頑張っても減らない

2010-09-30 10:33:33 | 塾あれこれ
頑張っても減らないのが体重と電力使用量。

かなりやっているつもりでも、増えるのを食い止める
のが精一杯でしょうか。

電力は大きな投資をすれば違うのでしょうが
それはまた別の問題だし、我が家には高価すぎます。
地道な努力をするしかないのですが・・


まず数字を上げておきますと我が家の今夏の電気は
7/2~8/2 334Kwh  1日当10.4KWH
8/3~9/1 408Kwh  1日当13.6KWHでした。

電気事業連合会の数字によりますと日本全国では
今年の8月は猛暑の影響で前年比9.5%増
過去二番目の使用量だったそうです。

7月は過去最高で、例えば東京の家庭用電力は
前年より10%増えたそうです。

それを思うと我が家は頑張っていますね。
私よりカミサンが大変。
塾のパートは例年通り冷房を使いますからね。


我が家の過去の数字をもう少し書いておきますと

09年8月  397Kwh(29日間)  1日13.7KWH
08年8月  358Kwh(29日間)  1日12.3KWH
07年8月  456Kwh(33日間)  1日13.8KWH

O8年は頑張ったが翌09年はリバウンド
何より私の体調が最悪だったのが響きました。

節電に努力、どころか入院しないよう必死でした。
受験生も多かったしね。

今年は猛暑だったけれど微減にとどめられました。
全国では10%ほど増やしているので、まずまず?
(去年増えているから威張れるほどではない?)


ちなみにガスは8/19~9/16(29日間)で11㎥
昨年が27日間で14㎥
一日当りに直すと27%の削減です。

もっとも、猛暑でしたからね。
ガスは少なくて済んだようです。

水道も2か月で去年40㎥から今年34㎥へ15%減
猛暑でこの減はすごい。


2008の9/17に当ブログで書いていますが
自宅で仕事をし、外出が極端に少なく、出来合の食品も
なるべく買わず、生きるためのエネルギーは自宅分で
かなり、まかなっています。(クリーニングも少なめ)

それにしては頑張っている数字ではないでしょうか。

特に塾のエネルギー消費部分は削減が難しいですね、
客商売ですから我慢しろとは言いづらい。


車は持たないでしょ。

たまの旅行も日帰り。
本は多くが古本。。。などなど


一年前民主党の鳩山首相は大胆なエネルギー削減を
うたいあげましたが、
あれは今いったいどうなっているんでしょうね。

他国がやらなければ、日本はやらないでよい?

百歩譲ってそうだとして、もし流れが変わったら
急な負荷がかかるのは日本です。

いまからでもできるところは進めておかねば
なりません。


まず隗より始めよ、ではありませんが
政治家や官僚の方々はどうなんでしょう。

自らの数字、できればプライベートなものも
明らかにして率先した努力をすべきでは
ないでしょうか。

それとも鳩山が辞めたらもうどうでもよいの
かしらん。

学校など公的機関も削減の実態をオープンに
すべきですねえ。

谷啓さん追悼で

2010-09-29 10:10:39 | 塾あれこれ
谷啓追悼として是枝監督『ワンダフルライフ』が流れました。

なぜこの映画なんだろう?
一応ビデオに撮っておきました。


著名な監督とは知っていましたが近年の邦画は
見る気になれず、実は是枝作品も見たことがない!
・・・など、映画好きもここまで落ちますかねえ。
我ながら情けない。

もちろんたまに見た邦画のレベルが低かったことも
最近見ない理由です。
それなら昔の映画を見返すほうが楽しいですから。


『ワンダフルライフ』は外国で評価され受賞も多く
確かに、なかなかの作品でした。

タルコフスキーやニキタ・ミハルコフ、あるいは
三部作のころのホウ・シャオシェンを思わせる
才能ぶりですね。
(彼らにはまだ及ばないけれど)

ARATAや伊勢谷友介の映画初出演作でもあります。

人生を振り返るとは、という主題をメルヘン風に
処理した、映画です。
静かに美しい。
そのセンスは邦画離れしています。

「む~、どんどん新しい才能が出ている」などと十年前の
映画に感心した次第です。(笑えヨ~)

伊勢谷友介(龍馬伝の高杉晋作)が良いですね。
(達者というか、深く掘り下げる人なのだ)


谷さんの話でした。

ネットで、この映画の谷さんはフツー、と書いておられる
人を見かけましたが、私は意見が違います。

とても良いですね。

端麗な銘水のごとき存在感で、何もしていないように
見える人もいるでしょう。

オットドッコイ

私の意見を聞いてつかあさい。


この映画ではプロの俳優や素人の方が沢山登場され
「わが人生の最良の思い出」を話されます。

すると当然ながら素人さんの方が「本当」

役者さんは演技をしているので、どうしても
嘘っぽく見えてしまいます。

役者が本当のことを語っている場合もあるでしょう。

ただ、そこにもどこか演技がある。

徹子の部屋で話すゲストにどこか気どりや演技があるのと
同じです。


横道にそれますが
外国映画を見て感動するのは役者を知らないから
リアルに見えると云う事がありそうです。

映画を作る人が画面に込めた部分だけを見ますから。

逆に、私が邦画に乗れないのはそれがあるからでしょう。

他ではこんな演技をしていた、とかスターとしてこんな
イメージがある、とか画面以外の事が足を引っ張ります。

また「どうせ演技だろ」という気持ちもあります。
「上手い演技をしているなあ」もあります。
演技を意識させられてしまうのですね。


この映画でも素人と役者の温度差を感じてしまい
いまひとつ乗れない部分があります。
外国の人はそれがないでしょうから、とてもリアルに
映画に引き込まれるのです。


そのワザとらしさをほとんど感じさせないのが
この映画の谷啓。

是枝監督が選んだはずです。

そこで追悼番組にも採用された。


思うに谷啓の一番のよさがこのバランスなのです。
他に代え難い。

普通、役者は演技をした部分を見てもらいます。
観客の前に、「演技」を出して見せます。

谷さんはそうではありません。

いつでも谷さん。 あのキャラクター。

何もしていないように見せて、谷さんの演技は
彼の向こうに人物が浮き上がるのです。

能や狂言、場合によっては古典をやる歌舞伎役者
そういう類の芸と似ています。
茂山千作さんはいつでも何を演じても千作さん。
ですが千変万化される。

役者の顔の向こうに、彼の個性の向こうに、
作品世界が広がるので却って自然に映るのです。
演技で偽るということをしないから。
(これを映画やTVでするところが谷啓のスゴサ)


反対に熱演型の役者さんは一般に受けます。
すごいなあ、上手い演技だなあ、と。

竹○○人、香○照○などなど。
シツコイよね。ドロクサイ。

演じている向こうに役者が覗いて「どうだ、上手いだろ」

私は好みません。
高校の学芸会じゃあるまいし。


近年、数すくない名人が亡くなられました。

日本人が忘れかけているシャイな文化。

寂しいですねえ。

ネコみつかる

2010-09-28 10:31:04 | 塾あれこれ
カミサンの親友が飼っていたネコが行方不明でした。
たいへん心配されていたようです。

四十数日たった昨日見つかったそうで、良かった。

体重は軽くなっていましたがケガもないとのこと。

そのまま見つからないことも多いようですから
飼い主の喜びは如何ばかりでしょう。

もしかするとケガかなにかをしてしまい、その折
親切な方に面倒を見て頂いたのではないでしょうか。
体力を回復して、ふと家に戻ろうという気になった。。

それでないとこの夏の暑さは越せないでしょうから。

しかし、動物とはエライものですね。
もしかしてどこかにおられる親切な方も有り難い。


思い出したことがあります。

小学生の時ノラを家で飼うようになったことがあり
ました。
私が強引に頼んだのです。

狭い部屋で窓を開けて寝ているとヘソの上を冷たい
ものが走ったのです。
ネコの肉球でした。
おなかを出して寝ていたのはもちろん私です。

それが縁で我が家に住みつくようになりましたが
ノラらしい強さがまったくないメスで
ノンビリというか、とろいというか。
よく生きてきたなー、と思えるほどでしたね。

さすがに初めのうちは警戒していましたが子供には
なつきやすかったのでしょう。
気のいいネコでした。

そういうタイプですから友達の少ない私にとって
かけがえのない存在になったのです。

一度1kmほど離れた場所へ転居しましたが無事
そこにも居つき、周りのネコ族からはいじめられても
いたようですが平和な日が続いていました。

ところがあるときいなくなり、ふた月近くも戻らず
ネコは死ぬときにいなくなるから・・と皆も
諦めていたときに、ボロボロになって戻ってきました。

かすかな声を聞きつけたのも私です。
人生であんなに驚いたことは少ない。

交通事故だったようで、左後ろ脚に大きなけがをし
それはまだ癒えていませんでした。
体重も何分の一かに激減、生きているのが不思議な
ほどでしたね。

ネコが嫌いな母も、さすがに傷を看病してくれ
毎日包帯を換えていました。
(犬猫病院に行く金などありませんでしたから)

結構治りかけたあるとき、また居なくなりました。

こんどは、それっきり。

命あるうち、必死になって戻ってきてくれた
そんな気がします。

いきものが死んであの世というものがあるならば
きっと家族と一緒に彼女も私を待っていてくれるハズで
一番に走って出迎えにくるでしょう。

それなら死ぬのも悪くはないか、と思ったりします。

数少ない「友達」の中でも一二の存在でしたねえ。


その猫の失踪がトラウマになり以後40年ほどは
ネコを飼うことが出来なくなってしまいました。

今、ネコ2匹がいますが彼女らとの出会いがなければ
ネコと暮らすことはなかったかもしれません。
つい甘やかしてしまいますね。

中国が忘れていること

2010-09-27 10:33:31 | 塾あれこれ
またまた宮崎市定著『東風西雅』から引用です。

「この奴隷制度は近世初頭より三百年に亘って継続し、
 十九世紀に入って表面上変形して苦力制度となり
 更に約百年の後に消滅するのであるが、この苦力貿易
 に終止符を打たせたものは明治初年日本政府が大英断
 を以て世界の目の前で行って見せた正義の為の奮闘の
 賜ものに他ならなかった。」

1842年の南京条約後、契約移民の名を借りてその実は
奴隷に等しい「貿易」が横行していました。
奴隷の行き先は砂糖のキューバか鉱山のペルー。

明治五年ペルーの「貿易」船が中国で231名の苦力を
「仕入れ」帰国の途中で故障のため横浜に寄港しました。
その時一人の苦力が船から逃げ出したのです。

日本は船を調査し、表面上の契約は整っていても実体
は異なるとして中国人全員を釈放しました。

国際問題になりましたが、日本は正義を貫き中国人を
全員帰国させます。

これがきっかけとなって清国政府も重い腰を挙げ
ついに奴隷貿易も終焉に向かったのです。

小国なれど正義を貫く明治新政府の毅然とした態度は
現今の政治家や官僚とは別世界のように思えますね。

今の日本なら契約の有効性とか、国際法とか、外交とか
面倒な事が多いと、見て見ぬふりをするかもしれません。
国外退去でごまかしたりね。
日本に損にはなっても得になることはないのですから
面倒を起こしたくないのが官僚や政治家です。

そんな現代のセコさとかけ離れ、明治人は正義を優先し
大変だけれど当然のこととして決断したのです。

ここに日本が向かう国家像があるはずです。

わが正義を貫けば、他国の醜さがあぶりだされます。

彼はこんな国です、覚悟して付き合いましょうという
サインを、ただで発することができるのです。
相手がカリカリと居丈高になればなるほど醜さを世界
に曝すわけで、柔よく剛を制すチャンスが広がります。

今までカネをばらまくしか能がなかった日本外交は
そのこと自体が恥ずかしいことであったわけです。

外交官などの態度や仕事ぶりも反感を買うばかり
成金姿の観光客も反日感情をあおったハズですね。

お人よしの国であれというのではありません。
残念ながら軍備その他の充実も必要な情勢でしょう。

ただそのレベルで悪賢い国と競いあうのではなく
他の国には出来ない道を歩むべきでしょう。
帝国主義の仲間入りをしようとした轍をふむわけには
いきません。

日本をさらに良い国にし、世界に発信しつづければ
それが唯一の平和な未来をもたらすはずです。


中国の人は明治初年の日本の行為を知っている
のでしょうかねえ。
先日触れたトルコとは国民の出来が違っているか?
日中戦争も影を落としているでしょうけれど。

○追記

紛争は平和裏に解決すべきです。
けれどもそれで済まないこともあります。

近くは韓国の李承晩、勝手に線を引いて日本の漁船を
拿捕しまくりました。
日本はなすがまま、それが現在の竹島で韓国が図に
乗っている遠因かもしれません。

(謝罪と補償というならば日本から要求すべき事で
あるのですが、現今の状況では持ち出さないほうが
よいでしょう)

国民を守るには一定の武力が背景に必要であることは
哀しいながら人間と言うものの現実です。

早くに手をうつ

2010-09-26 11:17:55 | 塾あれこれ
中秋を過ぎやっと秋らしくなってきました。
月もずいぶん高い空に上ってきます。

昼間の散歩が出来始めています。
時間が許せば、ですけれども。


こんな街中なのに以前ハチの巣ができかけたことが
ありました。鉢植えのブルーベリーです。
大型で足が長く色合いから言ってもスズメバチだった
かもしれません。

巣は出来始めで、握りこぶしの半分くらいでした。
煙でいぶしおそるおそる撤去。焼却いたしました。
2匹ほど飛びましたが煙であきらめたようです。
素人には危険だったかなあ。
(小さいので市役所に電話もオオゲサで)

家で塾をしているので万一子供が刺されると大変。
敵が小さなうちに叩いておかねばなりません。
背に腹は代えられず必死でしたね。
放っておけないですから。


散歩コースの公園にスズメバチが出ます。
その時期はコースを変更しなければなりません。
君子危うきに近寄らず。

多少暑くても時間が取れればいまのうちに散歩と
いうわけです。

昨日も行ってきました。まだ暑かった。

カモが飛来していました。
三十羽ほどです。
大型で見かけないものですから移動の最中に
違いありません。

いつのまにかツバメが姿を消し、カモの季節に
変わろうとしています。
今年はコチドリを多くみかけます。
干潟をちょこちょこ走ってかわいい。

カモもまだ長距離の移動は暑くて大変でしょう。
体温の調節だって厳しいに違いありません。

でも早めに移動するのですね。
きっと生き抜く戦略なのです。
他人よりも早く。

青い水面に浮かんでいる姿は穏やかそのものですが
よく言われるように水面下は違うかもしれません。


沖縄の海も平和な水色をしている筈です。

けれども世界中が利益を争う時代。
我がちに。
波が高くなってきました。

智恵と覚悟が必要かもしれませんね。
生き抜くため。

用意は早く周到に。

応挙描くユ-レイか

2010-09-25 14:36:08 | 塾あれこれ
日本人の持つ幽霊のイメージは
丸山応挙の絵が代表的でしょう。

髪がザンバラでね。

近頃、そのユーレイ髪をよく見かけます。
よほどお金がないかと思うと、カミサンによれば
あれがファッションなのだそうで、驚いた。

私の目もよほど時代遅れになったようです。


昔ならば結構な金を出して水商売のお店に行かねば
お目にかかれなかったようなフーテイの御婦人も
よく見かけますね。
どなたも香水がキツイ。

あるいは新劇の舞台に見るようなパーティ風なのだか
ものすっごい(つまり多分似合っていない)格好の
オバサンも街中をカッポしておられます。
たぶんピアノとか英会話とかそんな類を教えていて
まずいハーブティーを生徒や客に無理やり飲ませて・・


上記を含め皆さんケータイがお好きなようで
今回の奈良行きでもそのことは確認できました。

もちろん男もケータイばかり見ています。
情報社会には必需品とは思いますがケータイを
じっと覗きこんだままという姿はマヌケですね。

本を読む姿がマシと思う私は時代遅れか?

携帯で詰らない会話も多いのではないでしょうか。

ゲームをしたりネットを見たり不急のことばかり
なぜケータイなんだろう?合点がゆきません。

暇つぶしなら車窓でも眺めてたらよろしいのに。


関西では電車の人のマナーの悪さにも驚きました。

だいたい関西は良くなかったけれどこんなだったか?

自分たちだけがよければ良い、それって大陸系隣国の人
に多くない?(国はいくつかあるけれど)
我がちに動く関西人は彼らにそっくりですね。

日本は外国とは違うぞ、と言えなくなってきたのかなあ。
いや、広島や福岡は若干マシだと思います。
(田舎なだけか)

以上、旅行のメモでした。


写真は薬師寺東塔、かなり傷んでいますね。

またも弱腰外交

2010-09-24 18:23:32 | 塾あれこれ
日本はまたも弱腰で、中国は勝ったと大喜びでしょう。

日本は政治力、軍事力など総合的国力で劣り
また官僚を中心にもともと弱腰外交が身についているし
まあこんなところでしょうか。
(役人だけでなくここまで放置した自民党の責任も大)

長引かないで終息できれば経済界も安心かな?
とはいえこのままで終わっても当面の一件落着にしか
すぎないのではありますけれども。

情けないけれど、「弱腰」は現実的かもしれません。
威勢よく大ゲンカするわけにはいかない。

良く言うと、相手を威張らせてこちらは実を取る
もしくは大損しないで収める・・
負け惜しみと言うか乞食根性というか。

個人的にはもう少し頑張ってほしかったけれど
丁度、アメリカが間に入るタイミングだった
のだろうと推測します。
それに乗らざるを得ない程度の政府です。
(野党だって政権についていれば同様に無ざま)

身柄を拘束する以上の外交的圧力を持たない現状を
憂うべきでしょう。
アメリカに泣きつくしか能がないんじゃ、ね。

けれども収穫がなかったわけではありません。
お隣はこんな国ばかりだと云うことが良く分かり
そのつもりでいなければならないことも教えて
くれた尖閣漁船問題でした。
(仕組まれた事件かも)

中国にとっての領土問題でもあるでしょうが
経済問題であり、軍事問題がからむので
日本に向けてチャンスとばかりカマシてきたのです。
(お下品で失礼)

利益が絡むと実に実に下品な国であることが
バレましたね。
これが「国際標準」でもあるのです。

四川大地震のときはどんな顔をしていたか?
それでこれです。国家がSSと同じです。
エゲツナサが分かるでしょう。

今頃、中国を知っては遅いけれども。

中国だけではありません、ロシア、北朝鮮、韓国、米国
などなど、みんなそうです。

日本が甘さを見せているからカマサレルのです。
今回の弱腰は政府だけの問題ではありません。

毒ギョウザを知らんぷりしようとした中国のことを忘れ
すぐに買ったり旅行をしたり、甘い国民です。
馬鹿にされているのは日本国民全体でもあるのです。

中国から観光客?
汚しに来ているだけですが、お金を落とすのですから
あり難く、日本は良い国であることを見せつけましょう。


沖縄の基地問題もからみ、ちょいと揺さぶった中国。

アメリカは日本に、子分のままでいなけりゃ面倒見ないよ
というサインを日本に送ったわけです。
(表面ではNSCベーダー部長やクリントン長官の発言)

尖閣諸島は日米安保のワクに入ると米国に言ってもらい
日本はひと安心したというところでしょう。
「たすけて~」と媚をうったのかもしれません。

一番大きなファクターは米中の海軍のつばぜり合い。
それで見通せる範囲の決着になりそうですね。

では日本は丸損か?

それはこれからの日本の対応次第。

国民が良い教訓としてこれを忘れず息の長い対応を
するきっかけになれば良いのです。
力がなければ勝てません。

もちろん何が何でも軍備増強ではありません。
こういう短絡思考は、かえって国を誤ります。
「腕力だけが力」は御粗末でしょう。

ただし国際情勢と経済圏の安全保障は真剣に
国民が検討すべき時代であるでしょう。

その際、忘れてならないことは「貿易立国」
いかに、したたかに生き抜くか。
しっかりとした国を作りうるか。

人的資源を進化させるしか生きる道はない筈です。

中国政府が「しまった、あの時日本を目覚めさせた」
と思うような近未来の日本を作ればよいのです。

このまま政治家や官僚に任せっきりだと
また弱腰をやります。
彼らは国民を映すカガミでもあるのです。
頼ってどうにかしてくれるような度量はありません。

国民がしっかりしていないと子供の未来が危ない。

今回は「小さな大事件」のように見えますが
貴重な教訓を得られたのではないでしょうか。

(追記)
また入ってくるでしょう。
その時は、必ず拿捕しなければなりません。
ビビったら国民の右傾化に拍車がかかります。

マル暴関係の隣国人の徹底的取り締まりも大切ですね。

それにしても地検のコメントはひどい。
外交的配慮とは何ぞや。
自殺行為に等しい。
大阪の前田といい、検察も官僚が腐っている。

(追記の追記)
何年振りか?にトラックバックを頂戴しました。

公開させていただきますがトラックバックなど面倒なので
それだけに留めておきます。悪しからず。

Y寺

2010-09-24 09:41:37 | 塾あれこれ
唐招提寺→昼食→その次はY寺。

東塔が大修理で当分見られないというので
見ておきたく、それが目的の奈良行きでした。
10年近く先には生きているかどうか、ですから。

昔、裏から(北側から)入って金堂の西を回ると
視野が開けて東塔が目に飛び込んできました。
本来、正しく南門から入るべきかもしれませんが
あのルートの、ふと立ち上がる東塔は美しかった。

あれから寺内の整備が進み、往年の姿に戻りつつある
ということです。
仏法には喜ばしいことでしょう。


西塔をまだ見ることなく昔のイメージのままで東塔を
覚えている人に現在のニギヤカサはどう映るのでしょう。

Y寺さんは発想のレベルが違うハズです。

多くの一般大衆を救ってこその仏教ですから
キンキラの建物、ギャグ満載のお説教、団体御一行様
これらは仏法の手段ということでしょう。

一部人間がうるさがってもそちらがマト外れなのです。

今回も、Y寺へ行った時に境内へは沢山パイプ椅子を並べ
大きなスピーカーなどでコンサートの準備のようでした。
それも仏法のため、仏法のため。

でもご近所は迷惑じゃないのかなあ。
近頃は学校だって大音量は遠慮しているのに。
いや、これも仏法のため。

決してお寺さんの金儲けではありません・・・たぶん。
宗教法人で篤く守られる浄財は伽藍の整備に使われます。

衆生を相手にするということは錦の御旗みたいですね。

大勢の人を前に慣れた口調でお説教をしている坊さんは
予備校の人気講師よろしくペラペラと。
ルーティン・ワークになってない?

いやあれも仏法のため、本人の修行のため。


皮肉っぽく書いていますが、あちらは悟ったお寺さんゆえ
お怒りにはならないでしょう。

安物の教育者ならば、ちょっとモノ申すとすぐにお怒りに
なられます。
そちらが普段仰る「人に寛容に」ってどうなの?

さすがに宗教者はそうではないでしょう。

哀れな小言幸兵衛が救われない世界から何か叫んでいます。
憐みの眼差しを頂けますよう、よろしく。

西ノ京で食べる

2010-09-23 10:56:19 | 食べる
下手な写真でスミマセン。
遠くに小さく三重塔があるのですが・・

唐招提寺から秋篠川ぞいに散歩道があります。
昔は風情があったでしょうね。
それでも、近くに住んでいれば良い散歩道でしょう。

ここを10分ほど歩いて予約した店に行きます。

近辺にあまり食べ物屋さんがないということで
ほぼ外食はしない人間ですがやむをえません、
予約いたしました。
昼を抜いたらカミサンに「殺す気か」と叱られます。

店をネットで探したのですが、こういうものは
ほぼ期待してはいけないと承知しています。

とはいえ、奈良は大阪と違って割と美味しい店に
当たります。
しかも、何でも宮様が訪れたという・・・

このパタンはアヤシーこともあります、どっちだろう?


話が横道に入りますが、カミサンからは最初
今上陛下が行かれた、と聞いたように思います。

これに弱いのです。

近年、ドが進んでいるのですが、かなり陛下に弱い私。
といっても、もちろんお付き合いなどあるわけでなし
タマにTVでお姿を拝する程度です。

そうしてその都度、ウルウルしてしまいます。

天皇皇后両陛下がどこかの施設を訪れておられる、
そのカットだけで「ああ、日本は良い国だ。
この天皇のような方は世界におられまい」と
しみじみ有り難いのです。

これほど平和を希求し、憲法を遵守しようとされた方が
おられるでしょうか?
大柄ではない御体で日本を支えておられるのです。


そんな店に期待する気持がちょっこしわきますよね。

食べ物は美味しうございました。
ヒザをうつとまでは行きませんが全体にグー。

オママゴトのように可愛らしく丁寧に調理してあり
弁当には数えきれない種類のオカズがあって
結構満腹になりました。
お値段もリーズナブルですね。
ここまではほぼ(言うことなし)


ただ、リピーターになろうというところまでは
行きませんでしたね。

「ま、こんなところか」


遠望すると稲田の中の藁葺屋根、
絵になります。
駐車場が前にあるのもやむを得ないでしょう。

安物のホテルでご案内をされる風体のオジサンが
お店の前で待ち構えておられました。
「ご予約でいらっしゃいますか?
 は、ご案内します。
 お名前をよろしうございますでしょうか」

ん~、悪くはない。
サービスのつもりでしょうから。
でもね、藁ぶき屋根の古民家で食事というのと
案内オジサンはそぐわないなあ。

中はフツーの食堂。

屋根の茅葺は何?
これでは「フゼー」は感じられません。
屋根の残像を目に焼き付けて弁当をつかうのかしら。

初めにイチジクの菓子が出た。名物らしい。
(地中海の方にもあるけど・・)
不味くはないけれど生の果物とか洋菓子には負けます。
ブログだったかに「ナマは苦手だけれどこれは」と
書いておられますが、よほど不味いものをお食べかな?
(広島では古江や尾道のイチジクは旨い)

出た菓子の量の少ないこと。5ミリ立法程度で
デパ地下の試食より、よほどちょっこしでした。

薬膳コースには食前酒がついています。
「お車ですか?酒は大丈夫ですか?」の確認がない。

弁当は二段重ねの風変わりな入れ物に
上がオカズ、下がご飯。
この重なりが外せない!!

オネーサンにお願いして外してもらいました。

「下が温かいご飯だから」と説明し、重ねた後に
温度が降下、下段の容器が減圧されたらしいのです。

お吸い物の蓋が取れない時がありますね。
あれ。

ちゅーことは前から置いてあったわけで
なんとも準備のおよろしいことで。

何より、上のオカズに刺身が・・
下は暖かいご飯でしょ。
いくら断熱していても気持ちの良いもんじゃない。

・・などなど。

一番良くなかったのは団体客。
マイクロバスでやってきた医者か教育者かのグループが
ビールでも飲んで傍若無人の大声。
インテリを自認して偉ぶるのがいますねー。

どこが風情のある落ち着いた田舎家じゃ。

こういうグループを取るようになったら店は金儲けしか
考えておらず、客に喜ばれようとは考えていない証拠。

観光地にはよくあるテの店でした。
リピーターが来るような店じゃなくてよいから
金儲け金儲けって感じですね。

ネットの評判ってあれ何?
サクラかしら。


追記です。

民主主義と今上陛下がかけがえのない存在である
ことと、矛盾はいたしませんので、念のため。

唐招提寺は美しい

2010-09-21 19:46:02 | 塾あれこれ
1300年と騒いでいますし奈良へ日帰り旅行です。
唐招提寺再訪。

美しい寺です。

去年大改修が終わり、これからはこの美しさを
いつでも堪能できるのですね。

初めて訪問のン十年前は工事をされていました。

がら~んとして人も見かけず、けれども凛とした
境内の空気を感じるだけで辞しました。
(時間がなかったセイもあります)

ただし、強く印象に残っています。

今思うとあの空虚なまでの静けさも得難い物で
あったようです。

当時は拝観料など不要ではなかったか?

今回は観光客が大勢おられました。
(自分もその一人ですが、ね)

とはいえ騒ぐような人もいず、アラカン風の人々が
目立ちましたが、観光地というよりも研究施設に近い
感覚でした。少し大げさかもしれませんが。

団体さんがいないというのは、かくも有り難い。


圧倒的な存在感があり、ありがたく、かつ美しい
本尊その他の仏像群が金堂に端然といまし
深く感動しました。

トシのせいか、涙があふれそうになり
人がいなければどうだったかなあ。

鑑真和上像も素晴らしいですが、本尊は
それ以上に宗教的な存在感を感じます。


境内には有名な芭蕉の句碑もあります。

『若葉して 御目の雫 拭はばや』

緑の似合うお寺ですね。


奈良近辺はそれほど知らないのですが
唐招提寺と法隆寺と、この二寺が群をぬくと
私は勝手に思っています。


芭蕉の句碑にふれたので
寺には會津八一の歌碑もあります。

『おほてらの まろき はしらの つきかげを・・』

それほど好きではありませんが、調べは美しい。