2025/5/20放送
「世の光」の時間です。お聴きくださりありがとうございます。羽鳥頼和です。
昨日は、キリストが新しい契約の仲介者であること、そしてこの新しい契約は神と人との信頼関係を回復することであり私たちの救いであることをお話ししました。
今日は、キリストがどのように新しい契約の仲介をされたのか、新約聖書へブル人への手紙9章からお話しします。
キリストは今、天にある「幕屋」に仕えておられます。幕屋とは神を礼拝するところです。
地上にも幕屋がありました。イエス・キリストがお生まれになる前の旧約聖書の時代の幕屋は、神が作るように命じられたものです。今は、キリストの教会が神を礼拝するところとなっています。
旧約聖書の時代、最も重要なことは大祭司が毎年一度、幕屋の一番奥にある「至聖所」と呼ばれる部屋に入ることでした。それは神が定められたもので、人を救うための儀式でした。
至聖所に入るとき大祭司は、人が犯した罪がきよめられるために、いけにえの血をもってそこに入ります。
こうして人の罪がきよめられて神との関係が回復され、人は神の前に出ることができるのです。
このことを大祭司は毎年繰り返し行わなければなりませんでした。
しかしキリストはただ一度、十字架にかかって死なれ、その時流されたご自分の血によって救いを成し遂げられたのです。この救いは完全で永遠の救いです。キリストはご自分が十字架にかけられて死ぬことによってこの永遠の救いを成し遂げられたのです。
キリストが十字架で流された血によって新しい契約が成立しました。
新しい契約は、私たちをきよめて罪から離れさせ、神に近づき、神に仕える者として神との信頼関係を回復してくれるのです。
これがキリストの十字架によって与えられる神の救いです。
( PBA制作「世の光」 2025.5.20放送でのお話しより )
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