2023/4/8放送
「世の光」の時間です。いかがお過ごしでしょうか、大嶋重徳です。
今週は受難週と呼ばれるキリスト教会の大切な一週間を過ごしています。十字架の上で語られたイエス様の七つのことばを学んできました。
今日は最後の第七のことばです。「父よ、わたしの霊をあなたの御手にゆだねます。」(ルカの福音書23章46節 )
ここで再び「父よ」ということばを取り戻されたイエス様は、「わたしの霊をあなたの御手にゆだねます。」と祈られました。
この後イエス様は三日の間、深い死の陰府(よみ)にくだられていきます。
しかし、「わたしの霊をあなたの御手にゆだねます。」と祈られたイエス様は、ご自分のいのちが再び復活の力に生かされることを信じておられました。父なる神様のその御手を信頼されたのです。父にお委ねになったのです。神にすべてを委ねることこそ一番良いことであることを知っておられました。
聖書は復活についてこう記します。「神は主をよみがえらせましたが、その御力によって私たちも、よみがえらせてくださいます。」(コリント人への手紙第一6章14節) その信頼通り、神はキリストをよみがえらせました。そして、父なる神はイエス様の信頼を何一つ裏切ることなく、神の力によってよみがえらせてくださるのです。
私たちもこのよみがえりの神の力に生かされることができます。たとえ人生の進んで行く場所が深い陰府(よみ)のように見えたとしても、そこに神の力が働くのです。神が力を失われる場所など、この世界のどこにもありません。私たちは「わが霊をあなたの御手にゆだねます」と神の手に委ねて信頼して祈る祈りを、この受難週に祈っていきたいと思います。
翌週、私たちは復活を祝うイースターを迎えます。父なる神はキリストをよみがえらせた力とともに、私たちもまた復活のいのちに生かされていきます。
弟子たちの信仰は、まさに復活されたキリストと出会うことによって生き返りました。私たちは必ず生き返ります。やり直せます。
今週、このキリストの十字架を覚えて、私たちがなすべきこととは自分の罪を認め、神の前に赦しを受け取りに十字架の前に出て行くことです。
救われた後も私たちは罪を犯し続けるでしょう。しかし何度でもやり直すのです。何度でも赦され続けに十字架の前に行きましょう。なぜなら、そのためにキリストの十字架はあるのです。この救いにあなたの人生を委ねてみませんか?
( PBA制作「世の光」 2023.4.8放送でのお話しより )
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