カワウソ

2012-08-31 15:06:06 | 塾あれこれ
「江戸の時代には往来が暗かったせいか
いろいろと動物が化けまして
狐に狸 こりゃどなたもご案内
そのほかムジナが化けまして
カワウソが化けた」 (『権兵衛狸』のマクラ)

ご存じ八代目正蔵の噺の入りをwebから引用しました。

馴染深い動物だったのですね。

そのニホンカワウソの絶滅が先日公式に発表され
時代というものを思わされます。

トキと並んで日本の滅びゆく野生動物の象徴ですが
『カワウソと暮らす』という本を読んでいなければ
「絶滅ですか」と思う程度だったかもしれません。

G・マクスウェル著、松永ふみ子訳の名著です。

手元にあるのは冨山房百科文庫1988年の第3刷
第1刷は82年に出ています。
(もう少し前に読んでいたと思っていましたが記憶違い)

とても面白い本で60年にイギリスで出版され大ヒットした
そうです。
いかにも彼の国らしい「文学」で英文化の奥行を感じます。

とにかく筆者が飼っていたカワウソの可愛いのなんの。


本の最初に(はしがき)として増井光子さんが文章を
寄せておられます。
上野動物園園長などでも有名な方で著作多数。

低く歯切れの良い声を覚えておられる方もおありでしょう。
事故で急逝されてもう2年がたちます。

増井さんの(はしがき)はこう始まります。
「数多い動物のなかで、最も可愛いく魅力的な動物を挙げる
 とすれば、私は躊躇なくカワウソを挙げたい。」

サル、クマ、パンダ・・人気がある動物たちをさしおいて。

あの増井さんが言われるぐらいですから信憑性がありますよね。

その可愛い、興味深いカワウソとスコットランドに暮らす生活は
「遠い昔への郷愁を抑えきれない気分にさせられる。」
・・・ただの記録ではなく、文学たる所以ですね。

イギリスで出版された頃のスコットランドって
良かったでしょうね。
なんにもなくて。


訳の松永ふみ子さんは絵本の世界でも有名なかたです。

出版の数年前(79年。於高知県。これが最後だったようです)
ニホンカワウソの生存が確認され、それも松永さんの
完訳本出版のきっかけにもなったようです。

その当時から30余年後、いま思えばあのころはまだ良かった。

近年、水が綺麗になったなどと環境の好転も言われてますが
野生生物にとってはますます生きづらい日本です。

次は人間の番。
「高転びに転ぶ」に違いありません。


ペット好きの方には一度読まれる事をお勧めしたい本です。

せめてこんな生き物が日本にいたことだけでも
子供たちに伝えたいですね。


なお、マクスウェルさんが飼っていたのはニホンカワウソ
ではありませんので念のため。

世代間戦争

2012-08-30 20:20:56 | 塾あれこれ
NHKの解説委員程度の人間がしばしば
「若者は可哀そう」などとお気楽な決まり文句を
発しています。

学校で習う教科書に、少子高齢化の問題で一人の現役が
支える高齢者の負担の大きさ、などと書いてあるので
思考が半端にもなるのでしょう。

本当はプラスマイナスが交錯する難しい問題です。

何も若者だけが可哀そうなことはありません。

私のような団塊世代からは「ロクに仕事もしないでも
何とかなっているのは誰のおかげだ」と言いたい・・
(それも極論だけどね)


そもそも一定の「契約」のもとで頑張ってきた団塊に
後だしジャンケンで、年金の低減、支払開始順延
労働のススメ、消費税のおいうち、などなど
お前らの楽にはさせないぞ、と出てくる政策は
予想できたとは言え、気分の良いものではありません。
国が国民を騙してどうしますか。

その扱いを見て、今50代の人は、自分たちの時は
もっとひどいだろう、と悲観し、以下若くなるほど
増幅するのです。

年寄りが安心できない国で若者が明るくなれますか?

ですから世代間戦争をやってる場合じゃない、本当は。

ところが、ぬくぬくと育っておきながら「団塊世代が」
などと青臭いことを言われると不機嫌になりますよね。

「バカか、お前らには遺産は残さねえ」

使うたって国内消費じゃ巡りめぐって国民全体に経済効果を
及ぼしますから、シャク。
海外で使っちゃおうって爺も出てくるかもしれませんね。

だから、団塊世代以上には、国内で金を使い
景気の浮揚に資するようにしてもらわねばなりません。

であればこそ、尚更、団塊世代を安心させなきゃならんのに
今は反対の方向に向かっています。

年取った時に、消費税は30%くらいになってるは
年金は削られてるは、ハイパーインフレは進んでるは、
などなど予想されますので、さすがに使えませんよね。
今の若者と違って経済生活の設計をしますから。

そうすると使わない金が塩漬けになったまま、
死んで初めて子供の世代に富が移動します。
(相続税がどうなってるかなあ)
それまでは、ただの塩漬け財産。

何しろ自分がいくつまで生きるか分かりません。
大病を患ってお金が要るかもしれません。

75で死ぬ見込みでお金を使う設計をしていたら
85まで生きるなんてことは大いにありますよね。
じゃ、あとの10年、どーする?

きりつめて1年300万として、10年なら3千万!
どこにそんなお金がありますか。
(ある人も多いか・・)
でも、もう10年生きたら・・・?

お金がなくなったら生活保障はしてあげますから
安心してお使い下さい、というのが政治ではないか?
それでこそ経済が活性化します。

でもこんなこと言うと、若いのから「今までヨイトコ
取りしたうえに何を言うか」と叱られそうですね。
お金も使えば使ったでネタミを受けるでしょうし。

ここはヤハリ使うお金がない我々クラスが気楽ですか。
病気したら困るなあ。

申す、は謙譲語だろ

2012-08-30 11:45:01 | 塾あれこれ
病院の窓口に「○○の方はお申し出下さい」
と書いてありました。

医師会か何かが各病院に貼り出せと配られた物のようです。

つまり、病院の担当者が間違えたわけではなく
公的なところが(偉い人も沢山おられるだろうに)何重にも
チェックした挙句に、これです。

「申す」は謙譲語ですから患者=客に向かって
病院が上から目線で「言いに来い」というわけです。

「出る」も謙譲的ですね。
相手をたてるならば、たとえば「~下さる」「頂く」

「出ろ!」では相手を立てません。

つまり「申し出る」とは二重に威張っているわけです。
「申し出なさい」だとすごく上からでしょ?

「申し出下さい」と最後に下すをつけても、遅い!

どうして単純に「お知らせください」とならないのか?

言葉に無知なのか、深層意識がそうなのか。
「仰ってください」とは言いにくい心理なのでしょう。

なお個人的には「(お)申し出」と(お)をつけるのも
好みません。「お申す」なんて特殊だもの。


電車の車掌さんにもおられます。
「何々の方はお申し出ください」

他の言葉づかいはワリと丁寧なので、ご本人は謙譲語とは
思っておられないのでしょう。
役所で威張られている感じになりますね。


少し横道にそれますが、人間の聞く耳は、相手をどう見るか
によって変わりますね。

うちのカミサンなども、TVで肩書のある人が何か言うと
信じますが、同じことを私が言っても信じません。

誰しもそうで、またかなり幼いころに始まるようです。

小学校などで「皆さん、この方はかの有名な~」などと
紹介を受けた人の話は真面目に聞きますからね。
少なくとも初めのうちは。

「頑張れば五輪に行けるんだよ」なんて普通の教員が
いうのとは子どもたちのハートへの届きようが違います。


一般に学校と塾とでも差がありませね。
塾には権威を感じてもらえません。(親も子も)

進学情報くらいですかね、学校より勝つのは。

ごく一部、学校不信の子で塾の言うことを優先させる人が
いますが、少数派ですからね。


さて以上を纏めて、私が「お申し出ください」はヘンと
生徒に言ったとしましょうか。

どうして?などと喰いついてくれたらまだしも、心中で
「へ。病院でも書いてあるのを見たぞ。
 塾と医者とじゃ、どっち信じるかな~」
なんて、いなされると困ります。

社会、とくに子供の目につく所や、TVなどでの変な
日本語は、何とかなりませんかねえ。

特にNHK。近頃ひどい。

広島M百貨店、今週の特設は。。。

2012-08-29 18:22:15 | 食べる
今、広島のM百貨店の特設コーナーで
東京で超有名な「mのカツサンド」が買える、と聞き
出かけたついでに覗いてみました。

田舎ですからチャンスは活かさないとね。

そのm(ドイツの高級磁器を思わせる名前ですね)のコーナーは
すぐ見つかったので、まずは遠くから眺めてみます。

すぐにその前に立ちません、へへ、売れ具合を見てから。

どうも冴えないのですね。

一日限定百個というのに沢山の箱が置いてあります。
「この時間なら、もうないかと思ってたのに、はて?」

まあ、ボリュームの割にはよいお値段なので
広島の人は買わないのかもしれない。

せっかく八階まで行ったのですが、けっきょく止めました。


そこの地階の食品スーパーAで久しぶりの買い物をし
(豆乳たっぷりの生ゆば、とか)

「ここの魚屋、近頃少し落ちてね?」などと
勝手なヨタ話をしながらエンジョイ・ショッピン
Fデパートの地下魚屋に負けていますね。
・・・じつはFも昔ほどではない・・

Aの隣の菓子コーナーも覗きました。
(大津の菓子とか、ときたま買います。
 以前は北海道のハッカ豆とか売ってたのにねえ)

なんとそこにも上記(mのカツサンド)の山

まったく売れていないようなのです。

もし八階で悩んだ末に買っていて、地階でこの山を
見たら・・・

食べていないので、美味いまずい、高い安いは
言えません。

でも、天下の東京のmが・・・


今は東京では見向きされない、のかもしれません。

だったら「広島バカにしてね?」

あるいは、田舎者だから味が分からないのか?

閉店間際に行って値引きを買って食べてみるべきだった?

でもね、もともと何時に作って箱詰し山に並べてン時間・・
それ考えるとやっぱりダメか・・・

『相馬看花』in横川映画

2012-08-29 10:09:27 | 映画
原発事故後の相馬を描いた
ドキュメンタリー映画です。

久しぶり?に横川映画に行ってきました。


評判になっただけのことはありますね。

たいへんな現実をしっかりと捉えて、ある種淡々と
涙だけでなく、笑い、苦しみ、・・あたりまえに
生活をしておられる人々を描きます。

ただ、原発事故という理不尽な状況がえんえんと
「そこにあるだけ」

地域全ての人がひとしくその状況に追い込まれただけ。

国は、人も生活も地域から排除し(やむをえずでしょうが)
仮設住宅などを準備し、保障金をだす、だけ。


政治家や東電が、この現実をうけて、どう思い
何を考えたかは国民に伝わってきません。

分厚いカーテンが下りており向こうを見えなくさせておいて
時おり表に出ては嘘臭い美辞麗句を重ねるばかりです。
その神経にはほとほと呆れるけれど。


『相馬看花』は声高に主張する映画ではありません。

一方的な視点を押しつける映画でもありません。

人知を超える状況にぶつかったとき素直にカメラを回せば
こうなるというところでしょうか。

監督の松林さんは地震後すみやかにカメラを持って
現地に入られたわけですが。


西日本の人間としては、言葉が難しかった。
私はなんとかなるけれどカミサンは「???」があったようです。

深刻にとかお涙ちょうだいとかの「筋がき」はありません。
映画が発する厳しい批評も。

個人的には少し時間を詰められそうにも思いますが
たぶんそうすると監督の映画ではなくなるので。。。


横川映画さんはもっと発信をシンプルにされたらと思います。

今、こういう映画をしています、が分かりにくい。

前々からチェックしていた映画がいつのまにか終了してた
こともありました。
グヤジーイ。

髭のおっさん、頼ンまっせ。

橋下市長の水づけ飯

2012-08-28 10:36:53 | 塾あれこれ
橋下市長がまだタレント活動をされていたとき
TVで「オコワ飯にペットボトルのお茶をかけて水漬け」
これが美味いと言われていました。

アリでしょうね。

私は、ただの水漬けのほうがもっと美味いだろうと
思いますけれども。
(当ブログ09年12/18に下手な文章で書いていますが
 茶漬け→湯漬け→水漬け、の順に旨くなります)

季節や状況にもよりますが温度が低い方がご飯の味が
増しますね。
反対のような気がするでしょ?

でも、おむすびでもそうです。
常温まで冷めたのが美味い。
これが基本です。

暖かいご飯を結び、すぐ食べるのも美味しいですよ。
震えるような寒い処ではなおさらでしょう。

でも「普通の日本、当たり前の季節」では常温のむすびが
美味いに決まってます。
ハイキングでもそう。

ホットボックスみたいなもので暖かいおむすびを食べられるの
でしょうか?
嫌だな。

ちなみに具など入れないものが一番うまい。
入れても梅干しくらいですね。
何も巻かない、ふりかけない。


近頃、冷たいおむすびがダイエトに良いといわれ
一部でブームだとか。

ならば、水漬けの方がなおダイエト向きですねえ。

暖かいものよりしっかりと味わいますから
米の味が良く分かるのではないでしょうか。

日本のお米ならではの究極の味です。


でもここに困った問題があります。

普通にお茶椀につぐご飯は暖かい方が美味い・・・・
冷や飯は、いまいちです。

思い込みもあるかもしれませんね。

「ご飯、ま~~だあ?」と待って炊きたてが出てくれば
それは美味いですからねえ。

中国人ならずともホットがよろしい。

温ったかいおむすび派の気持ちも分かる気がします。
それなりに美味しい。


でもね、冷たいむすびをチンしても今一つ。
コンビニのでも暖めない方がよいのでは?

ましてや冷たいのにホットな茶をかけてごらんなさい。
不味いから。

きちんと結ぶかどうかに味の違いが出そうなのですね。
結ばないものはホット、結んで時間をおくなら常温。


何度も書いたような気がしますが
「おにぎり」は語感がいけません。
乞食に何かつかませるような感じがします。
やはり(むすび)または(おむすび)ですねえ。

「むすぶ」から美味いので「握る」じゃね、潰れちゃう。

江戸時代にファストフードとして登場した握り鮨は
逆に語感の強さから早さと結びつき、ぴたりときた
のでしょう。

握り飯では強い語感になります。
肉体労働者には似合うけれど。
軟弱な私は、あまりギュッとしない(おむすび)がよろしい。



むすび、子供のころは母にせがんだものです。
今はカミサンにお願いします。
自分でやっちゃ、まずいんだよね。

専門家の腐敗

2012-08-27 15:09:52 | 塾あれこれ
存じ上げている方にも、「教え子」の保護者にも
また親戚にも警察の人がいます。
とある(私服刑事専門)の方の目つきの悪いこと。

若いころは米の映画などを通じて、彼の国は警察が腐敗している、
日本はカタすぎるがまだマシだと思っていました。

ところがマスメディアの報道で知るかぎり日本の警察も
頼りにならない。
場合によっては、腐っている。

考えるまでもなく、これだけ社会の問題が複雑多岐ならば
警察だって手が回りませんよね。

頼む側からすると「警察は何もしてくれない」

ストーカーで困っている・・警察に何ができます?
大きな事件でもおきなきゃ動きそうもありません。
そうなったあとでは遅いので、結局自分で自分を守らなきゃ。

これって昔の米映画でウヨクのオッサンが鉄砲を持つ
ときの決まりセリフですよね。
日本もアメリカに(追いつき)つつあるようです。

警察だって超多忙。
悪徳警官や、無能なやつはごく一部でしょう。
しかし実感では上記のようになってきました。

では、なくても良いか?
今の社会制度では、それは困ります。
頼りにならなくても警察は必要。


警察と似てきたのが学校。

昨今の、イジメその他の報道を見るかぎりでは
学校も腐敗しているようです。

お願いに行っても多忙を理由に取り合ってくれないんじゃ
被害届を出しても受け取らない警察と同様じゃん。

もちろん、一部の腐敗報道があるから、と全否定しては
いけません。
多くの真面目な方の努力が可哀そうです。

超多忙な中、必死で仕事をされ、精神的負担も大変な
仕事ですからね。

ただ、困っているからと話を持ちこんでも頼れない
それで「頑張っている」と言われてもねえ。

学校側から今すぐ何とかなる妙案は出てこなさそうです。

しかし、子供に「学校のことでも、自分は自分で守れ」と言える?


竹島や尖閣で明らかなように外務官僚も腐敗。
ご自分のためにしか仕事をしていないようです。

原子力ムラは?

大新聞は?


多少乱暴でも、ひとくくりに言えば
専門家に任せておけなくなった時代なのです。


経済界のエライさんや提灯かつぎのマスメディアが
「感情的な原発反対論」と言いますが
おタクらも頭の悪さは我々と変わりません。

勝ち組の側にいるという理由だけでの上から目線。
お味方の「専門家」連中がいかに頼りないか
みんなそれを分かったから「感情的な」反対を
云うのです。

自分の利益という腐敗バイアスのかかった専門家より
よほどマシでしょう。
この場合の「感情的」は正しいのです。

ひどい目にあわされそうなら拒否するのが当たり前。


専門家には「悪徳のバイアス」がかかりやすいので
「騙されないシロート」にならなくちゃいけません。

情けない国になってしまいましたが
これが今の世界標準かもしれませんね。

大曲花火

2012-08-26 10:39:02 | 塾あれこれ
大曲の花火を見ました。
といっても昨夜のTVですがね。

サッカーだろうが、有名絵画であろうが、すべてTV中継を
すると平平凡凡たるものに変わります。

大曲の花火も実際に行ってみると「迫力」でしょうね。

とはいえ、ホンモノを知らない人間には絵ハガキの世界でも
十分に想像して楽しめるものです。

大曲の花火も毎年NHKで中継しますから、なぜか
ほろ酔いで半分まどろみながら、欠かさず見ています。
もちろん本物は知りません。

びっくりワクワクなどという世界ではありません。
・・・私にはね。

「三重芯ノボリキョクドウなんちゃら・・」なんて言われても
さっぱり分かりませんね。
何年見ててもそう。
花火オンチとでもいうのでしょうか。
三重芯、四重芯だけでも区別がつきません。

であるのに
「おや今夜が大曲だ、早いなあ、夏も終わりに近づくか」
なんて思って毎年TVを見るのです。


芳賀徹先生が、蕪村の「ものうさ」を高く評価し、そこに
精神の深さを見出されているのを思い浮かべます。

大曲の花火も、けだるさがあります。
夏の名残。

「すごいねえ」「きれいだね」「珍しい」感想の言葉は
これくらいであとはその繰り返し。
途中、うとうとしたり。

時折、大変な人出と混雑を想像して現実に戻り
♪シュルシュル、ぱちぱち、ボーンで夜空に浮かぶ幻に
また見いられるのです。


まったくの門外漢的感想で笑えるかもしれませんが
いっぱし「今年は風が吹かないようだねえ、煙が残る・・」
なんて言いながら
「今のタイトルと花火と、どこがどう?」なんて
・・・ま、そんな夜でした。 

自分が間違ってるかも、と思うタイプか

2012-08-25 11:45:44 | 塾あれこれ
右側通行とか左側とかの指定がある場合でも
向こうから来る人とぶつかりそうな時があります。

たいていはどちらかが左右の指定を守っていない
あるいは気づいていない、のが原因でしょう。

この場合の人の気持ちはどうでしょう?

お互いに・・「ジャマだなあ」

そうです、確実に一人は自分が間違っていても
「相手が悪い」と思ってしまうのです。


オオゲサにいうと、自分が正しいと思えるから人間は
生きてゆけそうですね。

全ての生物は(植物でも)自己を主張して生きます。

生物というものは種の保存やDNAの継承を生きる目的と
しているようですが、「当人」にとってみればまずは
自己の維持こそが最大の課題です。

そのためには正しい判断力と実行力が求められ
それがあるものとして初めて生きる行動が可能になります。

「オレ間違ってるかも」じゃ生きられませんよね。


しかしそれだけだとぶつかり合いが生じます。

そこで本能によるコントロールや社会性が必要になり
人間のような大変に複雑な生き方をするものには
マナーとか規範、倫理、宗教、社会、国家体制・・・
様々なシバリが登場してきます。

しかしまた、縛られたままでは発展が少ないでしょう。
自由主義や民主主義が登場してくるゆえんです。

社会的動物としての人間を優先させるか
一人一人を大切にするか、
・・・あなたはどちらですか?


はいそうですね、二者択一には要注意です。
この場合の正解は「どちらも大切」
(私が勝手に決めました)

ところで、現代社会ではどうも自分優先が強く
社会は二の次になっているようで、その結果
あちこちで衝突が増えています。
統計は知りませんが間違いないところでしょう。

日本でも今の子供たちのお父さんお母さん世代から
以下にそういう傾向が顕著です。
自己チューとか我がままとは思わないのですね。

子どもも「自由に」育っています、
たいへんに良いことですが人が言うことが理解できない
子どもも増えているように思われます。

都合のよいオンリーワン世界ですね。

「それはさ、自分で考えたらぜったい出来るよ。
 そのほうが君のためだから」
とか言っても聞こえていません。
自分の頭にない話は聞こえないのですね。

考えてくれなければ伸びないじゃありませんか。


スポーツでも芸術でも素直な子供が伸びやすいとされます。

もちろん自己の強烈な人間が大成するということもあり
素直であればよしと教育するのも人間を小さくしかねません。

けれど「強烈だ」というだけでは「天才の必要条件」でしかなく
(本当に必要かはさておき)そこから先、モノになるかどうか。
どれほどの挫折があり、どれほどしか成功していないか。

勉強でも似たことが言えます。
素直な子が伸びます。

今のオンリーワン志向では素直な子が出て来づらい方向にある
のではないでしょうか。

いわゆる学力低下や偏差値分布の「しもぶくれ」
これと素直さの減少とがシンクロしている気がしますね。

なお、暗示にかかり易いということと素直ということとは
まったく繋がりません。

「この人はTVで有名な」などと紹介されると子供が話を聞き
「無名ですが~の活動をン十年」などという地味な人の話を
聞こうとしない、こういう子を(素直)とは言えません。
保護者の意識から変えて行かないと・・

また、無思考にすべて飲みこんでしまうということと
素直であるということも随分違う世界です。
「専門家」を無批判に信じ込みひどい目にあう人を
素直とは言いませんからね。


素直であるということは自らをも疑いうる柔軟な精神を
もつということです。

日本のように「神不在」の社会では謙虚さが育ちにくく
保護者の力が問われる処です。

塾の生徒に、時に素直な子がいると、保護者の教育に頭が
下がります。
「良く育てて頂いたねえ」と可愛くて仕方ありません。

こんな人間ですから学校の先生とはマギャクでしょうねえ。


扱いにくい子は(面白い)
頼もしさを感じますからね。

ただひたすら大人しいが、言うことがきけていない、
これが難しいですよね。

チンピラは「やっかい」

2012-08-24 18:04:07 | 塾あれこれ
私が言った通りでしょ。

李明博とそこに近い韓国人はチンピラ集団です。
昔から彼の国はこれが多く、鼻が曲がりますね。

今回のギクシャクはどこから始まったか?
李明博が竹島に密入国し、すぐに天皇発言を続けたので
明らかに喧嘩を売ってきたわけです。

しかもこの喧嘩、買わないわけにはいかないドス汚い
ふっかけかたでやってきた。
悪意がない、って?・・ならなおさら悪いでしょ?

そうして、日本の対応にキャーキャーと噛みつきます。
アニマルファームでストレスがたまりきったエイプが
オリで暴れているのを見る気がしますが、
この対応が・・・難しい。

何をしてもからんでくるのです。
「理」が通じないんだ。

彼らに人間の誇りってものはないのだろうか?
チンピラやってて情けなくはないかな?

ところがこれ、死ぬまで直らないのが結構多いのです。
(私も似たようなものか?はは)

自分たちの不利をじっくり味わい、別の口実を見つけられたら
当面の興味が移ったふりをします。
「これぐらいにしといてやらあ」

しつこいですから、必ずまたどこかでふっかけてきます。

そうしづらいようにこちらは毅然と、パワーを
保たねばなりません。
当面は海保と自衛隊の強化ですね。

あと、馬鹿な韓流ブームにおさらばすること。

ちんぴらとはなるべく距離を置かねばなりません。


ところが距離を置き過ぎてもカラミにくるんだよね。

ちょっと金貸してくれとかね。

どの面下げて、という感覚はありません。
カラむネタ作りですから。

憂鬱ですけれどね、
韓国・北朝鮮と似たもの同士がツインでからんでくる・・
ああ、大変。

彼らと同じレベルに落ちて喧嘩するわけにはいかないので
要注意です。


なお上記で分かるようにこういう状況を
「泥仕合」とは言いません。
朝日新聞はどこをもってそういうのか?
日本語を知らないのか、あえて同じレベルと言いたいのか?
チンピラと同じにするなよな。