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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■主はあわれみ深いからです/福井 誠

2019年07月24日 | Weblog
2019/6/19放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか、福井 誠です。
 継続は力なり。聖書を一日一日と読み進むなら、不思議にも自然に養われていくものがあるものですね。今日も聖書を開きましょう。歴代誌第一21章13節 「主はあわれみ深いからです」と題してメッセージをお伝えいたします。
 ダビデはガドに言った。「それは私には非常に辛いことです。私を【主】の手に陥らせてください。主のあわれみは深いからです。私が人の手には陥らないようにしてください。」
 サムエル記に詳しく、歴代誌がまったく触れていないのがバテシェバとの姦淫の事件ですね。しかし歴代誌はダビデが犯したもう一つの罪、人口調査の問題を取上げています。しかし、人口調査それ自体に問題があった訳ではありません。というのも、それは軍事力の調査、あるいは神殿税義務者の調査、更には相続地割当ての調査といった形で歴史的にも自然になされてきたことでした。なのにこれが部下のヨアブに異を唱えられたのみならず、神の意にも反したように描かれているのには理由があるようです。つまりこの時ダビデは神殿建設を控えていました。となれば彼はまず税金を集めるために納税義務者の数を調査すべきところでしたが、実際には軍事力を誇るかのように兵隊の頭数の調査をしてしまったのです。ダビデは王としてすべきことの優先順位を誤っていました。実に罪は姦淫と言った倫理的な不道徳以上のものです。神の主権を認めず、神の御心にそぐわぬことはすべて罪です。しかし歴代誌の著者はここで罪に対するさばきではなく神の恵みを強調しています。神は赦しと憐れみと忍耐に富んでおられるお方です。そのような神の憐れみのもとでダビデは悔い改めをし、人ではない神の裁きがなされることを願っていますね。

 ここから教えられることは、ダビデはイスラエルの偉大な霊的な指導者であるとも言われていますが、実際には彼も失敗を通して一つ一つ学ばせられていることです。偉人も一夜にしてはならず、神の懇切丁寧な指導による、というのが大事な点でしょう。憐れみ深い神に教えられていく歩みをしたいものです。

 では良き一週を祈ります。

 (PBA制作「世の光」2019.6.19放送でのお話より )

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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このサイトは URL名として 
http://yonohikari.biblica.info 

が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。


 
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