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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■恐れてはなりません / 福井 誠

2015年01月29日 | Weblog
2015/1/29放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか。福井 誠です。今日のバイブル・メッセージは「恐れてはなりません」です。それではイザヤ書7章4節から読んでみましょう。
 「気をつけて、静かにしていなさい。恐れてはなりません。

 イザヤの時代、イスラエルはイスラエル北王国とユダ南王国の二つの国に分かれていました。そしてこの二つの国の両側にはアッシリヤ帝国、エジプト王国、と超大国の控えていたのです。そこでイスラエルはユダに同盟を呼びかけ、防衛を強化しようとしていました。ところが南のユダはこれを拒んだのでイスラエルは攻撃をけしかけてきたのです。ユダの人々は超大国アッシリヤの脅威よりも今まさに隣接しているイスラエル北王国の攻撃に動揺し、うろたえました。

 そんなユダの人々に神は預言者イザヤを遣わされて語りかけます。
 「気をつけて、静かにしていなさい。恐れてはなりません。・・・心を弱らせてはなりません。」 

 しかしユダの王様アハズは北のイスラエル王国に対抗するため、その背後にある超大国アッシリヤに頼ろうとしていました。目に見えない神の助けを信じるよりは目に見える確かな助けの方に心が動く。それはよく理解できることです。私たちも目に見える慰め励まし助けをこそ願うものですねえ。寂しいときには目に見えない神様が一緒にいてくれるというよりは誰かそばに一緒にいてくれる人が欲しいものでしょう。まして窮地に立たされた時は、目に見えない神様の助けを信じるよりは、いろいろと物事を調整し動かしてくれる具体的な人を願うものでしょう。

 こうしてアハズはイザヤの勧めを拒み、神を信じることを拒否しました。結果、南ユダ王国はその後アッシリヤに従属する苦難の時代に陥っていくことになります。

 こうした歴史から私たちは学ぶ必要があります。イザヤのことばは今の私たちにも語りかけて来るものです。「気をつけて、静かにしていなさい。恐れてはなりません。・・・心を弱らせてはなりません。」  神は私たちが直面する様々な脅威にあって目に見えないご自身を信頼するように語りかけています。神に頼る結果は人に頼る結果よりも良いものである。歴史の証言に耳を傾け、目に見えない神に依り頼む幸いを語る聖書に教えられていきたいものです

(PBA制作「世の光」2015.1.29放送でのお話より )

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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このサイトは URL名として 
http://yonohikari.biblica.info 

が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。


 

 
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