前のブログに載せ忘れたのでここに置きます。すみません。
次は「本音のコラム」欄、山口二郎さん(法政大教授)の発言からの抜粋です。
●自由の危機
今回のテロ事件は彼(安倍首相)の改憲戦略にとって渡りに船ということになろう。
私たちが確認しておかなければならないのは、政府が打ち出すテロ対策なるものが本当にテロを抑止する効果があるのか、政府の側が立証責任を負うという原則である。谷垣自民党幹事長は共謀罪新設の必要性に言及した。しかし、彼はそれがなぜテロを防止することに役立つのか、説明していない。まして、憲法改正によって政府が自ら認定した緊急事態において巨大な権力を持つようにすることが、なぜ国民の安全を守ることになるのか、安倍首相には説明できないだろう。
テロへの恐怖が権力を無条件で正当化する時代を繰り返してはならない。