世の光の時間です。お聴きくださり、ありがとうございます。羽鳥頼和です。
私たちは今、世界規模の新型コロナウイルスの感染拡大の中にあります。このようなコロナ禍にあって、これは神による災いだという方があるかもしれません。聖書はこのような災いについて、何と語っているでしょう。
まず神と災いの関係についてお話しします。
旧約聖書 イザヤ書45章7節で神ご自身がこのように語っておられます。
「わたしは光を造り出し、闇を創造し、平和をつくり、わざわいを創造する。」
創造主である神は災いをもつくり出すお方です。しかし果たして神のつくり出す災いは私たちを困らせ苦しめて最後に滅ぼしてしまう無慈悲な神のわざなのでしょうか。いいえ、聖書は神のなさる災いには神の正しい目的があることを教えています。今日は、イスラエルの歴史を語っている旧約聖書エレミヤ書6章から、ユダの国を襲った災いについてお話しします。
ここで語られている災いとはバビロンによる侵略です。バビロンはユダ王国の都エルサレムを包囲して滅ぼそうとしたのです。どうして神はこのような災いをユダの国にもたらしたのでしょうか。それはユダの人々が他の国の神々を崇拝し、神の命令に従わなかったからです。
しかしユダを滅ぼすことが神の目的であったのではありません。神はエルサレムの町についてこう言われました。「エルサレムよ、懲らしめを受けよ。そうでないと、わたしの心はおまえから離れ、おまえを、人も住まない荒れ果てた地とする。」(8節)
神は何とか人々を救おうとされているのです。神はあわれみ深く情け深いお方であり、何とか人を救おうとされるのです。ところがユダの指導者たちは国の存亡の危機にもかかわらず、「平安だ、平安だ。」と言っていました。神が、自分を見つめて自分の罪に気づいて悔い改めなさい、と語っているのに人々は自分のことを顧みず神を神としなかったのです。
私たちは創造主なる神のみことばを聞いて神を信頼する者となりましょう。
( PBA制作「世の光」 2020.9.26放送でのお話より )
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