2020/6/13放送
世の光の時間です。お聴きくださり、ありがとうございます。羽鳥頼和です。
新約聖書の舞台となっているのはローマ帝国が世界を支配していた時代です。ローマ帝国は軍事力によって世界を征服しました。ローマ軍の兵士は帝国の領土に派遣され、そこを統治しました。多くの場合、住民から不当に金品を巻き上げていました。
さて、カペナウムにローマ軍の指揮官である百人隊長がいました。彼は自分の持っている権力を振りかざすことをせず、ユダヤ人のことを良く理解して、彼らが礼拝する会堂を建ててあげました。そんな彼のしもべが病気で死にかけていました。百人隊長はイエスがカペナウムに来られたことを聞くと、ユダヤ人の長老たちにイエスを呼んできてくれるように頼みました。長老たちは信頼している百人隊長の頼みを聞き、イエスにぜひ来てくれるようにと頼みました。こうしてイエスは百人隊長の所に向かいました。
ところがイエスがやってくることを知った百人隊長はイエスに使いを送って伝えました。
「主イエス様、わざわざ来ていただくことなどめっそうもありません。あなた様を自宅にお招きする資格は私にはありません。ですから、おことばをください。そして私のしもべを癒してあげてください。」
彼は、イエスが病気が癒されるようにと言ってくれさえすれば、イエスのことばには権威と力があるので、たとえ離れていても必ず癒される、と信じていたのです。
彼は続けてこう言いました。「私も権威のもとに置かれる者ですが、私にも部下がいて、その一人に『行け』と言えば行きますし、別の者に『来い』と言えば来ます。また、しもべに『これをしろ』と言えばそのようにします。」
まことの権威を持っておられるイエスがことばをかけてくれれば必ずその通りになる。彼はイエスの権威を信じていたのです。
イエスは彼の信仰に驚きました。彼のしもべはイエスのことばによって癒されました。
私たちもイエスの権威を認めましょう。イエスは私たちの病を癒し、救いを与える権威あるお方です。
( PBA制作「世の光」 2020.6.13放送でのお話より )
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