喜界島には早朝4時30分くらいに到着したと思う。現地で「がほー」さんと再会。まずは大きな港にて釣り。
ソウシハギ。私ではなく、同行のあららさんに釣れたもの。ソウシハギはよく知られているように、生時には非常にカラフルな模様が入る。残念ながら今回はリリース。南方で食用になるカワハギは本種かウスバハギが多い。
私は何も釣れなかったため、サビキ仕掛けに変更。すると・・・
チョウチョウウオが釣れる。
場所移動すると、今度はなんとトゲチョウチョウウオ。喜界島ではチョウチョウウオはあまりスレていないのかもしれない。このほかにナガニザが釣れるが、隆起サンゴ礁のせいで糸が擦れて切れてしまい仕掛け消失。しかたがないので磯遊びするもめぼしい収穫はなし。キオビスズメダイやレモンスズメダイといった初見の魚がいくつか見られたのは収穫といえるだろうけれど。
その後はいくつかのポイントを回った後夕方に宿へ。その後深夜に再び磯へ繰り出す。いわゆる「いざり」である。大きなシマハギに遭遇するも逃げられる。しかしここではテンジクダイの仲間やロクセンスズメダイに出会えるなど、いくつか収穫はあった。
2日目には島の北方へ。途中でヤギさんの大群と遭遇。
相変わらず釣果はあまり芳しくない。
オジロスズメダイ
サビキ釣りの仕掛けではなかなか難しいため、ウキ釣りに変更するも、あまりよいものはなく、タナゴ仕掛け。すると…
メガネスズメダイ
幼魚は見分けやすいが成魚ではどうも見分けが難しいのである。ほかセダカスズメダイが釣れるも、私にはこれらの魚だけ。ほかの人はミナミイスズミやミツボシキュウセンなどが釣れていた。
その後は島の数か所をめぐり竿を出す。ナガニザ、オジサン、カンモンハタが釣れるも写真には撮っておらず。
夕方宿のそばの防波堤で釣り糸をたらすとユカタイシモチ。この島では定番の魚だ。ほか奄美大島、石垣島でも釣っている。
3日目は昼、干潮時を狙って磯へ。
喜界島の磯はこのように隆起サンゴ礁。魚は逃げ場所・隠れ場所が豊富でなかなか採集が難しい。
サンゴは採集してはいけないのだが、その生息環境を知ることは、サンゴ飼育のヒントにもなるに違いない。ちなみにこのサンゴはハナガササンゴ。しかしウミキノコ類は減退が激しくちょっと心配になる。
初採集魚が2種類。そのうちの一種、オレンジ色のヒバシヨウジは美しいが、こんなの飼育できるはずもなく、即リリース。夕ご飯は島唯一の回転寿司屋さんでヤギの刺身と寿司を堪能。
4日目は最終日。島の北部で釣り。相変わらずオジロスズメダイが釣れる。カンモンハタが釣れる。ロクセンスズメダイが表層を舞う。この場所はこの3種の天下なのだろうか?そして足元を見ると巨大なウツボが悠々と泳いでいるが、釣れなかった。結局4日目は収穫もほとんどなく、船にのって喜界島を去ることになった。魚は渋かったが、それでも楽しい4日間であった。あららさん、がほーさん、いつもありがとうございます。