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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■主を呼び求めて言った/ 福井 誠

2019年03月13日 | Weblog
2019/2/6放送


 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか、福井 誠です。継続は力なり。聖書を一日一日と読み進むごとに不思議にも自然と養われていくものがあるものです。では今日の聖書を開いてまいりましょう。今日は士師記 15章 18節から「主を呼び求めて言った」と題してメッセージをお伝えいたしましょう。

  そのとき、彼はひどく渇きを覚え、主を呼び求めて言った。
 「あなたは、しもべの手で、この大きな救いを与えてくださいました。
  しかし今、私は喉が渇いて死にそうで、
  無割礼の者どもの手に落ちようとしています。」


 イスラエルが約束の地に定住し、世俗化していくようになると、彼らは政治的な力も弱くなり、異教徒に支配されるようになりました。そのようなイスラエルを解放し建て直すために士師あるいは「さばきつかさ」と呼ばれる人が起こされていきますが、今日取り上げるサムソンもその一人でした。実際サムソンはナジル人つまり神様の奉仕のために身も心も捧げる人として育てられていきます。15章のお話はその彼が成人した時の出来事です。彼は神に捧げられた人であるのに、異教徒のペリシテ人の女と結婚を願うのです。そして事件が起こります。彼は結婚の祝宴に参加したペリシテ人に謎をかけるのですが、ペリシテ人がサムソンの妻を脅迫して答えを聞き出したために暴力的な事件が起こるのです。

 その後、サムソンとペリシテ人との衝突はどんどんエスカレートしていきます。当時サムソンが住んでいた地域はペリシテ人に支配されていましたので、イスラエルの人々はサムソンが続ける横暴な振る舞いに恐れを為し、これ以上ペリシテ人を刺激しないようにと願っていました。しかしとうとうペリシテ人は上ってきて陣を敷き、サムソンを引き渡すように求めるのです。サムソンには神の特別な力が働き、彼はその包囲網を打ち破り、一挙に千人を殺してしまいます。これによってサムソンは 士師として認められ、二十年間のさばきつかさとしての生涯が始まっていきます。ただそんなサムソンも「渇いて死にそうだ」とつぶやく人間的な限界を抱えた者にすぎませんでした。

 キリスト教会は平凡な人々が集まるところですが、そのような教会の働きも神の助けと力によって進められるのです。

 では良き一週を祈ります。
 
 (PBA制作「世の光」2019.2.6放送でのお話より )

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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このサイトは URL名として 
http://yonohikari.biblica.info 

が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。


 
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