2025/3/20放送
「世の光」の時間です。いかがお過ごしですか? 板倉邦雄です。
今日は、「神から来た者」という題でお話ししましょう。
「神から来た者」と言いますと、神の子イエス・キリストを筆頭に挙げることができるでしょう。
次に神の預言者たち、そして神のことばに聞き従う者は神から来た者です。ヨハネによる福音書8章47節のイエス様のことばを口語訳聖書で読みます。
「神からきた者は神の言葉に聞き従うが、あなたがたが聞き従わないのは、神からきた者でないからである。」
このイエス様のことばを聞いたユダヤ人たちは激高し、イエス様に答えて言いました。
「あなたはサマリヤ人で悪霊に取りつかれている、と私たちが言うのは当然ではないか。」
ガリラヤ出身のイエス様は「異邦人(外国人)の土地」と呼ばれたナザレに育ちました。サマリヤ人は背教者・神の律法を汚す者、と考えられていました。ユダヤ人たちは、イエス様が神に忌み嫌われた者、と侮辱し、悪霊に取りつかれた者、と二重にイエス様をけなし侮辱したのです。
それに対してイエス様は答えました。
「わたしは、悪霊に取りつかれているのではなくて、わたしの父を重んじているのだが、あなたがたはわたしを軽んじている。わたしは自分の栄光を求めてはいない。それを求めるかたが別にある。そのかたはまたさばくかたである。むしろ、わたしを見ているあなたがたは、わたしをあがめようとはしないし、むしろ軽んじている。だから、あなたがたは父なる神にさばかれることになるだろう。」
と、イエス様は、自分を悪魔呼ばわりして侮辱してやまない人々に警告しているのです。
すなわち、イエス様を侮辱し軽蔑することは父なる神に対してなされているということになります。
「見ている兄弟を愛さない者は、目に見えない神を愛することはできない。」と口語訳聖書 第一ヨハネの4章の20節で語られているからです。
ですから、神から来た者は父なる神のことばを聞いて信じ従う者です。神から来た者は羊飼いである父なる神様の声を聞いて従う羊となるのです。
聖書のことばです。
「主は私の羊飼い。私は乏しいことがありません。」 詩篇23篇1節のダビデのことばです。
( PBA制作「世の光」 2025.3.20放送でのお話しより )
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