世の光の時間です。 お元気ですか? 岩井基雄です。
今日は詩篇の23篇の5節です。 早速お読みします。
「私の敵の前で、あなたは私のために食事をととのえ、私の頭に油をそそいでくださいます。私の杯は、あふれています。」
ここでは羊と羊飼いの歩みの表現よりも遊牧者の生活の中の表現が用いられています。 この詩篇の作者のダビデ自身が羊飼いであり遊牧の旅を重ね、また王として歩む中でもまるで遊牧のような生活があったからです。
それは不安定で危険と隣り合わせの生活をも意味していました。 アラビア地方の遊牧者の生活においては住居としての天幕が聖なる逃れの場としても用いられ、逃亡者は天幕の主人の好意によって安全を保証されることがありました。 ダビデもそのような逃亡者として匿(かくま)われる経験をしました。 敵が近付く中で逃げまどい、自分の居場所を探し回るようなこともあったのです。 しかし、そのような中にあっても、神様にある守りは自分の敵の前でも平安で、平然と食事ができるように安全で力強いものでした。
神様はあらゆる状況の中で敵の前や悲しみや苦しみがある中であっても、私たちに喜びと平安と力を与えるのです。 別の詩篇45篇7節には、「あなたの神は喜びの油をあなたのともがらにまして、あなたにそそがれた。」とあります。 神様は私たちの人生に喜びの油を豊かに注いでくださるお方です。
この神様に信頼する歩みはまさに「私の杯は、あふれています。」と表現できるような人生です。 杯とは人生そのものを意味することばです。 まことの神、まことの羊飼いに導かれ養われる生涯は、神御自身からの豊かな守りともてなしを受け、神様の恵みと平安が満ち満ちる人生なのです。
この豊かな人生はあなたにも用意されています。 あなたも、たとえどのような中であっても人生という杯が喜びと感謝で溢れるような歩みを始めませんか?
「私の敵の前で、あなたは私のために食事をととのえ、私の頭に油をそそいでくださいます。私の杯は、あふれています。」(詩篇23篇5節)
(PBA制作「世の光」2010.2.19放送でのお話しより)
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