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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■報いのある人生 /関根弘興

2019年07月26日 | Weblog
2019/6/21放送

 世の光の時間です。お元気でお過ごしでしょうか? 関根弘興です。
 イエス・キリストの弟子の一人ペテロはイエス様に従っていった人物です。そんな彼がある時イエス様に、こう言い出しました。
 「ご覧ください。私たちは、何もかも捨てて、あなたに従ってまいりました。私たちは何がいただけるでしょうか。
         (マタイの福音書19章27節 新改訳 第三版)

 まあずうずうしい質問ですねえ。ペテロは自分は何もかも捨ててイエス様に従ってきたという自負がありました。ですからそれ相応の見返りがあるはずだと思ったのでしょう。まあでもすべてを捨てて従ったのなら特に何ももらわなくても良いはずなんですけどね。

 するとイエス様は、ルカの福音書18章29節(、30節)でこう語られました。
 「まことに、あなたがたに言います。だれでも、神の国のために、家、妻、兄弟、両親、子どもを捨てた者は、必ずこの世で、その何倍も受け、来たるべき世で、永遠のいのちを受けます。
 こう言われました。

 実はこのイエス様のことばはよく誤解されてしまうことがあります。「ああそうか。家族を捨てたら幾倍かの報いを受けるのか。よし家出して父と母から逃げよう。それに妻も捨ててしまおう。こりゃあいいことばだわー。」と考えたらこれは大間違いなんですね。

 ではイエス様のことばはどういう意味なのでしょう。この「捨てる」ということばは不要になったのでごみ箱にポイと捨ててしまうという意味ではありません。聖書は白か黒かというような書き方をする特徴があります。例えばここに美味しそうなリンゴが二つあったとしましょう。私が右のリンゴを選んだら「関根弘興は左のリンゴを捨てた」とか「関根弘興は右のリンゴを愛し左のリンゴを憎んだ」というような表現をすることがあるんです。ですから神の国のために家族を捨てるというのは、家族をないがしろにするということではなくて、家族を大切にすることは大前提なんだが神様に人生を委ねて神様にすべてのことを支配していただくことを優先していきなさいね、というその事を教えている訳です。「イエス様、私がぎゅっと握っていた手を開きます。イエス様のことばを信頼し委ねて生きていきます。」と告白しながら歩むことの大切さを教えています。そしてそうした人生にこそイエス様が約束されたように、この世にあってその幾倍かを受けない者はなく、後の世で永遠のいのちを受けない者はない、とイエス様は約束してくださっているんですね。

     (PBA制作「世の光」2019.6.21放送でのお話しより)

***

 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでも、ちょっときてみました、いいですか? と言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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