♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して70年、
PBA『世の光』を文字で 

■出会いの旅 ② / 山本陽一郎

2023年01月24日 | Weblog

2022/7/26放送

 「世の光」の時間です。いかがお過ごしですか? 山本陽一郎です。

 自分と関わってくれる人、一緒に過ごしてくれる人がいる。それは決して当然のことではありません。特に、弱さを覚えるとき、苦しいときなど、そのありがたさを身にしみて感じますね。

 聖書の創世記に登場するヤコブは兄の恨みを買ってしまい、家を逃げ出しました。孤独な旅を経て、遠く離れたハランの地に辿り着きました。そこに伯父のラバンがいたからです。

 町の井戸で人々と話していると、ラバンの娘のラケルが羊を連れてやって来ました。ヤコブはすぐに駆け寄り、彼女の羊にせっせと水を飲ませ、「ヤコブはラケルに口づけし、声をあげて泣いた」と創世記29章に書かれています。その後、ラバンの家に迎え入れられたヤコブは自分が父を騙したことや家族の問題、そしてここへ来る旅の途中で神様を礼拝したことなど、すべてを隠さず話しました。

 いのちを狙われ孤独だったヤコブは、この時、人に受け入れてもらえる幸いを実感したのでしょう。それは以前の彼にはあまりなかったことです。
 
 自分を受け入れてくれる人と出会えたとき、人はありのままの自分を認めることができるのかもしれません。弱さや問題は、なかなか自分では向き合えず、受け入れられないものです。でも、私自身も振り返ってみると、人に受け入れてもらったから、少しずつこんな自分を受け入れることができるようになっていったのだなと感じます。

 「陽ちゃん、元気になるまで、俺ん家(ち)で一緒に暮らそう。朝、一緒に学校に通おうよ」

 高校時代、不登校になって元気を失った私に対して友人が言ってくれたことばです。彼の家族もみんな嫌な顔ひとつせずに、弱った私を家に迎えてくれました。「狭いけどこの部屋使って」とお父さん。「たくさんおかわりしてね」とお母さん。こうして私は3ヶ月ほど友人の家で居候させてもらったのです。おかげで元気を取り戻し、卒業も一緒にできました。

 苦しみのときにも寄り添ってくれる存在を通して人は支えられ、神様の変わらない愛に目が開かれていきます。受け入れる者、寄り添う者、支える者。そんな人に私たちも少しでもならせていただけるようにと心から祈ります。

 

    ( PBA制作「世の光」 2022.7.26放送でのお話しより )


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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。でも、新型コロナ禍で集まるのを制限したりオンラインの集まりに切り替えたりしているかもしれません。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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 このサイトは URL名として   http://yonohikari.biblica.info  が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。

 

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