花の四日市スワマエ商店街

表参道スワマエ商店街会長のひとり愚痴

No.49椙山氏の「思い出写真をめぐって」①

2020年05月12日 | レモン色の町

伊勢生まれの下総人さんから『鉄道資料』が届いた。京都が本部の鉄道史資料保存会が発行したもので、1979年7月刊とある。かなり専門性の高い本で、各地の列車の写真や図面、それに時刻表等が掲載されている。ここに椙山 満先生の投稿があったので紹介させていただく。

 最近(昭和54年)私の周辺でここに紹介する写真が発掘された。タイムトンネルをさかのぼって説明を加えたい。

駅舎は北向きだった

 明治40年ころの四日市駅前風景。大正末期に西駅ができてからはのちにこれを東駅と呼ぶようになった。玄関前に並ぶ人力車はこの時代のタクシーであった。大八車など荷車が出入りする駅舎左側は貨物駅で、木戸があって 右側ずっと貨物ホーム続く。石畳の左は 運河でそれが四日市港まで続いていた。右側のお堂のような建物は便所で、その手前には創業当時からの油庫があった。明治23年の年の瀬も迫った25日、ここに英国製機関車の黄色い汽笛が鳴り渡って 関西鉄道は草津まで創業を始めた。上の写真は国有化前後のものといわれる(明治40年ころ)。母親の背から汽車の煙を眺めていたこの子たちも、私たちと同じようにレイルファンになったであろうか?

明治44年

 


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