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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■サマリアを通過しなければ / 板倉邦雄

2023年04月11日 | Weblog

2023/1/17放送

 「世の光」の時間です。いかがお過ごしですか? 板倉邦雄です。今日は「サマリアを通過しなければ」という題でお話し
いたしましょう。

 私たちの人生には、どうしてもしなければならない時があります。イエス様もサマリアを通過しなければならなかった時がありました。今日から、いよいよヨハネの福音書の4章に入ります。

 さて、イエス様が洗礼者ヨハネよりも多くの弟子を作り、またバプテスマ・洗礼を授けておられるという噂が当時の宗教指導者パリサイ派の人々の耳に入りました。イエス様はユダヤ地方を去って故郷(ふるさと)のガリラヤへ行かれる決心をしたのです。おそらく、不必要な摩擦を避けるためだったのではなかったでしょうか。
 私たちもできる限りすべての人と平和に過ごしたいものです。しかしながらイエス様の一行はサマリアを通過しなければならなかったのです。

 歴史的には紀元前721年までサマリアは北イスラエル王国の都でした。南ユダとは兄弟の仲でしたね。しかし、北イスラエルのサマリアの都は、アッシリア帝国の侵略によって陥落し、北イスラエルの人々は離散して行くことになります。その後、北イスラエルの国土には異邦人たちが移植して多くの外国人が住みついたことになります。
 その時以来、サマリア人とユダヤ人との間には交流がなくなり、犬猿の仲になってしまいました。ですから、ユダヤ人の旅行者たちは、わざわざサマリアを避けて旅をしたのです。

 しかし、今回、イエス様一行はサマリア地方を通過しなければなりませんでした。そして、イエス様一行はサマリアのスカルという町においでになったのです。
 このスカルの街は、イスラエル民族の先祖ヤコブが11番目の息子ヨセフに与えた土地の近くにありました。そこには、ヤコブの井戸が掘ってあったのです。
 イエス様は旅の疲れを覚えてヤコブの井戸のそばに座っておられました。時は昼の12時です。

 さて、なぜイエス様の一行がサマリアを通過しなければならなかったのでしょうか。その目的と意味は明日分かります。

 ところで、私たちの人生の歩みの途中で偶然ということはありません。ですから私たちはすべての道で父なる神様を認めてゆくのです。そうすれば、父なる神様が私たちの道をまっすぐにしてくださるのです。( 参照 箴言3:6「あなたの行く所どこにおいても、主を認めよ。そうすれば、主はあなたの道をまっすぐにされる。」 新改訳聖書第三版 )

  
   ( PBA制作「世の光」 2023.1.17放送でのお話しより )


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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。でも、新型コロナ禍で集まるのを制限したりオンラインの集まりに切り替えたりしているかもしれません。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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 このサイトは URL名として   http://yonohikari.biblica.info  が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。

 

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