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「日本に生まれてよかった!」から 2/3 戦争をしたくてもできない法律

2017-01-25 09:00:14 | 本や言葉の紹介

 「日本に生まれてよかった!」(永六輔、ケン・ジョセフ 徳間書店)から、対談でのケン・ジョセフさんの発言を抜粋します。

●戦争をしたくてもできないという法律(憲法)がある日本はすごい国
 (湾岸戦争のときに難民キャンプに入ったとき、難民の人と話したことから)
 (難民の一人が)「日本ってすごい国だ」というんです。「日本には、戦争をしたくてもできないという法律があると聞いたんですが本当ですか」という。
 そうしたら中央大法科のやつがいて、「それって憲法のことをいってるんじゃないですか」という。それで「あ、そうか」と思って、それでまた「まあ、いちおうそうなっているみたいですね」と。
 そのときはそれだけの話だったんですけど、その後、キャンプに入って、夕方になってみんなと話しているうちに、はじめて「あっ」と思った。
 彼らみたいにいつも戦争ばかりだと、お金があってもどうにもならない。そういう彼らにしてみれば、戦争をしたくてもできない法律がある日本という国がすごいということだったんです。 実際、ぼくたちが帰るときにも、みんな集まってきて、「私たちもいつか日本みたいになりたい」という。彼らからいわれてはじめて、ああ日本はすごい国なんだと思い知らされたのが憲法のことだったんです。


  「日本人は“平和憲法”を持っていることがどんなにすごいことかをわかっていない」と気がついたそうです。うーん、憲法の内容って案外知られていないもんねえ。
 憲法は、権力を持っている存在が勝手なことをしないようにするためのものなんだよ。
  国民をしばるためのもんじゃないんだよ。それを改悪しようとしている流れはやめさせようよ。