♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■楽しみと喜びがある/福井 誠

2015年12月31日 | Weblog
2015/12/31放送


 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 福井 誠です。今日のバイブル・メッセージは「楽しみと喜びがある」です。
 それではイザヤ書51章3節からお読みしましょう。
 「まことに主はシオンを慰め、そのすべての廃墟を慰めて、その荒野をエデンのようにし、その砂漠を主の園のようにする。そこには楽しみと喜び、感謝と歌声とがある。

 イザヤのメッセージは単純ですね。繰り返し、祝福の神に目を向けよ、ということですね。けれども当時のイスラエルの民は預言者イザヤを通して語りかける神様のことばに耳を貸そうとはしませんでした。というのも、当時イスラエルはアッシリヤという国に征服される脅威にあり、神の奇跡的な救いを必要としていましたが、それでも神の助けがあるということばを受け入れる者はいなかったのです。確かに目に見えない神などあてにはできないという気持ちも分からない訳ではありません。私たちですら敵に囲まれていて窮地に立たたせられているような時に、神の救いがあると言われても、それを素直に受け入れられるかどうか、あやしいものですね。自分たちが終わりだと思うような時に、神の助けを素直に信じられるかといったら、そんなことはない、逆に、神も仏もないというやぶれかぶれの気持ちになったりするのではないでしょうか。

 イザヤはイスラエルのために神のことばを伝えて言います。「あなたがたの先祖イスラエルの父や母と言われるアブラハムとその妻サラがどのように祝福されたのか考えてみよ。」(参照 2節)と。あと継ぎもなく何の祝福の可能性もないままに、ただ不器用に神に従ってきただけの夫婦がどのように祝福を受けたのかと。そして「まことに主はシオンを慰め、そのすべての廃墟を慰めて、その荒野をエデンのようにし、その砂漠を主の園のようにする。」と神の約束を伝えています。

 頑なな私たちの心に染み入るように神様は聖書を通して私たちにも語りかけてきていますね。ご自分を信頼せよ。「荒野をエデンのようにし、砂漠を主の園のようにする」という約束を信じなさい、と。  私たちに必要なのは、「信じます。不信仰な私をお助けください。」(マルコ 9:24 )と素直になって神のことばに耳を傾けることではないでしょうか。神が語っておられることに注意深く耳を傾けるなら必ずや神に対する信仰も与えられるのです。

(PBA制作「世の光」2015.12.31放送でのお話より )

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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このサイトは URL名として 
http://yonohikari.biblica.info 

が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。


 

 
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