「よい天気ですね」「ええ」
人は挨拶を交わします。
犬だってネコだって会えばお互いやってますね。
人は主に言葉で行います。
天気のことなど誰でもわかっているので
「寒いですね」などと
ワザワザいう必要は、本当はありません。
司馬遼太郎が描く村田蔵六(大村益次郎)は
挨拶をリクツで済ますものだから、村人からは
変人と思われていました。
(分かり切ったことの会話は無駄口であると)
人は意味のないことでも言うことが大切。
いやむしろ意味のないことを言うことが大切なので
「今時、ユーロ圏の経済危機は・・」などでは
挨拶になりません。
あなたは「こんちは」だけの人ですよ、とか
「こんちは、今日は良い天気ですねえ」の人か
立ち止まってもうすこし話す人か・・
会話時間の量こそがサインになります。
(ご婦人は長いとか聞きますが。。。)
気を使っていますよという意思表示が重要なのでしょう。
トビコミの営業マンが「おくさん!お若い!」
なんて年齢を確認するまえから口走っても大丈夫なのは
やはり(気を発信している)からでしょう。
○
もちろん人の会話でも、意味がない言葉を発してはいけない
レベルもあります。
先日、ドキュメンタリ映画の中ですが高齢の大田堯さんに
とある公演会場で(質問!)としてマイクを持った若者が
「いつまでも活躍される秘訣は?」などという下らない
質問をしていました。
大田先生、ウンザリの御様子でしたが流石ですねえ。
笑いをとる話で答えておられました。
質問のための質問、をしたくてこんな失敗をする若者は
多いと思います。
(私はどうだったかなあ)
○
長生きの秘訣など、あろうはずがないことをなぜ聞くのか?
「意味がない質問」の延長にあるものならば理解できます。
しかし、TVのインタビューなどではどうなんでしょう。
「お元気そうですね、長生きの秘訣を教えてください」
当人がコンブを食おうがラジオ体操しようが、それが
いったい何じゃっちゅーねん。
少なくとも当人が思いこんでいるだけの話で
正しいかどうか、逆に長寿の足を引っ張っているかも
しれないことを聞いてどうなるというのでしょう。
他人にも当てはまる事だと信じるのでしょうか。
・・・アホじゃ。
それとも、どうでも良いと知りつつ聞くのでしょうか?
・・どんな神経?
応えるほうも結構シラケていたりしてねえ。
「阿呆」とも言えないので聞かれた老人が心遣いして
適当に無難なことを答えているのじゃないかなあ。
○
では
「センセイのとこ、近頃はいかがですか?」
「ええ、相変わらずですねえ」
これは時候の挨拶なみなのでしょうか?
それとも苦笑しているのを誤魔化した返事なのでしょうか。
もしかすると時間だけ掛けて内容がないほうがよいタグイ
かもしれませんから、真面目に答えるのは不可かも。
良ければ妬まれるし、悪けりゃ「ふふん」と笑われるし。
こういう付き合いは苦手です。
かといって、しなきゃなにか言われそうだし。
人は挨拶を交わします。
犬だってネコだって会えばお互いやってますね。
人は主に言葉で行います。
天気のことなど誰でもわかっているので
「寒いですね」などと
ワザワザいう必要は、本当はありません。
司馬遼太郎が描く村田蔵六(大村益次郎)は
挨拶をリクツで済ますものだから、村人からは
変人と思われていました。
(分かり切ったことの会話は無駄口であると)
人は意味のないことでも言うことが大切。
いやむしろ意味のないことを言うことが大切なので
「今時、ユーロ圏の経済危機は・・」などでは
挨拶になりません。
あなたは「こんちは」だけの人ですよ、とか
「こんちは、今日は良い天気ですねえ」の人か
立ち止まってもうすこし話す人か・・
会話時間の量こそがサインになります。
(ご婦人は長いとか聞きますが。。。)
気を使っていますよという意思表示が重要なのでしょう。
トビコミの営業マンが「おくさん!お若い!」
なんて年齢を確認するまえから口走っても大丈夫なのは
やはり(気を発信している)からでしょう。
○
もちろん人の会話でも、意味がない言葉を発してはいけない
レベルもあります。
先日、ドキュメンタリ映画の中ですが高齢の大田堯さんに
とある公演会場で(質問!)としてマイクを持った若者が
「いつまでも活躍される秘訣は?」などという下らない
質問をしていました。
大田先生、ウンザリの御様子でしたが流石ですねえ。
笑いをとる話で答えておられました。
質問のための質問、をしたくてこんな失敗をする若者は
多いと思います。
(私はどうだったかなあ)
○
長生きの秘訣など、あろうはずがないことをなぜ聞くのか?
「意味がない質問」の延長にあるものならば理解できます。
しかし、TVのインタビューなどではどうなんでしょう。
「お元気そうですね、長生きの秘訣を教えてください」
当人がコンブを食おうがラジオ体操しようが、それが
いったい何じゃっちゅーねん。
少なくとも当人が思いこんでいるだけの話で
正しいかどうか、逆に長寿の足を引っ張っているかも
しれないことを聞いてどうなるというのでしょう。
他人にも当てはまる事だと信じるのでしょうか。
・・・アホじゃ。
それとも、どうでも良いと知りつつ聞くのでしょうか?
・・どんな神経?
応えるほうも結構シラケていたりしてねえ。
「阿呆」とも言えないので聞かれた老人が心遣いして
適当に無難なことを答えているのじゃないかなあ。
○
では
「センセイのとこ、近頃はいかがですか?」
「ええ、相変わらずですねえ」
これは時候の挨拶なみなのでしょうか?
それとも苦笑しているのを誤魔化した返事なのでしょうか。
もしかすると時間だけ掛けて内容がないほうがよいタグイ
かもしれませんから、真面目に答えるのは不可かも。
良ければ妬まれるし、悪けりゃ「ふふん」と笑われるし。
こういう付き合いは苦手です。
かといって、しなきゃなにか言われそうだし。