ご近所

2008-03-31 10:28:56 | 塾あれこれ
今日でご近所の店が一軒閉まります。

私たちが越してくるはるか以前からこの地域で
お店をしてこられました。

パン、菓子、酒、たばこ、切手・・
ちょっとした用が足せるお店でした。

長い間頑張ってこられましたがついに閉店。

お店をしていらっしゃる方は
まだまだ働けそうともいえるし、
これからは好きなことをノンビリと、ともいえる
ご年配ですから、私達の都合でやめないでくださいと
お願いするのも限度があります。

小さなお店では経営も大変かもしれません。
近年はスーパーもコンビニも多いですからね。
きっと競争もきびしいとは思います。


私はパンはあまり食べません。

その店で求めたのは壜ビールと牛乳でした。
特にビールはご近所に店があると良いですね。
カンより環境に優しい壜ですが、重い!ので。

牛乳はヨーグルト用です。

少し遠くに行けばビールはもう少し安い店も
あると思います。

皆さん、1円でも安い店を、ということで
遠くの大型店へ買いに行かれます。

何年か前まで五日市の駅前にあった、その名も
「駅前酒店」ここもなくなりました。
大型店に負けない安売り路線でしたが。

小さな店が大きな資本に対抗するのは大変です。

その店が地域にあることの有難さを思えば、
大型店でばかり買い物をせずに、地域の小さな店
でも多少の買い物をすることが大切です。

店がなくなって初めて気づく有難さもあります。
あたりを明るくしてくれていたのだ、とね。


戦後、アメリカ式の経済感覚が次第に浸透し
スーパーができ、コンビニができ、
地元の店を大切にしない気分が蔓延しています。

間違いなんですよね。

もちろん大型店も重要です。
でもそこ「だけ」に偏っては地域が沈みます。

「スーパーの方がン円安いよ」という子供に
地域の経済を教えるのが大人の役目なのです。
「お金は近くのお店で使うもの」

私もそう言われましたが、子供の頃は意味が
分かりませんでした。
少し大きくなって、現代の資本主義だけが
経済の唯一のモデルではない、とわかって
アメリカの真似をする愚を思います。

日本の条件にあった経済を作るべきです。
(これは、江戸時代へとはいきません)

経済がグローバルになればなるほど考えるべき
ことなのですよね。
何が良いのか、難しいことでもあります。

でも自分達の町が寂しくなってよい人はいません。

地域の店ともお付き合いを!
遅いけど。

気がぬける

2008-03-30 10:59:05 | 塾あれこれ
納骨をすませ気が抜けたかもしれません。
かなり強い風邪をひきました。
仕事を休むところまではいきませんでしたが。


母の突然の死とそのあとのことをやりながらの
仕事は精神的にきつかったですね。
結果を悪くしてはいけませんから。

入試での結果を出して、延期していた納骨を済ませ、
.ne.com (どっとねこむ)になりかけました←??


進学塾につとめてバリバリやってた十年前までは
「受験生が風邪をひくようでは気が入っていない!」
と咆えておりましたから、その言葉が私に戻ってきた
という感じかもしれません。

私事で気が抜けてはいけませんよね。

昨今は受験前の風邪ウンヌンは言えない世の中に
なってきてるのかなあ?とも思います。
進学塾を辞めて久しいので実感がありません。

いわゆる受験競争の激しい部分ではまだ生きて
いるのでしょうが、競争率の低い部分ではあまり
関係がなくなっているかもしれません。
競争率が1.1~1.2倍では一ヶ月前の風邪くらいでは
影響をうけないでしょうから。


昔も今も変わらず言えることは実力をつけることが
大切で、スベリドメ受験校をどう選択するとか
受験校の組み合わせをどうする、などはそれほど
大きな問題ではありません。

自分の目標を大きく描いて終盤まで進み、学校選択
などは最後の調整というのが正統のやり方。

誤解を恐れずに言えば高校受験ならば10~11月には
ほぼ決まっているのです。合格確率は。

もちろんそこから手を抜いてよい、などということで
はありませんが。(塾の力の見せ所)

ところが世の中の多くの塾で保護者面談とか三者懇談
をいつやっているかというと・・
学校で進路を決定する直前、ひどい場合には決めた後
になっているところも多いようです。

繰り返しますが11月には実質決まっているのです。
そこまで話すこともなくすごして、試験が近づいた
時点での力ではどういう受験がよいかを決めるだけ
などというのは子供が可哀相すぎますね。

最も大切なことは受験を使って自分の力を伸ばすこと
にあるのですから。

11月までにどれだけ十分な意思疎通をする塾かどうか
これは大切なポイントでしょう。

「勉強は100%塾に任せる」という保護者もおられま
す。有難いことです。
でもそれを口実に子供への目配りを減らしている
場合がありそうです。

懇談や保護者会を開いてもお出でにならないという
話は塾同士でもよく聞きます。
塾向け業者ではどうやって保護者を惹きつけるか
商品開発をされています。

私は保護者に第一義的責任があると思います。

どれほど忙しくても学校や塾を優先させるのが
かつての親でした。

「人質にとられてるからねえ」

仕事を抜けてきているかたの前で話が長いと
ついイライラしたりね。

今は世の中がより厳しくなったのでしょうか。

それにしても自分の仕事と子供の教育と優先順位
を間違ってやしませんかね。
「首になるじゃん」とお叱りを受けそうですが。

もう一度繰り返しますが
11月くらいには決まります。

ラジオのやらせは分かりにくい

2008-03-28 10:04:18 | 塾あれこれ
テレビはラジオより情報量が多いメディアです。
従って騙し難いところがあります。
昨日のピンマイクのようにね。

もう少し演出して「旅人」だけは初めてという
やりかたもあるでしょう。
もちろんスタッフは随分前から準備しています。

場合によってはネガティブな面まで演出している
場合もあるのではないでしょうか。
都合の悪いところまで映った、ってね。
ヤラセではない、真実味がありますが、
もちろん周到な準備のもとにあることです。


素人が旅先で良い匂いがしているからといって
「こんにちは、ちょっといいですか」と仕事場に
進入してはいけません。
見知らぬ者に包丁が飛んでくるかも。


ラジオではアナウンサーが「初めて」を
よく口に出されます。

つい騙されそうになりますね。
情報量が少ない分、載せられやすいのです。
ピンマイクが見えたりすることもありません。

TVでは本当に美味しいかどうか、食べている人の
反応である程度予測がつきますが、ラジオでは?


お葉書は本当に初見なのか?
事前に面白い内容だからと選んでいるのではないか?

それでも「初めて」のように驚き、ギャグに嵌まって
大笑いしますね。

私如きには出来ない芸当です。

やらせとは言いすぎかな?
証拠を示しにくいですからね。


半世紀前、アメリカのラジオで『火星人襲来』と
いうのをやりました。
『市民ケーン』のオーソン・ウェルズ作演出です。

これでアメリカの人がパニックになったそうです。
本当に火星人が攻めてきたと思い込んだのです。
ラジオだから出来ることですね。

何の気なしに聞いているのが危ないと思います。
運転しながら聞くなんていうのはどうでしょう?

メディアリテラシーが働きにくいと思います。


さて、このことを子供に教えるかどうかです。
成長の程度によりますが、一斉授業で大丈夫かなあ?

街角探訪番組

2008-03-27 10:29:31 | 塾あれこれ
「え~っとこの町はどんなところでしょうか。
 楽しみですねえ。
 さっそく参りましょう」

「旅人」が町を紹介する番組、いまだに多いですね。

「あ~、なかなか風情がありますね。
 ちょっとこの横道に入って見ましょうか。」

生番組でも「旅人のカン」は外れないですねえ。
必ず良いところを歩きます。

「初めて来た気がしませんね。
 何だか懐かしい路地です。
 こんにちは、どーもお邪魔しています。
 皆さん笑顔で挨拶して下さいます。
 人情あふれる町ですね。」

カメラのこっちには人が一杯いるし
第一TVに映っていて愛想わるい人がいますか!

「何だか良い匂いがしてきました。
 ここですね。ちょっとお邪魔していいかな?
 こんにちは○○TVですがお仕事中スミマセン。
 この良い匂いは何ですか?
 ええ!これが?

 カメラさん、これですよ、これ。
 これが、あの・・・

 頂いて宜しいんですか?スミマセン。
 あ~。美味しいですね。
 初めて頂きました。

 ちょっとお話を伺ってよろしいですか。
 突然で申し訳ありません。
 いつからここでお作りになってらっしゃる?」

答える素人さんの胸元になぜかピンマイクが・・
(実際にNHKの全国放送で先ごろあった話です)


「旅人」も最近は元有名スポーツ選手などがされて
これが結構お上手なのですよね。
本当に(初めて)のように話されます。

ただ上記のピンマイクみたいにどこかでバレます。

なんだ、用意周到!リハーサルもしてるだろ
するとそれ食うの今朝から何回目じゃ?
頂くの初めて、だと?
と、ついテレビに突っ込みます。


初めて、などと口走るのは一種の「偽装」でしょう。
食品の賞味期限改ざんと変わらないじゃないですか?

ねこ寝ぼける (後)

2008-03-26 08:47:34 | 塾あれこれ


ネコは眠るために産まれてきた生き物です。
その姿もたとえようもなくステキです。

『不覚にもネコのアクビをもらふ人』

『仔猫まで真似してあくび親のそば』


仕事をしている横で眠ることがあります。
バク睡している姿を見ることが我々の幸せですね。

おんぼろの印刷機はジーコジーコうるさいのですが
そんなものでは邪魔されません。

この印刷機も来た時にはビクビクしていましたが
すぐに慣れてしまいます。
そこは人間と同じですね。


寝言を言います。

夢で何かを食べているのか口をもぐもぐさせます。
イビキもかきます。

人間と同じで肥満のカラチャンはすごい。
カミサンの寝息よりはるかにデッカイ音です。
隣の部屋でも聞こえるのではないか・・

ハギシリではないけれどもカチカチとか
寝ていてケイレン、など

一番面白いのが寝ぼけるときですね。
これはチドリが多い。

ガバッと起きてやってきます。
目が怒っていますね。

「な~ご。
 あんな、いまアイツがいてん。
 ・・ときどきいるよ。
 で、ガン飛ばすんよ。
 何?いうたら、口あけたん。
 でっかいんよ。ウチの3倍あったわ。
 そんでな、カラチャン呼んでん。
 ・・おらん、ヤクタタズ。

 で、おっちゃんのトコ来たん、
 あいつ、どこ行った?」

「さ~?」
「あれ、おらんね。。。ま、いいか」


座ったままでフネこぎます。
旧作ですが

『眠くない
 眠くないったら zz
 眠 く  な   い  zzzz』

ねこ寝ぼける

2008-03-25 10:53:11 | 塾あれこれ
ナショナルジオグラフィック3月号に「動物の知力」
という記事がありました。

まだまだ認知されることの少ない学問分野ですが
それでも確実に進歩しているようです。

ニューカレドニアカラス、オランウータン、ゾウ
シクリッド、ヨウム、ヒツジ、ボーダーコリー
イルカ、カラス、タコ、ボノボ、アメリカカケス
などなど知らないことも多く面白い記事です。

ボノボのカンジくんのように超有名な話もあるし
ちっとも知らなかった・・とか、本当?とかね。

我々が今までに思っていた以上に動物は知能が高い
ことが分かってきつつあるようです。

あるボーダーコリーは300語以上の単語を認識
できるそうです。
アメリカカケスは仲間を騙す知能があります。

知能が高くても、とある個体だけの特殊な能力で
あるかもしれず、ただ単に芸を教えているだけと
いうこともあるかもしれません。

けれど実は今まで学問が進んでいなかっただけで
動物の脳も思われている以上に発達しているらし
いことが見えてきつつあるのです。


動物も長く付き合うと様々なことが分かってきます。

ネコも日本では家への出入り自由の形で飼う事が多く
イヌと比べ、言うことをきかないとか、野生が残るとか
言われてきました。
家から外へ出さないようにすると色々なことが分かって
きます。
案外に知能が高い。
言われてきたことは付き合う時間の少なさゆえです。
もちろん(残念ながら)犬ほどではないようですが。

我が家の二匹のネコは同じときに生まれた姉妹
やっと目が見えるころにもらってきました。
それ以来全く同じように育てたはずですが随分と
違うオトナになりました。

性格も趣味もかなり違うのです。
片やカレー粉大好き、片やオリーブオイル。
ブログのネタがないときにまた詳しく書きますが
何がキッカケなのだろう?というくらい違います。
それだけでも知能が案外高いことを覗わせますね。

どうも、片方が頭が良さそうなのですが(ごめんね
カラチャン)近未来予測の能力差からくるようです。
その場の状況で、次はどうなるという読みが鋭い。
もう一方は後からついてゆきます。

上記のカケスのように、遊ぶときには相手を騙す
行動もします。2匹が交互にですが
扉の影で待っていて、通りかかると「わっ」
相手を驚かせて喜んでいます。
仕掛けた方が逆に待ち伏せをくうこともあります。

細かく話をするとたくさんありますが
いったん今日の話を終わります。

長く付き合っていると知能が分かってくること。
個体差などは慎重に考えるべきこと。
決して擬人化などしてはいけないこと。

こんなことを考えながらネットにあふれている
ペット情報を整理するだけで学問が出来そうな
気がするのですが・・

(寝ぼける話まで到達しなかった・・)

小雨の尾道水道

2008-03-24 10:29:41 | 塾あれこれ
尾道へ行きました。

『いにしへもかく住まひたる雨にぬれ小さき町よ尾道水道』

『雨上がり瀬戸の山の端ほの淡く何時また会ふと海を惜しみつ』

昨日広島はよく降ったようですが尾道は小雨でした。

やっと母の納骨に行ってきました。

強く希望される方もありましたがみなお断りして
カミサンと二人でひっそりと。
天寧寺のご住職も優しかったですね。

すべてを済ませて帰りの電車まで少し時間があり
駅前、桟橋ビルにあるハーブの店でティーを頂きました。

ゆっくりとした空間で客も少なく、木の床を歩く
コトコトという音が響くほどです。

目の前は尾道水道。そして向島。

造船所、懐かしい小さな灯台、砂浜も昔のままです。
宝石のように碧い、波一つたたない海です。
雨が薄くけむっていました。

幼稚園に入る前の思い出があります。

海の向こうがアメリカと聞いた私は、その向島を
アメリカだと思い込んだ。
トンチンカンなことを言うので大人に笑われました。


ティールームにお客さんです。
私の椅子の後ろをごくゆっくり歩いていかれます。

丁度右後ろを通られたとき
その背格好の母に似ていたこと。
どきんとしましたね。

カミサンからはその老女と私が見えます。
私の顔色も見ていたかもしれません。
「泣くかな?」

小柄で色の白い品のよい方でした。
一人でハーブティーとはカッコイイ。
ほんの少し寂しいけれど。

暫く前の歌です。

『水道の霧雨晴れむ向かひなる島の人影揺らぐ夕暮れ』


リッチな生活

2008-03-22 09:34:01 | 塾あれこれ
先日、小学校の同級生の所へ行った際の話です。
そこへもう一人同級生が来ていた。
彼とは何十年ぶりでしょうか。

話を聞くと大手企業のサラリーマンを早期退職し
現在は悠々自適の生活をしているとか。
生活ぶりが昨年テレビに紹介されたそうです。
「月3万円で暮らす」有名人です。

彼は安全な水が手に入る山の中に広い土地を持ち
そこに住んでいます。
全く汚染されていない天然の水が手に入る場所を
この辺りで探すのは大変でしょう。
自然と一体のリッチな生活です。

農業をし、山菜を採り、竹林もある、
魚釣り、狩猟、炭焼き、生簀に魚を囲い
養蜂、竹炭、庭には燻製をつくる設備がある・・

光熱費もほとんど使わない、テレビも余り見ない

外国映画を見ているような話でした。

この日本で、意外に市街地に近いところで
そんなリッチな生活をしているのが同級生とは。

体力は見るからにありそうです。
背丈は高くないのですがね。

暖房も普段はあまりしないそうで、冬は前夜の
氷がグラスに(そのまま)残っているそうです。

生き物の命を頂いて人間は生きている、という
ことを実感する生活だそうです。
だから命を粗末にしない!


「お前、学習塾やっとるんならオレんとこで
 自然体験をやらすか?
 今の子らにゃ必要ぢゃと思うが」

こう言ってくれました。
有難い話ですねえ。
彼が現代の子供を憂う気持ちは痛いほど分かり
ます。

自分の娘さんもなるべく自然の中で育てたそうで
子供のころは幾分かは不満だったと
同席した彼女が言ってました。

自然でも生きられるようでなければなりません。

ただ、私がまったくそういうのが弱い、
お前は何もせんでよい、とは言ってくれるのですが。

夢のまた夢。
しかし、勇気付けられる話ですよね。
この国もすてたもんじゃない。
しっかり生きている人間もいるのです。

彼とは中学高校も一緒。
なんでこんなに違ったのかしらん。
彼のような生活は私は一日もできないでしょう。
情けないことです。

バカにされたらすぐ分かる

2008-03-21 10:49:37 | 塾あれこれ
大人でも子供でも同じです。
バカにされたら直ぐわかる。

目で分かりますね。
空気でも。

「どーせ、うちらはばかじゃけ」
(昨年9.21にも書きました)

これで固まるとほぐせません。
和らげることはできますけれどね。


能力は高いけれども現実に数字が上がらない
場合があります。
幼いころのボタンの掛け違えがその典型でしょう。

シンドイのは嫌だと思う人かもしれません。

暗記能力とか計算能力には個人差が大きいし
気力を含めた体力、置かれている環境などでも
左右されます。


大した違いでもないことなのに当人はつらく
思います。

そこで逆ギレする人もいます。
「学校の勉強が何の役に立つの?」

大した差は無いということと勉強はしないでよい
ということはちっとも繋がらないのに。


勉強というものはしておくべきことです。

もともと人間というのはそういうふうにできて
いるものです。
一人前になるまでに何年親元にいなければなら
ないことでしょう。

私も子供の頃に大人からよく言われたものです。
「大人になったら分かる。
 勉強しておかなければ」
今も昔もこんな発言はお説教くさくて子供には
通じません。

私もサンザン言われて、それでも勉強しません
でした。
言うだけで動く人間はいませんけれども。
反対に私のようにアマノジャクな反応をする人も
いるかもしれません。

子供に「勉強しろ」は禁句ですよね。


イヤになるとそこから勉強しなおすエネルギーは
たいへんなものを要します。
まずイヤにならないことに配慮すべきですね。

それでもイヤになったり遅れ始めたりすることが
あります。
つらいことを辛抱する必要も出てきます。

性格と環境整備、想像力
・・これらがキーワードですが続きは明日。

地獄があった頃は良かったね

2008-03-20 10:26:36 | 塾あれこれ
とある営業の方からEメイルを頂きました。

それが迷惑メイルに挟まっており
誤って消してしまった。
仕事の関係があるので再送をお願いする必要があり
かっこ悪くも電話いたしました。

というのは先日、私の古いPCが壊れアドレスが
分からなくなってしまっていたからです。

その営業の方がおられず伝言をお願いしましたが
ハイハイと電話を切られてしまった。
久しぶりに「ガチャっ」という音を聴きましたね。

「オレは忙しいんだ。
 ジジイがメイルなど扱うから電話で伝言なんて
 ことになるんだよ。ボケ!」

超有名会社の子会社で絶対につぶれる心配が無い
ところですから、いまだにそんな電話扱いができる
のでしょう。普通の会社でいま時ねえ。

昔なら、そんな会社はいずれバチがあたる、とか
そんなヤツは地獄へ落ちるとか、いって自分を
慰めたものですが、なに
つぶれるのは良心的な会社ですし
地獄なんてありやしません。
政治家や悪徳役人が平気なわけです。

強い者が勝つ、或いは勝ったものが強い、世界です。
地獄などというものに期待するようでは勝てません。

ブログに書いてやる、とこれまた甘い了見で書いて
いますが、誰も読まないブログで書いても、ねえ・・

実は私は電話ガチャンの常習者だったので
ぼっとん便所のオツリのような話です。


サラリーマンを辞めて塾に就職したころの話です。

ふと気づくと「最近店員が寄ってこないなあ」

デパートなどでは無視されます。
こちらから「すみません」と声をかけないと近くにも
来ていただけないのです。

つまり買いそうに見えない。
そんなフーテーではない。

塾の人間は当時は落ちぶれたヤクザみたいな格好が
主流でしたからやむを得ませんな。

もちろん商品を触ってみてたりすると飛んできます。
「それはカクカクの商品でございまして・・」
と取ってつけたような説明を始めます。

ホンネは「触んなよ、買わねーんだろ」

まあそういわれると退散しますが
たまにはムリして高いものを買ったこともあります。
塾も景気が良かったんですかねえ。


そう思う自意識過剰という面もあったでしょうが
およそ相手の気持ちは分かります。

見下される側にたって初めて見えてくるものもあり
ます。商売する側の根性といいましょうか。

更に自分が接客商売をする側で長く過ごすと、
より多くのことが見えてきます。
分かってきます。

そうして初めて接客されることの有難さも分かって
きましたね。
「有難うございます」「申し訳ありません」
が心から言えるようになりました。
店の側の気持ちも伝わります。


で、それと同じことが生徒と教員の間にもある
という本題へ移るツモリでしたが時間が・・
すみません、明日。