♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■植物のいのちを見つめた 宮部金吾 / 岩井基雄

2016年06月24日 | Weblog
2016/6/24放送

 世の光の時間です。お変わりありませんか? 岩井基雄です。
 第三週の金曜日はマルコの福音書から学んでいます。
世の光の時間です。お元気ですか? 岩井基雄です。月の最後の金曜日は歴史の中を歩んだクリスチャンの生涯から学んでいますが、今日は宮部金吾について学んでみましょう。
 宮部金吾は万延元年1860年に関東武蔵の国に生まれます。札幌農学校二期生として学び、聖書に触れ、救い主イエス・キリストを信じます。そしてへ神様の創造物の一つである植物に心を留め、研究を続けたのです。1881年、明治14年、札幌農学校を卒業し、2年間東京大学の派遣の後に札幌農学校の助教授として働き、植物園の開設を命ぜられていきます。宮部は一貫して植物学の教育研究に専念し、その学問的領域は細菌学また植物病理学、植物分類学、植物地理学、樹木額、アイヌ植物学など実に幅広い分野にわたり、研究対象も陸上の植物にとどまらず海藻類にも及びました。とりわけそれまで詳細な調査研究が行われていなかった昆布については北海道の沿岸各地で実際に採取して観察を行いました。今から120年も前の開拓途上の北海道は想像もつかないような困難な旅だったでしょう。しかし彼の調査報告によって今までは十分に顧みられなかった存在に光があたり、豊かに用いられ現在に至っているのですね。それは彼の神様の信仰から生まれていったものだったと言うことができるでしょう。敬虔なクリスチャンとしても宮部金吾は、弱く小さな存在にも神様の愛が届くようにと、札幌独立教会の創立と維持発展に尽力していくのです。

 聖書のことば
 「 ゆりの花のことを考えてみなさい。どうして育つのか。紡ぎもせず、織りもしないのです。しかし、わたしはあなたがたに言います。栄華を窮めたソロモンでさえ、このような花の一つほどにも着飾ってはいませんでした。 しかし、きょうは野にあって、あすは炉に投げ込まれる草をさえ、神はこのように装ってくださるのです。ましてあなたがたには、どんなによくしてくださることでしょう。
         新約聖書ルカの福音書12章27節、28節

 どんな小さな存在も神様の前には決して忘れられていません。神様の創造の素晴らしい作品であるあなたも、神様は永遠の愛で愛し、慈しみ、そして豊かに用いてくださいます。

  (PBA制作「世の光」2016.6.24放送でのお話しより)

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。
こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし、日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。
PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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