2025/5/24放送
「世の光」の時間です。お聴きくださり、ありがとうございます。羽鳥頼和です。
今日は、「信じていのちを保つ者」と題して新約聖書のへブル人への手紙10章からお話しをします。
へブル書の10章39節にこのようにあります。
「私たちは、恐れ退いて滅びる者ではなく、信じていのちを保つ者です。」
この手紙を受け取った信仰者たちは迫害の中にありました。
当時の信仰者たちは、キリストを信じて神の救いを知り、希望をもって信仰生活を送っていた時に迫害を受けました。そしてその迫害が長く続いていたのです。
それでへブル書は、いつ終わるかわからない迫害の中にある信仰者に、苦難との厳しい戦いに耐えていた最初の頃のことを思い起こすように勧めています。
迫害に耐えていた時、彼らは捕えられ投獄された人々を訪問して支援していました。また自分の財産が奪われてもそれを喜んで受け入れていました。
それは自分たちの本当の朽ちることない財産は天に蓄えられていることを知っていたからです。
迫害が続く中でも、なお神の救いが完全であり、神がすべての必要を与えて下さるとの確信をもって、迫害を忍耐することが大切であることをへブル書は教えています。
そしてキリストが再びこの地上に来てくださり、正しいさばきを行ってくださることを信じるように勧めているのです。
恐れるべきは迫害ではありません。本当に恐れるべきは神なのです。
神は悪に対して怒られるお方です。神のさばきは恐ろしいものです。
しかしキリストが十字架にかかって死なれたことによって信じる人の罪は赦されて、神の怒りは宥(なだ)められたのです。
ですから、「私たちは、恐れ退いて滅びる者ではなく、信じていのちを保つ者なのです。」
今もキリストの十字架による救いを信じる者は、どんな苦しみの中にあったとしても、恐れ退いて滅びる者ではなく、信じて永遠のいのちに生きることができるのです。
( PBA制作「世の光」 2025.5.24放送でのお話しより )
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