世の光の時間です。いかがお過ごしですか? 原田憲夫(はらだ・のりお)です。
さて旧約聖書の伝道者の書3章1節、2節にこう書かれています。
「・・・すべての営みには時がある。生まれるのに時があり、死ぬのに時がある。・・・」
生まれる時・死ぬ時と言えば、私たちの人生の最初の時と最後の時です。人生で最大の時です。ところがそれにも関わらず、私たちは誕生の死ぬ時を自分では選べないのです。
あなたは自分が生まれた日がどんな日であったかを御存知ですか? 亡くなった母によると、私は十二月の雷の鳴っている日に生まれたのだそうです。昔のことで思わず笑ってしまいますが、父が母をリヤカーに乗せて御産婆さんの所に駆け付けたんだそうです。でもよくよく考えてみると十二月に雷が鳴るなんて、珍しかった気がします。あなたの生まれた日はどんな日でしたか?
私たちの人生って、自分で物事すべてを選択しながら歩んでいるように思っているんですが、肝心の事は自分一人で選ぶことができないんですねえ。いかにあなたの能力が豊かで技術が優れていても、巡ってくるチャンスが来なければ実現には至りません。それで、自分で決められない時に対しては私たちはしばしば不安に駆られるものです。
けれども聖書は、私はこの大きな宇宙の中では本当にちっぽけな存在に過ぎません。それなのに、偉大な神様が私を御心に留め不思議な導きと守りの中を歩ませてくださるのです、と語っているのです。
そして古(いにしえ)の信仰者は力強くこう告白しました。
詩篇31篇14節、15節
主よ(神よ)。私は、あなたに信頼しています。
私は告白します。「あなたこそ私の神です。」
私の時は、御手の中にあります。
あなたは、誕生の時も死ぬ時も、そして自分では選ぶことができない時々も、あなたの人生は永遠の神の御手の中にあるのです。あなたが今日この神に信頼する時、あなたは神の平安を得るのです。
( PBA制作「世の光」2008.4.12放送でのお話しより )
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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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