2025/5/21放送
「世の光」の時間です。お聴きくださりありがとうございます。羽鳥頼和です。
昨日は、キリストが仲介された「新しい契約」による神の救いについてお話ししました。
今日は、キリストによる救いである十字架についてもう少し詳しく、そして、新たにキリストの再臨について新約聖書へブル人への手紙9章からお話しします。
キリストは新しい契約の仲介者であると教えられていました。この新しい契約の内容は、神が一方的に約束して定められたもので、この契約によって私たちは神との信頼関係を築くことができるのです。
普通、契約は当事者同士が契約を結ぶのですが、このキリストが仲介される新しい契約は遺言と同じであると教えられています。
遺言は人が死んだときに有効になります。同じようにこの新しい契約はキリストの十字架の死によって有効になったのです。
もともと旧約聖書で定められた神との契約は屠られた家畜の血を抜きにしては成立しませんでした。実際に契約を結ぶとき、その契約を結ぶ人々にその血がふりかけられることによってその契約は成立したのです。
しかし今は十字架で流されたキリストの血によって私たちはきよめられて罪を赦され、この新しい契約に加わることができるのです。
キリストは多くの人の罪を負うために十字架でご自分を献げ、救いを成し遂げられました。
それだけではありません。キリストは十字架で死んだあと三日目によみがえらされ、天に帰られました。今、天におられるキリストは再び地上に来られます。
それがキリストの再臨です。その時、キリストがまことの王として来られ、神の国がこの地上に実現するのです。これがキリストの再臨によって成し遂げられる神の救いです。
キリストの再臨の時、神の救いは完成します。私たちは、キリストのような栄光ある姿に変えられて、神の御前で神を礼拝することができるのです。
( PBA制作「世の光」 2025.5.21放送でのお話しより )
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