花の四日市スワマエ商店街

表参道スワマエ商店街会長のひとり愚痴

男はつらいよ 純情編

2013年05月17日 | 映画の名言、映画の迷言

「男はつらいよ」シリーズの中でも、第6作目の純情編は素晴らしい。

森重久弥、若尾文子、宮本信子と豪華キャストが揃っていて、寅次郎の故郷を思う気持ちが色濃く出た秀作です。

ラスト。柴又の駅を去る寅次郎を見送るさくら。このシーンには忘れがたい感動を受けました。

 

さくら 「お兄ちゃん、またどっかに行っちゃうのね」

寅 「さくら・・・・・覚えているかい、この駅でよ。

 オレが16の時に親父と喧嘩して家出したら

さくら 「そうね・・・確かにね

 なんだかお兄ちゃんと

 別れるのが辛くて

 どこまでも追っかけてったんじゃない、私」

寅 「そうよ、追っ払っても、追っ払ってもよ

 え、お前泣きべそかいて よちよち くっついてくるんだろう

 オレ困っちゃったよ。

さくら 「ねぇ、お兄ちゃん、もうお正月も近いんだしさ

 せめてお正月までいたっていいじゃない

寅 「そうもいかねぇよ、オレたちの稼業はよ

 冷てぇ風に吹かれて物を売らなきゃならねえ稼業なんだよ

 皆によろしくな。博と仲良くやるんだぞ

 じゃあな さくら

※電車に乗る寅

さくら 「あのね お兄ちゃん 辛いことがあったら

 いつでも帰っておいでね

寅 「そのことだけどよ

 そんな考えだから オレはいつまで一人前に・・・・・・

 故郷(こきょう)ってやつはよ!

さくら 「うん

※閉まる扉

寅 「故郷(こきょう)ってやつはよ!

さくら 「なに!

えっ!なに?   なんて云ったの!?


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