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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■十字架と復活をめぐる人々 <クレネ人シモン>

2010年04月01日 | Weblog
2010/4/1放送

世の光の時間です。 いかがお過ごしでしょうか? 福井 誠です。 今日のバイブルメッセージは「クレネ人シモン」です。 それでは聖書の中のマルコの福音書15章21節から読んでみましょう。 

 「そこへ、アレキサンデルとルポスとの父で、シモンというクレネ人が、いなかから出て来て通りかかったので、彼らはイエスの十字架を、むりやりに彼に背負わせた。

 今週はイエスの十字架の場面に居合わせた人がとりあげられています。 今日はクレネ人のシモンについてです。 シモンとイエスとの出会いは実に奇妙です。

 その日シモンはたまたま田舎から出てきていました。 そしてイエスのそばを通り過ぎようとしていました。 イエスは十字架で処刑されるために刑場に引っ立てられていく途中でした。 弱り果て、よろめき、くずおれるイエスの姿は実にあわれに見えたに違いありません。 しかし、まさかそこで自分がイエスに手を貸すようになるとは夢にも思わなかったことでしょう。 シモンは足早に通りすぎようとしていたのではないでしょうか。 その時彼は突然兵隊に呼び止められ、無理やりイエスの十字架を背負わされることになるのです。

 シモンはどんな思いでイエスの十字架を担いだことでしょう。 この人はあわれだが自分には関係ない、なぜ私がこの人の十字架を背負わなくてはならないんだ、ああ何て今日は運が悪いんだ、と思ったかもしれませんねえ。 自分が負う必要のない十字架を無理やり背負わされるなんて最悪です。

 しかしどうでしょうか、イエスもまた自分が負う必要のない十字架を背負わされた人です。 イエスは正しい人であり、十字架で処刑されるような罪人ではありませんでした。 しかしイエスは自ら十字架を担われました。 それは私たちの身代わりとなるためです。 私たちに対する神のさばきを完全に自分のものとされたのです。

 イエスの苦しみのゆえに私たちは神の怒りからもさばきからも救われています。 もはや神はあなたの敵ではありません。 あなたを罪人と責められることもないのです。 イエスの十字架があなたの一切の罪を帳消しにしてくださったからです。

 あなたは過去に責められるような思いを抱くことがありますか? もしそうならば、イエスがその責めを負ってくださったという聖書の話に耳を傾けてみましょう。 そこにあなたの安らぎがあります。 


  ( PBA制作「世の光」2010.4.1放送でのお話より )

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書
通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくは
PBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっ
そり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大
抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。予約なし
でもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹
介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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http://yonohikari.biblical.jp 

が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。

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