2021.1.16放送
世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか。大嶋重徳です。ルカ福音書を順番に読んでいます。
12歳のイエス様がエルサレムの神殿に行き、「わたしの家は父なる神の家だ」とおっしゃったことがルカの2章に記されています。しかしその後イエス様は神殿で両親に別れを告げられたのかというと、そうではありませんでした。イエス様は生まれ故郷の「ナザレに帰って両親に仕えられた」と聖書にはあります。次にイエス様が登場されるのは三十歳になってからです。つまりここから約18年間、両親に仕えられたことになります。三十歳からの働きが始まってからは父親ヨセフの名前が一度も出てきません。父親のヨセフは亡くなったのではないかと思われます。またイエス様は大工の仕事をしていたと、とありますので父親ヨセフと一緒に大工をして家業を助けたのです。またイエス様の下にはヤコブ、ヨセ、シモンという弟たち、さらには妹たちもいました。つまり父を早くに失った後は父に代わって兄妹姉妹、母マリヤを三十歳まで支えたのです。イエス様は神の独り子でありつつ両親に仕えられました。
今回、神と人に愛されたイエス様の子どもの頃を見てきました。そしてここでわかることは、きちんと両親に仕える子どもが育つ、ということです。
聖書の十戒という教えにあるように、父と母を敬う生きき方をきちんと教えるんです。わがままに自分勝手な生き方を子どもにさせてはいけません。家のお手伝いをし、両親に仕えること、それが神と人に愛されて育つ子ども時代の生き方なのです。
しかしそれは子ども時代のことだけではないでしょう。私たちもまだ自分の人生を神と人に愛されて生きることを選びとって行かなければいけません。私たちもまた神を信じるときに、神の子どもとされるのです。神の子どもとされるとき、神様は私たちを父なる神の家で神様に愛されて神様の眼差しの中で育てられるのです。私たちの人生を誰かがとやかく言いながら縛りあげようとするときに、私たちは私の人生は神のものである、と言い抜かなければいけないのです。そのためには私たちはイエス様のように聖書を学んでいきたいと思います。またイエス様のように、誰かの思惑で生きるのではなく神の子どもとして生きていきたいと思います。そしてイエス様のように両親に仕え家族に支えたいと思います。何よりも神の恵みが今日も私たちの家族の上に注がれていることを信じ、神の子どもとして生かされていきたいと思います。
( PBA制作「世の光」2021.1.16放送でのお話しより )
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