世の光の時間です。お元気でしょうか。村上宣道です。
旧約聖書の中にこういうことばがあるんですね。イザヤ書という所なんですけども、「神である主は、私に弟子の舌を与え、疲れた者をことばで励ますことを教え、朝ごとに、私を呼びさまし、私の耳を開かせて、私が弟子のように聞くようにされる。神である主は、私の耳を開かれた。」というまあこういうことばなんですねえ。で、舌を神様が与えてくださって、それは何のためかというと、疲れた者をことばで励ますためだという訳ですね。そういうことばを私に教えてくださっているということなんですね。えー、舌先三寸でっていうことが言われますけれども、この舌先三寸で人を刺すこともあれば殺すこともあり、またはそのことばで励まし生かすということもある訳ですね。えー、ここにありますように「疲れた者をことばで励ますことを教え」って、本当に私たちの使う毎日のことば、舌でですねえ、人々を励ますことができて生かすことができたらどんなに素晴らしいかなというふうに思う訳ですね。
で、その励ますことばを教えるために神は私の耳をひらいてくださったというふうに書いてあるんですね。まずうまく話し、人を励ますことばを語ることができるためには、まず耳が開かれて相手のことばを聞く、相手のいろんな気持ちを聞くということ、そして神様が私にどういうことを考えていらっしゃるのかなあ、どういうことを語れるようにすべきなのかなあっていうことについて神様のことばに耳を開いていただいて神のことばに聞くという、まず聞くことが大切なんだということですねえ。
聖書の中にもイエス様の奇跡の中でですねえ、口のきけない、いわゆる聾唖者の方、その人をいやすことのために口をどうこうするという前にですね、耳を開いてあげたっていうことが書いてあるんですね。で、耳が開かれたらその人はやがてことばを話すことができるようになったってことがある訳ですね。で、私たちはうまく話したり良いことばでってことも大事なんですけれども、そのことの前に、耳を開いていただいて人のことばに耳を傾ける。そして何よりも神のことばに聖書を通して耳を傾けていくってそのことが大切なのかなって、まず耳が開かれて、その舌が最も生かして用いていただくということが大事だろうなと思います。
( PBA制作「世の光」2005.11.14放送でのお話しより )
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