以下しばらくフィクションです。
○
古い集合住宅の3階に塾があるようだ。
コンクリートの階段を上がってみる。
掃除してないねえ。
3階に「○○塾」という張り紙があり矢印の方へ行くと
鉄の扉に看板が下がっている。
ゴンゴンと叩くと「中へ入れ」との声がした。
「済みません、塾のことを御伺いしたい・・」
薄暗い奥から冴えないオジサンがやってきた。
カップ麺をすすっていた途中らしい。
ちらしを見たこと、生徒の基本情報などを伝えたあと
確認しておきたかったことを聞いてみる。
「人をしっかり育てる」と書いてありますが・・
「ええ、それがウチの売りです」
「どんなふうに教育をされるので?」
「個人により対応は柔軟に行いますが、学力、精神力
徳力この3つに重点をおきます」
(トクリョク?はあ?)と出かかったのを飲みこみ
「具体的にどうすればそれらを涵養できるのですか」
「それを一つ一つお話しするには時間がいくらあっても
足りませんねえ。
まあ、例えばしっかり宿題を出して鍛えますよ。」
「それで力がつく保証がありますか。」
「もちろん。私の信念で、そうやってきました。」
○
信念だの信条だのが出てくると新興宗教に近い。
返事になっていないことで回答をしたつもりなのだから
手がつけられない。
これ以上突っ込んでも喧嘩になりかねないので資料を
頂いて、後日連絡を入れると言って帰ってきた。
もちろん、これっきりである。
(以上。下手なフィクションですみません)
◎
これっきり、ちゅーのも感心しませんが現実にはそういう
ものらしいですね。
それもやむを得ない処はあります。
業界を裏から透かして見ると、怪しい塾も多そうですから。
突っ込まれたら「信念」シンネン
もっとひどい処もあります。
自分が怪しいという自覚がないのです。
以前、「わが塾は人を育てます」といったふうなコピーを
出した塾の内容をある程度知っていたので、目ん玉が
飛び出るほど驚いたこともあります。
具体的にどうやってるのか聞いてみたら面白かったかなあ。
○
何々式をやっています、とか
△先生の教育理論とかいう場合も「信念」と変わらない
ことがありそうです。
風が吹けばおけ屋がもうかる、理論に近いものがありますね。
有名になってても流行っているだけで、いつかしぼみます。
やってるほうは「信念」で良いのでしょうが
つきあわされる生徒学生は、根拠の大してないようなことを
やらされていると知っているのでしょうか。
統計的に証明されている、とか、実績がン%上がった
などと言いながら、いつしか全く違う方式にとって代わられる
ってのは何なんでしょうね。
ファッションや駄菓子の流行と大差ないのかなあ。
これなら受験請負に徹している方がスッキリしているとも
言えそうです。
実績勝負ですから。
が、実績なるものも問題がないわけではありません。
人さまの悪口は楽しいので次回も続けましょう。
(とはいえ自分にも厳しい話にはなりそうですけれども)
○
古い集合住宅の3階に塾があるようだ。
コンクリートの階段を上がってみる。
掃除してないねえ。
3階に「○○塾」という張り紙があり矢印の方へ行くと
鉄の扉に看板が下がっている。
ゴンゴンと叩くと「中へ入れ」との声がした。
「済みません、塾のことを御伺いしたい・・」
薄暗い奥から冴えないオジサンがやってきた。
カップ麺をすすっていた途中らしい。
ちらしを見たこと、生徒の基本情報などを伝えたあと
確認しておきたかったことを聞いてみる。
「人をしっかり育てる」と書いてありますが・・
「ええ、それがウチの売りです」
「どんなふうに教育をされるので?」
「個人により対応は柔軟に行いますが、学力、精神力
徳力この3つに重点をおきます」
(トクリョク?はあ?)と出かかったのを飲みこみ
「具体的にどうすればそれらを涵養できるのですか」
「それを一つ一つお話しするには時間がいくらあっても
足りませんねえ。
まあ、例えばしっかり宿題を出して鍛えますよ。」
「それで力がつく保証がありますか。」
「もちろん。私の信念で、そうやってきました。」
○
信念だの信条だのが出てくると新興宗教に近い。
返事になっていないことで回答をしたつもりなのだから
手がつけられない。
これ以上突っ込んでも喧嘩になりかねないので資料を
頂いて、後日連絡を入れると言って帰ってきた。
もちろん、これっきりである。
(以上。下手なフィクションですみません)
◎
これっきり、ちゅーのも感心しませんが現実にはそういう
ものらしいですね。
それもやむを得ない処はあります。
業界を裏から透かして見ると、怪しい塾も多そうですから。
突っ込まれたら「信念」シンネン
もっとひどい処もあります。
自分が怪しいという自覚がないのです。
以前、「わが塾は人を育てます」といったふうなコピーを
出した塾の内容をある程度知っていたので、目ん玉が
飛び出るほど驚いたこともあります。
具体的にどうやってるのか聞いてみたら面白かったかなあ。
○
何々式をやっています、とか
△先生の教育理論とかいう場合も「信念」と変わらない
ことがありそうです。
風が吹けばおけ屋がもうかる、理論に近いものがありますね。
有名になってても流行っているだけで、いつかしぼみます。
やってるほうは「信念」で良いのでしょうが
つきあわされる生徒学生は、根拠の大してないようなことを
やらされていると知っているのでしょうか。
統計的に証明されている、とか、実績がン%上がった
などと言いながら、いつしか全く違う方式にとって代わられる
ってのは何なんでしょうね。
ファッションや駄菓子の流行と大差ないのかなあ。
これなら受験請負に徹している方がスッキリしているとも
言えそうです。
実績勝負ですから。
が、実績なるものも問題がないわけではありません。
人さまの悪口は楽しいので次回も続けましょう。
(とはいえ自分にも厳しい話にはなりそうですけれども)