届出について(お願い)」
というタイトルがあり、続いて初めの挨拶になりますが
ここは省略しましょう。

以下本文を全部写してみます。

さて、あなたの世帯の下記の方(文書の最後に「下記
の方」として私の名前があります)
老齢年金の受給権がありますので、退職者医療制度の
被保険者に該当します。
 また、あなたの世帯には、下記の方以外の国民健康保険の
被保険者がおられますが、下記の方の被扶養者{年間収入が
130万円未満(60歳以上の方や一定の障害のある方は180万円
未満)の3親等内の親族など}であれば、退職者医療制度に
該当します。
 つきましては、新しい退職者用の被保険者証を交付いたし
ますので、被扶養者に該当する場合は、同封の「退職被保険者
届・被扶養者(異動)届」をご記入のうえ、12月24日までに
同封の返信用封筒に入れて返送してください。被扶養者に
該当しない場合は、お手数ですがその旨下記届出先まで
御連絡ください。
 なお、被保険者証を退職者用に変更しても国民健康保険料
の変更はありません。

以上です。その下に私の名前などがありますがここも省略。

さて上記を読んで何のことか分りますか?

私は一読してまったく分かりませんでした。
何度か読み返して、こうではないかと思えるように
なりましたが、それが正しいものかどうか。
間違えていると困ることになるかもしれません。

少なくともお役所に叱られますよね。

仕方がありませんから、まずネットで調べます。
「国民健康保険退職者被保険者とは」ってね。

お役所の文書ってこういうことが多いですね。
作文の時間に悪文の例として教材になりそうですが
腹が立つから止めましょうか。

私にとっては、保険料も病院で支払う負担の割合も
何も変わらないのです。
いったい何のために変更されるのか?
(ふつう依頼するほうがまずその説明から書くよね、
 こちらに調べさせるって、あり?)

ネットで分ったことは、私のように以前会社勤めを
していた者で、一定の期間健康保険料を払っておれば
60才を越えた時点で国保の中でも「退職者ウンヌン」
になり、医療費が発生したときにどこが負担するか、が
変化するのだそうです。
国保から病院に支払うのではなく、健保のほうが負担を
するという、ことになるのだそうです。

全くのアチラの都合。

一般の人間には分らないハズです。


上記文章はいちいち文句をつけるとキリがないほどの
不明確、不正確なものです。

役所の文章ってのは正確を期すために分りにくい
と思っていたのですが、どうもそうではなく
欠陥だらけなんですね。

「老齢年金の受給権がありますので」
この理由付けは前後とどういうつながりか?

「年間収入が130万」
いつの年間か?など?

「御連絡下さい」
書類を出さない意思表示でも連絡したことになるか・・

上記の文章は被扶養者のことばかり書いているように
読めますし、そうでないようにも読めます。

いったい「下記の方」はどーすりゃいいんだ?

それにしても「あなた(井上)の世帯の下記の方」
というのが私=井上という日本語は、どうよ。。

いや、他にももっとありますがとにもかくにも
ヒドイ文章です。


毎年9月に国保の保険者証が発行されますが
60の誕生月の後にくる9月で「退職者ウンヌン」へ
変更しておけばよかったのではないか。

今頃、人件費や郵便料金などをかけて、説明不足の
文書をおくることはないでしょ。

お役所仕事だねえ。


なぜ、こうなるんでしょう?

若い頃は、役人の頭が悪い、などと失礼なことを
思っていました。
(そう思う私のほうが頭が悪いと、いま分りました)

相手の身になれない、官尊民卑の弊から抜けられない
ということもあるのかもしれません。
戦後言われた「公僕」って言葉、もう死語だもんね。

でもそれだけじゃないようです。

役人のために、わざわざそうしているのではないか。
ニブイ私もやっと気づきました。

制度や運用を知らない人間では一読して分らない様に
工夫しておけば、教えていただくためにお役人に
教えを請う必要がでます。

政治家が役人を頼るわけですね。

国民のため、というタテマエのもと
実態は役人の仕事作り=メシのたね、なんですね。

役人のための国家、それを支える国民ども・・

憲法を変えるなら「主権在民」から「主権在役人」が
実態を反映してすっきりするかもね。


結局、先の9月に貰ったばかりの国民健康保険証を返却、
同封されていた新しい保険証を使う、ということで
一件落着。

上記の役所からの「お願い文書」で、分ります?

田端義夫と紅ショウガ

2009-12-18 14:19:53 | 食べる
田端義夫さんの母上がお亡くなりになったとき
TV(徹子の部屋?)で思い出を語られました。

ご飯のオカズが紅ショウガだけという極貧だった
そうです。
端を少しずつ咬みながらということでしょう。
梅酢に漬けておけば作れますし究極ですね。
食紅で色をつけたやつかなあ?

それほどの極貧ではありませんが団塊世代の子供時代
は、日本も貧しかったので、我が家でも母の前にだけ
コロッケがない、なんてありました。
肉屋で買うコロッケ一つ、場合により半個、と漬物
くらいの食事でしたねえ。
そのコロッケが母にまで回らない日があるのです。
「かーちゃんのは?」
「いいから」
食べなさいと言われても食べられるものではないし
かといって食べなければ叱られるし
うつむいたまんまの食事です。

小鯵の1尾が無いとか、他は2尾のメザシが母だけ
1尾などもよくあり、それでも父は酒を飲んでアテ
がついていましたからねえ。
子供の支持は得られません。

紅ショウガもよく食べました。

実は父が(湯漬け)を好物でそれに紅ショウガが
合うのです。
熱々のさ湯をご飯にかけます。
白濁する水分をすて、これを2、3度繰り返して
さらさらで熱~いのを紅ショウガで掻き込みます。
美味いですよ。

夏は冷たい水で「水づけ」
これには甘くない沢庵が合います。

これらはどうも禅坊主の食事が民間に広まっている
もののようです。


井伏鱒二と開高健の対談で、ベトナムの米は日本と
違って「おねばを何度も捨て、さらりと淡白な味に
炊き上げるのだ」と出てきます。
初めは頼りなく思うけれどこれが美味いらしい・・

湯づけ、水づけに近い感覚ですね。
普通の茶漬が濃すぎると思えるようになります。
米の甘さ、うまさが際だつように思いますよ。


廿日市のKで炊き立ての米を蒸らす前に供してくれ
ました。カラスミ添え。

うう~~。

新米の時期にこうする、といわれましたが
上記の淡白な米の食べ方に通じますね。

知識だけで知っていた、本式の茶懐石で
最初に折敷に、飯碗・汁碗・向付とでる
その飯が炊き立てで蒸らす前のものなんです。

と言っても私は頂いたことはありません。

懐石は知識が勝った、取り急ぎのサービスという風を
見せるだけと思っていました。
・・大間違いでした。

美味ですねえ。


茶はどうも、シビレるし、作法は難しいし
とても苦手です。

サラリーマン時代、会社の若い連中が神田の料亭に
茶を習いに行ってました。
私も誘われ、フクサとか買って・・

三日坊主でした。
最初のフクサの扱いからして覚えられないのダ。。。

でも我慢してやっとけば(江戸千家だったか)
今頃落ち着いた人間になってたかなあ。

少なくとも味覚を向上できたでしょう。
禅にもつながるし。