泣ける文庫 志ん朝

2008-01-29 09:48:05 | 塾あれこれ
ちくま文庫に志ん朝の落語全6巻があります。
これは泣けますね。もちろん笑いも多いですが。

私はすぐ泣くタイプですので多少割り引いて下さい。
理と情のバランスがよい落語です。
よって自然に泣けるのでしょう。
本を読んで泣くことは少ないのですがこれは別です。

在りし日の姿、声、なによりエネルギーに満ちた
空気が伝わってくる出来の良い本です。

泣きたい方は人情噺の巻をお勧めしますね。


落語に出てくる世界は昭和30年代には普通の
家にある感覚でもありました。

「母ちゃん、魚食べないの?」
「うん、いいからお上がり」

落語ではなく、私の家で時折あったことです。

こういうことを沢山経験したので泣けるのでしょう。
もちろん涙腺が弱いのは加齢もあるそうですがね。
気持ちが分かる、ということにしておいて下さい。


TVで山田洋次が戦前戦中の資料として、銀座の写真
はいくらでもある、ただし皆「よそ行き」してるので
普通の家庭の資料が意外に少ない、という趣旨の話を
されていました。

普段のものが残りませんね。
ましてや貧しい家庭の様子は少ないでしょう。

彼の『たそがれ清兵衛』でも、いくら映画とはいえ
衣食住全てがキレイすぎますよね。

極貧ならば記録は残ることがあるでしょう。
「がばい」とかダンボール食の田村くんとか。

下から十分の一程度の貧しさは記録に残らない
のではないでしょうか。
残ったとしても数が少なければそこにあった
多様な貧乏生活はカバーできません。


我が家が下からどのくらいであったか?
まわりは皆同じくらいだったようには思います。
ご近所みんな貸家とか間借りとかでしたね。

夕食のオカズがコロッケのときは嬉しかった。
肉屋さんに買いに行くのは私の担当。
でもね家族の人数分に欠ける個数でした。
6人だと5個とか4個とか。
まあそれで子供の出番だったわけでしょう。

小走りに家に向かう時のぬくもり。
香り。


今でも玉子かけご飯が好きのは子供の頃十分に
食べられなかったセイでしょう。
子供は2人で卵一個でした。
「一個もらってタップリかけて食べたいな~」
でしたね。

なんだか寂しいブログの流れになりましたね。

玉子かけご飯はかの露山人も大の好物だったそうで
もしかすると小さいころの苦労が好みを決めたの
かもしれません。

天声人語にユタンポの話題が載っていました。
我が家には無かったぞ、ということを書く
つもりが時間切れです。
スミマセン

見えない石垣で囲い込み

2008-01-28 10:53:07 | 塾あれこれ
ハードな石垣や壁は強敵です。
が、いつかは壊れます。

反対に目に見えない囲いは壊しにくいものです。

イギリスのエンクロージャー(囲い込み運動、教科書
で習いましたね)は目に見える形から始まってゆく
社会変動を捉えた言葉です。

実際にどれほど囲い込みがあったのか、
教科書的に、囲い込みがあった「から」資本主義が
発達したのか、
社会変革の中に囲い込みがあっただけなのか。

囲い込み運動と人口の都市流入、社会や経済の変化と
には強い関係があることだけは事実でしょう。

運動も時代により、物理的に石垣で囲い込むことから
制度として囲い込む方向へ「進化」しています。


現代の日本にもあからさまな囲い込みはありません。

けれども社会のありようから実質は囲い込まれている
少数者もいます。

経済的に厳しい人、
現代のガサガサした空気に心がついてゆけない人
陰日向さまざまに存在する差別、疎外

さらにもっとソフトな形での格差があります。
地域格差だってそうです。
郵政民営化は民主主義的手法で地方の少数者を切り捨
てました。

いま田舎にはますます住みづらくなっています。

現在は財政のありようから、更に「囲い込み」が
進んできているようです。

経済や福祉、さまざまな面で貧しい人は都会に
押し出されてしまいます。
人々の欲が都会へ駆り立てる
というのはものの見方が一面的にすぎます。

都会に行かなければならない状況を作っておけば
多くの人はそれに乗らざるを得ないのです。


しかし感傷で昔を良しとしても仕方ありません。
エンクロージャーだって必然であり、見方によれば
「最善」のなりゆきです。

農業は大規模でなければならず(本当かはさておき)
食糧生産や環境の為に農地を確保せねばなりません。

環境の為には人が乗らないバスを田舎に走らせる
わけにはいかないのです。
不採算路線は切り捨てねばなりません。(財政から)

経済にすべてを任せれば「神の見えざる手」が働き
最終的には良い世の中になるのだ、という信仰は
現代でも生きているのですね。

ネットの発達で田舎でも都会と同じ生活ができる
というのは部分的にしか正しくありません。
田舎に住んで見られると良ろしい。
多くの人はキツイと思われるはずです。


近々日本の田舎はイギリスの田園風景のように優雅な
ものに変わるでしょう。
お金持と農業労働者しか住めないリッチな空間です。

美しい環境は保たれます。


誰もが「問題はある」と考えることです。
それをどのような方向に解決してゆこうか、大きく
意見が分かれます。

インフレが進行しつづけそうです。
社会はさらに変化してゆくはずです。
団塊世代を楽に遊ばせておこうなどという
民意は存在しないでしょう。

囲い込まれた空間でごそごそと、ご臨終まで
這い回らねばなりませんか。

世界規模の話でもあります。

最終バスに乗り遅れ

2008-01-26 09:41:35 | 塾あれこれ
・・始発のバスまで待つ勇気はないし。
オオゲサと思われますか?昨日の続きをどうぞ。

農協でタクシーを呼んでもらうこともチラと
考えましたが、イヤミかもしれず、エコじゃないし
支所前は旧道ですから新道へ出るというテがあると、
来るときは新道のバスだったのですから、
しかしすぐに思いつかないのはトシかなあ。
寒くて脳ミソがシャーベット?

10分ほど雪の中を歩いてバス停が見つかりました。

時刻表に驚いた。
「始発」がそこを通るのは14時近く。
降りしきる雪の中2時間半も待てません。

(バスは旧道と新道とあわせて1セット?)


これは、バスが走っている所まで私が移動せねば
ならないということです。

2つルートがあります。

一つは坂を上って団地にゆくこと。
1時間に3本は走っているはずです。
これで峠を越えてJRに乗り継ぐのです。

ただ、雪の坂道はいかにもキツイ。

距離は長そうだけれど新道を歩くことにします。
4車線の直線道路で、車はすごい勢いでしたね。

30分程歩きましたが道の両側にある歩道に
「生き物」は見かけませんでした。

田んぼにはムクドリがいたけど。


母は上記、坂の上の団地に住んでいました。
そこにはかつて農協の出張支所があり、それゆえ預金
をしたのでしょう。
いつしか「改革」の嵐で支所は無くなり、不便な田園
まで出向かねばならなくなったのです。

改革はエコ生活者にはつらいものですね。

エコエコと言いつつ車を乗り回してる人も多いので
(やむを得ずとみなさん仰る)
ヘンとは思っていましたが最終バスが午前11時15分
始発が14時
これでは車がないと田舎の生活はきびしいですね。
改めて実感した次第です。

でも、やはり車に乗る人間にエコを語る権利は少ない!
田舎に暮すのはエコ生活でないことになりますか?

農協の話がエコに移ったようです。

近年、私も足腰が痛いときがあります。
もっと加齢が進めばエコ生活はさらに大変になり
そうです。
人間、ヤワに育つといけませんね。

最終バスが午前11時15分

2008-01-25 09:53:39 | 塾あれこれ
「午後」11時のミスプリではありません。
佐伯区の中央に位置する場所ですが
昨日確認したところ、そうなのです。

(毎日最終バスが午前11時15分)


以下、まず状況説明。

一人暮らしの母が亡くなって整理をしていますと
弟名義の定額貯金証書が出てきました。
金額は20万円。

さっそく神奈川の弟に送りました。

ところが「広島でないと解約できないそうだ」
と送り返されてきたのです。

農協、いやJAの定期だったのです。

なるほどJAに(広島市)の冠がついていました。

でも、今時ねえ。全国どこでもが普通でしょ。

仕方ありません。
最寄の農協に参りました。

すると、支店が違うと処理できない!
当該支店まで赴いてください、とのことです。


環境に優しい生活で、車を持ちません。
地方都市ならばなんとか車ナシで生活できます。
田舎へ行くとそうはいきません。

そういう場所へ出かけるのも同様です。
車を持たないからってすぐタクシーとは生活の
趣旨に反しますし、郊外の大学に向かうバスで
最寄まで行きます。

辺りは田んぼや畑。
折から雪が降りしきり、人影はありません。
(我が家の辺りは雨も殆ど降ってません。
 大した距離でもないのに随分違います)


さて、やっとたどり着き、予め言われたものを
出して署名し、最後にハンコでつまづいた。

判が違うので改印届けが要る、そうです。

それを提出してさらにひと月ほど待つと解約が
可能な状況になる。改めて参られよ、ですと。

エコ生活で公共交通機関しか使わないと大変、と
言っても通じるものではありません。

イジメに近いね。
例えば北海道に引っ越したらどーするんだろう?
日本男児として農協には協力したいけれど
貯金は止した方が良いようですな。

向こうもご近所の「正しい農家」だけにサービスを
する組織なのでしょう。

それとも寂しいから何度も来い?
私以外客がいないのに4~5人も職員がおられました。

いや時間も気になる。
最終バスが11時15分なのです。
私は公共交通機関と言ったぞ!
それが、引っ張る引っ張る。

農協の前がバス停です。
解放されて出ると11時20分。

田舎のバスは遅れることがあるので待って
みましたが、来るのは雪交じりの風ばかり。
最終バスは通り過ぎた後なのでした。

(続きます)

のだめ

2008-01-23 08:04:24 | 塾あれこれ
気になってました。
何をいまさら、と恥ずかしいのですが。

広島では正月に総集編をやってました。
たまたまチャンネルを回していたら終わりごろで
そのまま見てしまいました。

涙がぴーっと流れたり、初めは何のことか分からず
ついていけませんでしたがね。
でも、面白かった。

オーケストラのシーンは金も掛かっていたし
演出なども頑張っていましたね。
7番をエンエン流すのもよろしいし、お定まりの
手法ではありますが総集編らしくて。

民放のドラマはセコイのであまり見ないのですが
なかなかと思いました。


なぜ見なかったかと言うと
①基本的に民放は(NHKも)良いものが少ない。
②漫画原作モノは『花より男子』でこりた
③たかじんが視聴率予想をあまり高くしてなかった。

これなら見てればよかった、ソンした感じです。

上野樹里はたかじん好みの酒場おねーちゃん型では
なかったのです。
それを勘定に入れておくべきでした。


NHKの朝ドラ『てるてる家族』
特に出だし頃は実験的で面白かったドラマですが
ここで上野樹里は三女あきちゃんを演じていました。

主人公石原さとみさんよりモウケ役でしたね。

映画は『チルソクの夏』を見ています。


近頃の若い人は達者ですね。
鳴海なんとかさんもグーです。
TV『神はサイコロをふらない』のピアニスト。


ところで『のだめ』のT木さん。
指揮はもう少し勉強してほしい気がします。
素人の私がみてもマズイ。

演奏が映るとまずまずなのに指揮者でガクっ。

ベート-ベンの#7を
リズミカルに振らない指揮者はいませんぜ。
リズムが命の7番なんだから。

(シノーポリが広島で振りましたね。
 あれも良かった。←古い話・・)

あほドジ間抜け

2008-01-22 09:46:53 | 塾あれこれ

駅のホームで気づいたのですよ。
カミサンと二人でまた家に戻らねばならない。
(私の忘れ物でした)

カミサンの声にならない声が聞こえます。


キップを反対から入れても出られません。
忙しそうな駅員に報告しなければいけないシステム。

「実は忘れ物をして駅を出なければならない」
こういうと黙ってキップを見ながら奥へ持って入り
再び出てくると「今回はお金を返します」

カミサンが後ろからおずおずと「私も・・」

ここで駅員がキレたね。
「一緒に出してくださいよ」

彼が何も言わずに奥へ引っ込んでったので
「こちらは二人」を告げる間もないじゃないですか。
どのように扱われるのか分かっているのならば
申告も出来るでしょうに。


近頃はわたしもマルくなりました。

   T メタボ?

以前なら噛み付きましたが、今はハイハイ。

でも本当は良くないのです。
クレーム義務(?)があるのです。
(昨年7/12をお読み下さい)
できれば隠れたクレームは避けたいものです。
本当はクレームではこれが一番怖い!

(川田茂雄著『社長を出せ』に書かれてます。)


実は私も以前は上記駅員のようにキレてました。
今だから分かることで、当時は自分が悪いなどとは
100%思っていません。

「なんでこの忙しいのに。こいつら・・」

そうすると本来自分たちを向上させてくれる材料となる
情報を押さえ込んでしまうのです。

「言ってもムダだから教えない。バ~カ」とね。

前の塾のボスが聞いたら怒るでしょうね。
「イノチャン月給返して」と言われるかもしれない。


似た話で、こちらが業者さんにつけるべきクレームも
あります。
ほんとは嫌われても教えてあげた方がいい。

でも小さな塾は言いません。
(言いにくい)

本来、塾の先生って人種は何か言いたくて仕方ないの
ばかりです。
営業マンを捕まえて滔々とぶってるのいますよね。

それは良い人。

私は言うことがとても減りました。
人が悪くなったのでしょう。
黙ってドジ業者から距離をおきます。

小さい所は売り上げが上がらないから
向こうも喜んでたりして。


それよりも現在の私への隠れたクレーム。
沢山あるはずなのに聞こえてこない。

これは良くない状態です。
本当に難しい話です。


たまに聞こえるのはカミサンからの「あほドジ」
ですが、言われつけると効き目がない・・ハハ

絵になりゃ、ですか?

2008-01-19 10:32:20 | 塾あれこれ

絵にならないニュースは冷たくあしらわれます。
良いとは思えませんが、現実はそうなるでしょう。

でも逆に絵になってれば一級のニュースでしょうか?

(トピックは別、犬がバナナに滑ったとか
 鼠をこわがるネコとか)


昔、川口探検隊なる番組がありました。
後にタケシがよく茶化していましたね。
「これからは人が誰も踏み入れたことがない・・
 カメラが前から撮ってるじゃねーか」

近年の番組には一人旅、とか泊めてもらうとか。
いかにも不安げに一人旅をしてみせるのですが
カメラの側には音声も照明も何人ものスタッフが
ぞろぞろ歩いているのです。

「それで一人旅か!どこが不安じゃ」
テレビに突っ込むおじさんがここにも一人。


調査捕鯨に抗議する団体が船に乗り移ったニュース
が流されました。

調査捕鯨そのものについては留保しておきます。
一種の抜け道ではないかという話にも説得力があり
鯨を食べなくてもいいか、(美味だけど)とも
思います。
反対に食文化を守るという考えも分かります。

まあそれは棚上げして・・

今回のニュース。

乗り移る側、拘束される側からカメラが迫真の「絵」
を捉えています。
なぜそこにカメラがあるのか?
ヘリコプターが飛んでいるのか?

仕込んであるとしか思えませんよね。
騒いでアピールしようという作戦にはめられて
いるのです。

少なくともフェアではありません。

いつも使ってくる手にやすやすと乗ってしまう捕鯨船
も情けないですがねえ。

お役所仕事の延長でしょうか。
外務省も「穏便に」とナントカのヒトツオボエです。
情けない。


その「絵」を日本メディアが流すとは何事でしょう。
片一方の宣伝に手を貸しているだけです。
反捕鯨が正しければ煽動しても良いのでしょうか?

絵になってりゃ何も考えないのでしょうね。
世論形成は民主主義の基本です。
それに影響する「絵」やニュースには
注意が必要です。

DOOっっPuaa~nn・・

2008-01-18 10:25:35 | 塾あれこれ
最近も散歩をします。連日とはいきませんが。

ときにはカワセミ。
少し離れてしか見られませんので水に飛び込んでも
かわいらしい色だけが記憶に残ります。

実際には聞こえない水音が
ぽしゃ

これまた美しい。

水中の魚には有難くないけれども。


鴨かと思ったら、するりと水に潜る鳥がいました。
カワウのようにしなやかです。

何だろう。
何も知らない男だね。


カモメのダイブ。
空中からのスピード感がいい。
実際にはどれほどの音がするんでしょう?


風に向かって飛ぶ大きな鳥がいました。
トビかと思ったけれども羽ばたきが違う。
カモメみたいに波うっています。
あまり進みませんから上空は北風が強いのか?

違っていました。
蝶のように不規則に羽をばたつかせホバリングです。
VTOLをイメージしました。
大型の鳥では大変でしょう。

DOOっっPaa~nnn

大きな石を水面に投げ込んだ音が。

水面から魚をわしづかみにして飛び上がります。

(へへ、実は失敗してた)

あれは何の鳥だろう。

やっぱりネコが邪魔をする

2008-01-17 08:30:18 | 塾あれこれ

昨日の続きを少し申します。

  T ウチを登場させるならいいよ

仕事における機械や技術の利用そのものに反対するの
は、かなり原理主義的な発想で私は賛成できかねる。

  T 私は理解ができかねる

1980年代にワープロが登場したときは嬉しかった。
自費で勝手に塾へ持ち込みましたね。
字が大変下手で困っていましたので。

  T 死ぬまで下手だね。

それ以前からこういう仕事をしていた人は
リコーの印刷機が出来たときは有難かったでしょう。

  T そういうもんなん?

以上で分かるように技術の進歩があればそれを必要な
人間が生かして社会が発展します。

  T ネコも助かっております。

学校の先生にPCも何もないガリ版の世界に戻れ
と言ったらどれほどやりづらくなるでしょう?

  T ガリガリバンって爪とぎ板のこと?
    ね~? ね~?

うるさいなー 邪魔せんの!
とゆーことで排除して続けましょう。

大切なのは機械があるからナニナニが出来る、
のではなく、ニーズから必要な機械を使いこなす
ということです。
少なくとも初等教育においては。

機械がなければ個別が無理というなら
江戸時代の寺子屋はどうします?

どのように教えたらよいかが先ずあって
一斉授業とか個別とかを選択し
そして具体化を図るのです。

『導入』も具体化における課題の一つです。
機械がなければ出来ない、難しい、機能に劣る
・・・なんてことはありません。


で、『導入』はどーする?

その回答(企業秘密?)はジツは当ブログを
じっくり読んでいただければ、全て書き込んでいる
つもりです。

さてチドリちゃん。
センデンが済んだよ、遊びましょ・・

・・居ませんね。

個別って大変じゃない?

2008-01-16 11:07:58 | 塾あれこれ

「おたく、個別?
 『導入』って大変しょ。
 ウチのこれ、どう?
 楽よー」

ここまでクダけてなくても気分はこうで・・
私のような超ミニ塾にも営業をするキトクな方が。
(塾の規模を推測しないオソマツ社員もいますが
上記の方はヒマだったらしい)

キカイを使って「楽しよう」のご案内ですが
必ず高価で手が出ません。

そう告げて「まあそうでしょうね」なんて反応をされ
ると、忙しいのに付き合ったのだぞ、つい思います。


同業の方でも似た発言があります。
「個別は新しい単元に入る時がねえ」
検討をしたいが大変だろうと疑われています。

分かる気もしないではありません。

高いシステムを導入するか、安い労働力を確保するか
程度しか手がなさそうで結局個別は採用されません。

個別のサービスなら補習で十分対応出来る、と。


いまひとつ個別への理解が乏しいようです。

補習をすることと個別は違うことです。

なかには「個別が流行ってるらしい、すぐに
取り入れてみたがやはりイマイチ。
他塾はどうか聞いてやろう」なんて。

進め方に困るような事を(とりあえずやる)?!
仕事に向かう姿勢がヘンです。

いくら良さそうに見えるものでも、予め細かく検討し
どこかに大きな欠陥があると思えば採用しない、
これが当然です。

自分の考えと環境条件とをきちんと確認して仕事を
しないといけません。
「確信がもてることだから個別」でなくちゃね。
流行っているからやってみよう、とは!

私達は将来ある子供と向き合うのですから
(実験台)にするような仕事は厳禁です。


昨日夜のTVニュースで「夜スペ」を取り上げ
トニカク始めて、問題が出ればその都度解決すれば
よい、という趣旨をキャスターが口走っていました。
世も末ですねえ。
教育で実験をしてはいけません。

試みることはあるでしょう。
十二分に検討することが前提です。

和田中の試みが先のキャスターのような軽いノリでな
いことを祈ります。
(心中危惧してるのですがね。)


話が横にそれました。

「個別は導入が困るでしょ」って
失礼な言われ方と後になって気づきました。

困るようなことを人生の最後の仕事にするか!
とタンカを切らなければならなかった。


T タンカって?キカイの@?値切るの?

こりゃ、横から口を出さないの。
マンザイは昨日で終わり!


技術の進歩、機械化そのものを否定するのでは
ありませんので、念のため。