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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■求めよ。さらば与えられん / 山中直義

2012年05月22日 | Weblog
2012/5/22放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 山中直義です。「求めよ。さらば与えられん。」 よく知られているこのことばは新約聖書ルカの福音書11章9節に記されているイエス・キリストのことばです。熱心に願い求めることの大切さを説くこのことばですが、実はあるたとえ話の結論として語られています。

 ある人のもとに一人の友人が訪ねてきました。この友人は旅の途中でしたが食べるものを持っていなかったと言います。何とかして友人に旅を続けさせてやりたい、パンを与えてやりたいと願った彼でしたが、彼の手もとにはそのパンがありませんでした。それで真夜中であったにもかかわらず彼はもう一人の友人を尋ね「友よ。パンを三つ貸してくれ。私の友が旅の途中、私の家へ来たのだが出してやるものがないのだ。」と言ったと言います。ですがそれは真夜中であったので寝床について休んでいた友人は最初その願いを断ったと言います。しかしこの人が恥も外聞も捨てて必死に願い続けたのでこの人の熱心さのゆえに必要なものが与えられたと言います。

 このたとえは私たちに何を教えているのでしょうか。実はこのたとえ、私たちに必要なものを与えるためにイエス・キリストが恥も外聞も捨てて必死に願い求めてくださった、十字架にまでかかってくださった、そのイエス・キリストの愛を教えているのです。

 聖書は言います。「人はパンだけできるのではない。私たちに本当に必要なのは神が与えてくださる命のパン・神のことばである。」(参照 申命記 8章3節、マタイ4章4節)と聖書は言います。そしてその神のことば・命のパンを私たちに与えるためにイエス・キリストが必死に願い求め、十字架にまでおかかりくださったと聖書は言うのです。

 あなたを友と呼び、あなたに本当に必要なものを与えようと十字架にまでお架かりくださったイエス・キリスト。このお方のゆえに命のパン、あなたを生かす神のことばは備えられていると聖書は教えています。

 どうぞあなたもこの命のパン、あなたを生かす神のことばを受け取ってくださいますように。

 聖書のことば
 「求めよ、さらば與(あた)へられん。」 新約聖書ルカの福音書11章9節 文語訳聖書

   (PBA制作「世の光」2012.5.22放送でのお話しより )

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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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