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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■そこで主に祈った / 福井 誠

2016年06月23日 | Weblog
2016/6/23放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 福井 誠です。今日のバイブル・メッセージは「そこで主に祈った」です。それでは第一サムエル記8章6節から読んでみましょう。
 「彼らが、『私たちをさばく王を与えてください。』と言ったとき、そのことばはサムエルの気に入らなかった。そこでサムエルは主に祈った。

 イスラエルの指導者サムエルは年老いて自分の息子たちを後継者としました。ところが息子たちは利得を追い求め、賄賂を取り、さばきを曲げる者たちでした。正義を守ることよりも私腹を肥やすことに心を向ける者だったのです。ですからイスラエルの長老たちはサムエルのしたことを不服に思い、この機会にイスラエルが他国並みに王政を取り入れて王様を立てることを望んだのです。

 もちろんサムエルはそれが気に入りません。ただサムエルの偉いところは、そこで神様に祈ったところですね。サムエルは何とか自分の息子に後を継がせようと頑張ったり争ったりせずに、自分のしたことも含めて正しいことを示される神様に求めて、何が正しいことであるか何が求られるべきことであるかを探ろうとしました。

 そのようなサムエルに神様は、民の声を聞き入れよ、と指示されました。確かに私腹を肥やすことに熱心な者を国のリーダーにするなど神様も望んでおられなかったのでしょうね。しかしイスラエルの民の要求の問題も同時に神様は示されましたね。他国並みに王制を取り入れることは結果的に主を退けることになる、と。つまり物事を正しく導くのは王様ではなく目に見えない神様です。サムエルの息子は確かに指導者にふさわしくはなかったかもしれませんが、完全な人、完璧な指導者などいないのですね。求めるべきものは天地万物を支配しておられる唯一まことの神様、正しい神様の導きですね。国を正しく導いてくださるようにという神様への祈りです。

 人は誤り易く限界を持つものです。不完全で自己中心な罪に満ちた者ですね。それなのに人間は悲しいかな、弱さを持った人に頼ってしまいやすいものです。そういう矛盾があることを心得ておきたいものですね。そして完全な導きを与えてくださる神様にこそ信頼し、神の与えられる祝福の中に歩ませていただきたいものです。

(PBA制作「世の光」2016.6.23放送でのお話より )

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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このサイトは URL名として 
http://yonohikari.biblica.info 

が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。


 

 
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